ちゃんちゃこ50/きたかたよしろう

きたかたよしろうのブログです。ライブのことや音楽のことをささやきながらスローにやっております~

ザ・バンドのドキュメンタリー映画を観た。

2020-10-30 | 明日が見えるかな?

10月23日に公開された、ザ・バンド「once were brothers」を観てきた!
コロナ禍で上映館が少ないのか?現在は山手線内では、有楽町と澁谷の2館のみの上映となっている。
ということで、平日の昼間にもかかわらず、昭和40年代にザ・バンドやディランに憧れていただろうと
思える、おじ様達がメインで8割がた客席は埋まっていた。

僕もワクワクしながら、場内は暗くなった。
シンプルに感動した。
レコードと映画「ラストワルツ」でしか知らなかった、ザ・バンドメンバー?仲良し組のビッグピンクでの
風景が飛び込んできた。感性と気分とリズムがピッタリ合ったバンド演奏って何て素敵なんだ!
まさに、「かつて僕らは兄弟だった!」の風景だった。そしてディランとの友情、信頼関係。伝説のビッグアーティスト達
が語る、ザ・バンドへのリスペクト。クラプトンはバンドメンバーに入れて欲しいとウッドストックまで出かけて行った
とまで語っている。流れる大好きな曲の数々。確かに68年当時のサイケデリックサウンドとは真逆な、カントリーロックサウンド。いかにザ・バンドがユニークなバンドであったことか! 
しかしそんな時代は永遠には続かない。季節は風に吹かれて、流れてゆく・・・・。
この映画を観て、「ラスト・ワルツ」の映画の意味がはっきり解ったような気がする。
クライマックスでラストワルツの映像が流れた時に涙したのは、悲しいからではなかった・・・。

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河は眠らない 開高健

2020-10-16 | 明日が見えるかな?

エディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなり、筒美京平さんが亡くなり、音楽に満ちた昭和がまた一つ遠くなったような気がしています。人生とか終焉とかに向き合える秋が深まりつつあります。
僕の人生に多くの深みを教えてくれた作家が居ました。開口健氏です。
大ファンでエッセーも小説も沢山読みました。そして、テレビ番組としてのドキュメント作品はほぼ全部拝見したと思います。その中でも、特に印象に残っているのが、「河は眠らない」という作品です。河の流れに人生、自然の節理などが淡々と語られています。もう一度みたいなぁと思っておりましたら、今の時代は凄いですね、なんとYouTubeにアップされていました!この語りの中で、「何かを得るには何かを失う。そのバランスシート(損得)は誰にも分からない。人生のバランスシートは死んでも神様は教えてくれない」というようなことが語られています。ところどころ、音声が飛んでいますが、何とも心静まる映像です。お時間宜しい時に一度ご覧になられては?


河は眠らない 開高健
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