青年自閉の母はいくつになっても悩めるお年頃・・・(●´ω`●)あーんなことやこーーんなことを思うだけで胸がいっぱいになり・・・めんどくさー(。-`ω-)って思う。。。
本日のお悩み相談はズバリ「知的障がい者と健康について」。
いつの時代も人々の関心事の中に「健康」のことはあるものです。「〇〇が★★に良いらしい」と聞けばスーパーからその★★がゴッソリと消え果て、「◇◇を1日10分すれば健康長生き!」と言われたらその◇◇を2日は頑張り・・・人生100年時代があと50年は続くと信じて疑っていない人の何と多いことか(トトトン!!とSE)
しかし知的自閉にそんな知識があるのかと聞かれたら・・・あったらきっとそういう診断は受けてないだろうよ!と全国の保護者から総ツッコミが入るであろうことは容易に想像が出来るわけでございます。
うちのかいとさんも然りでして・・・「カラダにいい」「健康になれる」よりは「より美味しいかどうか」に重点が行くわけなので、こっちが見てると目をそらしたくなるほど調味料の使用量が多かったりするわけです。
年金申請でお世話になった社労士さんも「味の濃い食事を好む子がやっぱり多い傾向ですよね」と言ってたくらいですから、あながち統計的にも間違っちゃいないんでしょうな。
(このあたりでそぉーーーっとしれーーーっと羽織を脱いでみる)
「かーさん、これ貰って帰った。見せなさいって」
とある日、A4くらいの派手な紙きれを渡してきたかいとさん。仕事場からの手紙かなーと思ってよく見たら・・・健康診断の結果表。
うっわーーーーー・・・成績表とどっこいくらい、いやむしろ成績表以上に見たくない・・・:(;゙゚''ω゚''):
それでもかいとの手前見ないわけにはいかないので
そもそもこういう書類って、印刷してからどうやってこのミシン目とか付けるんだろう?
両面印刷して貼り付けるんかな?それとも後からミシン目を入れる工程とかが機械であるんかしら??一度でいいけ、工場見学してみたいなー
・・・全く関係ないことを考えて気を紛らわせながらピリピリとミシン目を破るかいと母でございます。でも昔からペリッと剥がすタイプのハガキとかミシン目開封の封筒はどういう風に作られているのか疑問に思ってる(何度も思ってるけど調べてない)のはホント☆
数字ばっかりで目が痛くなるこの検診結果表でございますが、かいと母は目を疑いました。老眼症状がとうの前から出ており、この前なんざ、赤とんぼが大量に飛んでるのを見て飛蚊症かガチトンボかの判断が瞬時に付かず暫くその場に佇んでしまった怪しいレディーを演じてしまいましたが(演技じゃなくリアルだったけど)。。。そんなかいと母が見たものは
要再検査
はぁ???ですよ。はぁ?じゃあくてえ?とか何で?とかだったかもしれませんが・・・とにかくビックリ仰天したわけです!!
確かに去年や一昨年もちょーーっと気になる数値があったりしたんですけど、様子見でも大丈夫な意味のことが書いてたからとりあえず保留してたんですけどね、今回についてはこりゃマズイなと。
味のはっきりした食事を好む性質なので心当たりがありまくりなところもあり・・・意を決してかいとに伝えたんです。
あのね、この前の健康診断の結果なんじゃけど、ちょっと慣れた病院でもう一回診て貰ってくださいって書いてあるんよね。
今度の君のお休みの日に、かかりつけ医に行ってみようか。何かあったらいけんけ。
ここでかいと母は思い出したのです。幼少期なら絶対こんな説明じゃ納得しなかったよなと・・・。滅多に病院何て行かない子だったからたまに行くと泣いてわめいてパニック起こして、先生にわざわざ駐車場まで下りて来て頂いて社内診察して頂いたことも複数回(;´・ω・)よく虐待扱いされなかったなと思うほど泣かれて喚かれたなぁと・・・しみじみするわけですよ。
保育園児が上記のような説明で納得するのか不明ではありますが、とりあえず今のかいとのレベルであればこんなさっくりした説明でも
「分かった。オッケー( ̄ー ̄)」
かいと母は思わず言いましたよね、「ありがとう、いい返事です」(もちろんBGMはあのクラシック曲です)。
たぶん順調に何に困ることなく育ってきた子なら口から出ないセリフなんですけど、年金申請のための育成履歴作成でトラウマになるほど実はかいと育ては大変だったと気付いた過去を思い出したら・・・つい出たんですよねぇこのセリフ(トトトン!)
