10月23日に公開された、ザ・バンド「once were brothers」を観てきた!
コロナ禍で上映館が少ないのか?現在は山手線内では、有楽町と澁谷の2館のみの上映となっている。
ということで、平日の昼間にもかかわらず、昭和40年代にザ・バンドやディランに憧れていただろうと
思える、おじ様達がメインで8割がた客席は埋まっていた。
僕もワクワクしながら、場内は暗くなった。
シンプルに感動した。
レコードと映画「ラストワルツ」でしか知らなかった、ザ・バンドメンバー?仲良し組のビッグピンクでの
風景が飛び込んできた。感性と気分とリズムがピッタリ合ったバンド演奏って何て素敵なんだ!
まさに、「かつて僕らは兄弟だった!」の風景だった。そしてディランとの友情、信頼関係。伝説のビッグアーティスト達
が語る、ザ・バンドへのリスペクト。クラプトンはバンドメンバーに入れて欲しいとウッドストックまで出かけて行った
とまで語っている。流れる大好きな曲の数々。確かに68年当時のサイケデリックサウンドとは真逆な、カントリーロックサウンド。いかにザ・バンドがユニークなバンドであったことか!
しかしそんな時代は永遠には続かない。季節は風に吹かれて、流れてゆく・・・・。
この映画を観て、「ラスト・ワルツ」の映画の意味がはっきり解ったような気がする。
クライマックスでラストワルツの映像が流れた時に涙したのは、悲しいからではなかった・・・。