ちゃんちゃこ50/きたかたよしろう

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ヤングおー!おー!のこと。やっさんに説教された?50th episode 6

2024-05-18 | 明日が見えるかな?

僕達が初めてテレビの番組収録に訪れたのは、1974年10月のことだった。大阪は堂島のSABホール、収録番組は「ヤングおー!おー!」だった。

この伝説のバラエティー番組がスタートしたのは、1969年7月3日、僕達が出演の番組スタートは1974年11月3日だった。当時のパーソナリティーは斎藤務さん、司会は桂三枝(現文枝)さん・笑福亭仁鶴さん、レギュラーは横山やすし・西川きよしさんという豪華な顔ぶれだった。後で知ったことだが、元々はMBS毎日放送の人気深夜ラジオ番組「歌え!ヤングタウン」のテレビ版として、この番組が企画されたとのこと。このMBSの同番組の、TBSバージョンで関東ローカルで企画された番組が、「ぎんざNOW!」だった。有難いことに、小澤音楽事務所のパワーとレコード会社宣伝マンHさんのおかげで、この伝説の3番組全てをレギュラー若しくは準レギュラーとしてデビューさせて頂いたのだ。

ヤングおー!おー!の当時のレギュラーで忘れられないのは、まだ若手新人芸人として、ユニットを組んでいた「ザ・ぱんだ」だ。桂文珍・月亭八方・桂きん枝・林家小染の4人組の皆さんだった。SABホールの楽屋は一階の大部屋と二階の個室に分かれていた。大部屋には新人や若手タレント、2階の個室には大御所やベテランゲストが利用していた。ザぱんだの皆さんは一階の大部屋だったので、毎回楽しくお話させていただいた。特に文珍さんは京都の立命館出身ということもあり親しみやすくてよくおしゃべりしたものだった。楽屋で特に印象が残っているのは、個室の横山やすし師匠がよく下の大部屋に顔を見せてもらったことだ。ある収録日で時間の余裕が有った時に、フラフラとやすし師匠が降りて来られて、僕達が挨拶すると、やっさんが「お前ら新人やな?新人は・・・・に気をつけなあかんにゃで~、ほんで・・・・ような夢を持って・・・まあ頑張れや~」ととても気さくにアドバイスをもらったことが有った。感激した。

僕らはデビューの2か月前からヤングおー!おー!の今月の歌というコーナーで、松本隆作詞・穂口雄右作曲の「君をさらいたい」という曲を3か月連続で歌い続けた。ワンクール12回、日曜日の18時ゴールデンタイムで歌ったのだ。なので、デビューシングルは「空飛ぶ鯨」と「君をさらいたい」が両A面扱いという不思議な構成でデビューした。なのでジャケットの曲目扱いではB面になった「君をさらいたい」がやたらにデカい。

下の写真は記念にとっておいた、1974年10月20日(僕達初の収録日)の進行台本の表紙だ。今となっては半世紀前のお宝なのだ。

それでは、歌いまくった「君をさらいた」の2007年ちゃんちゃこ再結成の公開リハーサルバージョンでお聞きいただこう。それでも20年近く前の二人だ。

君をさらいたい by ちゃんちゃこ

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