そして今日。かいとの公休日だったのでカレンダーに病院に行く旨記載しておいて事前準備もばっちり。
いざかかりつけ医に行き、20年前と変わらない受付さんと看護師さんに事情を説明して診断結果の書類も預けていざ診察ですよ。
首が座らない頃からお世話になってる病院なんですけども、ソファーの色もマイナ保険証が使えない受付台も変わってないなぁとしみじみですよ。インフルかかったときにリレンザ飲まなくて大変だったとか、予防注射から流行り病(手足口病など)に次々なって良く駆け込んだなー診断書作成も一時期お世話になったなーとか、土砂降りの如く記憶の断片が降ってくるわけです。
もうちょっとネタ仕込んどいても良かったなーなんてことも思ったとか思わなかったとか・・・(トン!トン!)
さて診察室に入り、かくかくしかじかと事情を説明するかいと母です。
こういう時かいとが一人で症状や時系列を説明するのはどんなに甘く見てやっても無理だと思うのですが、だーーーれも今まで教えてくれたことが無かったので、かいと母の新たなる悩み発生の瞬間に立ち会えました!!
歯医者のクリーニングくらいならノープロブレムでございますが、内科をはじめ、整形外科だの耳鼻咽喉科だの、ましてや心療内科とかどうするってんですか!!歯医者でも治療が入ったらもうそれは大プロブレムですよ!!直ちに優秀な通訳か理解者を派遣して頂かないと、困難を極めるわけなんですよ!!!
そんなの就学時代から教えといてくださいよぉ(ノД`)・゜・。
ってことなんですよ!!かいと母みたいに頭で分かってるけど人に説明するのが苦手なのもいますけれど、かいとはまた脳内レベルが違う(と思われる)んです!!(トン!トン!)
なんて一人内心取り乱すかいと母を置いといて、手慣れたかかりつけ医は結果表を見て・・・
「うーーーん、年齢からしたらちょっと数値が高いかなぁ・・・でもなぁ・・・」
でもってなんスカ!?ってなりますよね?なりますよね??いいんですけど・・・なりますよね???
言えないですけど、かいと母も一昨年くらいからプチ放置してた心苦しさがあるだけに反論できず見守ってたら・・・
「ちょっとそこで横になって血圧計ってみようか。はい、息吸ってーー・・・吐いてーー・・・」
言われた通りに従う知的自閉者(かいとさん)を見ながら、ちゃんと言われたことは出来るんだなと妙に感心もする次第です。
出された血圧結果は・・・
「あ~上が120なら全然問題ないない。
緊張して血圧上がってただけじゃないの?
血圧なんてちょっと緊張したり動いたりしたらすぐ変わるから、いま140とかあれば気になるけどこれなら問題ないでしょう。
血糖値も食後の数値は信用できないから、今度食事抜きで血液検査してみましょうかね」
・・・実はかいと母も「白衣高血圧の疑い」じゃないかと血圧に関しては思ってたんです・・・いや、ホントに(;´・ω・)
健康診断日が近づくにつれて
「注射されるの嫌だなーー、やりたくないなーーー」
そんなとのだって注射平気なのにかいとが怖気づいてどうするん!っていっつも話してたから。。。とのは病院大好きなので違う意味での「白衣高血圧犬」だと思うほど。
家の血圧計じゃ当てにならないと思い、でも「白衣高血圧」を疑ってたかいと母からしたら
「・・・ですよねぇ( ̄▽ ̄;)」
って返事にもなりますわよね・・・。
とりあえず「血糖値検査」の宿題はまだあるものの、血圧に関しての疑いは晴れたのでホッとした診断結果でございました。
青年障害者って「親が亡き後の住処がうんたら」とか「お金の管理がどうのだから後見人が何たら」とかは就学時代から何度か耳にしたことはあるので、それこそグループホームの話とか年金申請のやり方とか就労サポートのことなどチラチラ教えて貰いましたけども、健康についてとか病気やけがを負った際の対応についてって、だーーー・・・れからも話に聞いたことが無いことに気付いたわけですよ。
かいと母レベルの通訳人(かいとにとって)ってだれかいますか??なれますか???何なら体力差を考慮して5歳差刻みくらいでかいと母クローンが10人くらい欲しいとリアルに思いましたよ???
「3COINSに行って仕事着用ズボンベルトが一人でちゃんと買えたよヽ(^o^)丿」と喜んで報告してくるかいとも結構なんですが
「今日内科に行って、診断結果を主治医から聞いてきたよ。かくかくしかじかだったから納得して同意書にサインしてきた」
とか聞ける日がいつか来る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わきゃ何年経っても、いえ永久にござんせん・・・
出来たらそれはマルB保持者じゃありませんから<(_ _)>