丘の上のハローさん

幻だけどよく覚えているとあいつが言うんだ
横須賀の街は眩しかったあの丘の上
ヘリを積んだトラックが行くのをじっと見てた
ルート１６　ルート１６　空は青く情けなかった
そしてハローさんが居たんだ　ハローさんが笑った
ハローさんがネグリジェ姿で突っ立っていた

フエンスの向こうはピカピカヤンキーってあいつが言うんだ
ゲートに佇むMP野郎のライフルが怖かった
汐入あたりのドヤ街なんかとペプシはミスマッチ
一言「ハロー！」でブラック野郎が１０円玉を親指で投げた
そしてハローさんの声がした　ハローさんのルージュが
ハローさんの哀しい匂いが漂っていた

追浜の丘の白いハウスさとあいつが言うんだ
白い冷蔵庫が新車みたいに光ってた
水玉模様のワンピースにヘアーバンド
ハローさんの痩せた体が風に吹かれて揺れていた
そしてハローさんがセクシーな膝を　ハローさんがくねらせながら
ハローさんが海を見つめて誰かを待ってた

いつ頃消えたか知ってもいないとあいつが言うんだ
ハローさんもヤンキーも消えて時代が消えて行った
そして夕日よりも長く続く滑走路だけさ
ジョニーのローラースケートは何処までも何処までも滑って行けた
そしてハローさんのクリクリ頭の　ハローさんのハーフブラックの
ハローさんのあの子供達は何処の空の下へ

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時は過ぎて風化して、いつも新しい風景を連れて来ます。
過去の風景を忘れたらその人はとても寂しい人になると思います。
過去の風景ばかり追いかけてもやっぱり寂しい人になると思います。

突然ですがミニライブの案内

会田さん追悼の意味で共通の友人Ｍさんが横須賀でライブを
企画してくれました。
Ｍさんは横須賀生まれで僕に「丘の上のハローさん」のストーリー
を話してくれた人です。「旅に出るなら」の作者です。
横須賀のＭさんのお友達のすし屋さんでのライブです。
演歌好きのお客さんが多いその店に僕がギター一本引っさげて
突然歌いだすわけです。テヤンデー！とかゆうてみたりして～
でも、横須賀のお寿司おいしそ～う！

「会田さん追悼横須賀すし屋ライブ」

場所は
横須賀市追浜本町１－４３です。
電話046 (865) 4448
　寿司文（すしぶん）
　 京急線追浜駅下車、夏島貝塚通り直進徒歩５分です。

　日時８月８日　土曜日
　開場５：３０
　開演６：００～
　１ドリンク（ビールかウーロン茶）
　 １，０００円でそのほかは個別注文で対応