goo blog サービス終了のお知らせ 

4匹の子ぶた

4人の子供を持つ父親の思いつき日記。2005年頭に大怪我したのをきっかけにブログを始める。

こんなものまで

2005-03-22 21:27:21 | 大怪我
今日は診察とリハビリに行ってきました。
連休明けという事もあり、診察してもらうまで2時間かかりました。その間小説を読んでいたので待っていることが苦ではありませんでした。入院中に暇のつぶし方をちょっとだけ習得したようです。

怪我をして初めてわかったのですが、療法士の国家資格には作業療法士(occupational therapist、OT)と理学療法士(physical therapist、PT)の2種類があるようです。自分のような手の怪我などは、OTの専門のようです。

通院している病院のOTの先生が退職し、また今日の診療で
「こんな遠くまで来て(片道車で1時間半)リハビリの必要はもうない」
といわれたので、週末から近くの病院にリハビリに通う事にしました。
あくまでもリハビリの必要がなくなったのは屈腱の事であり、神経に関しては回復を待つより仕方がないのです。
リハビリの先生曰く
「動きが”0”の物に関してはリハビリのしようがない」
そうです。つまり神経が回復してちょっとでも筋肉に動きが出てこないとリハビリできないそうです。そりゃそうだ。
残念!!

まぁそれでも断裂した7本の腱の回復は順調で、関節もそんなに硬くなっていないのが救いかな。
現在は、握力や筋力を高めようといろいろな物を道具にして自宅でもやっています。
市販されている握力を強くする道具、指先を鍛える道具、そして手首を鍛える道具(借り物)が主流です。
また家の中の物では、階段の手すりに指の第一関節から先を引っ掛けて鍛えたり、ブラインドの紐(木のブラインドで開け閉めがちょっと大変)を摑んで開閉したり、挙句の果てには写真のように電動ドライバーの収納BOXをダンベル代わりにしています。これは結構HITでした

探せばなんでも筋力UPの道具に変身です


尺骨神経断裂(その1)

2005-03-21 20:37:50 | 大怪我
以前書いたように、ガラスで手首のところで尺骨神経を切ってしまいました。
手術によって繋いでもらってはいるのですが、当然すぐに回復してくるわけではなく、もろに神経麻痺の症状が出ています。

手首より先の尺骨神経に支配されている筋肉は動かないので、その部分はかなり痩せてきています。手の筋肉はほとんど尺骨神経の支配下にあるそうです。小指と薬指、そして手の尺側(小指側)の知覚もありません。

さてどうゆう動作をする筋肉が動かないのかというのを、数回に分けて書いていきます(気が向いた時に)。
まず今日のところは、小指側からいきましょうか。

1.小指外転筋:小指を外側に向け、手のひらの方に曲げる

2.短小指屈筋:小指の基節(根元)を曲げる

3.小指対立筋:第5中手骨(手首から小指の間の骨)を親指側に引く(親指と協力して物をつかむときに働く)

これら1~3の筋肉は手の平の小指側、いわゆる手の平の腹の部分にあります。

以上のことをふまえ左右の手の動きを比べてみました。


写真は向かって右が左手で、左が右手です。

左手は小指の根元でしっかりと曲げられ、手のひらにくっつくぐらいになってるのがわかると思います。
それに対し右手は、小指の根元の曲げは中途半端で、到底手のひらには達しなそうなのがわかると思います。

まだこれは症状の一部に過ぎません。
教科書的な筋肉の作用と、自分の手の動きを照らし合わせながら症状を書いていきたいと思います。

症状については、「尺骨神経麻痺」で検索するとだいたいわかるかと思います。
筋肉の動きについては「運動学<筋の一覧>」を参照してください。



リハビリに行ってきた

2005-03-14 17:13:50 | 大怪我
今日はリハビリに行ってきました。通院している病院は約80km離れたところにあるので通うのもゆるくないです。その上今日は、小学校から急遽学級閉鎖にするとの連絡があり、約20km病院に向かって走っていたので大変でした。病院には10分遅れで到着し迷惑をおかけしました。

リハビリの内容はいつも通りてを動かしってもらったのと、握力等の検査をしました。受傷後右手の握力を初めて測定しましたが、なんと「8」しかありませんでした。「8」ですよ「8」
結構ショックです。でもしかたないでしょう。ゆっくりゆっくりやるしかありません。

先週やった「触覚試験」の結果ももらいました。
試験方法はおおまかに言うと、棒に太さが違うフィラメントと呼ばれる硬い釣り糸みたいなのがくっついたのが5種類あって、それを細い方から順に見えないところで押し付けて触角を確かめるというものでした。

写真が結果です。真ん中の上の方に、2.83~6.65までの太さが表示されてます。
左が手のひらで、右が手の甲の結果です。色づけされた部分がその太さで触覚があったところです。斜線の部分は触覚が全くなかったところです。

画像見えます?

これから回復してくるといいな~。

大怪我

2005-03-10 21:23:28 | 大怪我
昨日記載したような大怪我をしたわけですが、手と精神状態以外におかしいところは今のところございません。

腱や筋そして血管だったら繋いでもらいさえすれば、あとはリハビリしだいでどうにでもなりそうですが、神経断裂はそうもいかず困っちゃいますね~。といっても自分の不注意からの怪我なので何ともいえませんね~。

「注意一秒怪我一生」というのを身をもって体験してしまった。

手首のところで尺骨神経が断裂しているので、主に手の細かい動きをつかさどる筋肉を動かすことができません。これが意外に困ったもんで、当たり前にやっていた動作ができないのです。指の開閉、つまむetc・・・。大変だわ~。

うちの末っ子が現在指を色々と動かし、これから様々な動きを覚えようとしているところです。リハビリの先生は「急には動きません。赤ん坊だってそうでしょう?練習して動くようになるのだから、神経を切った人も同じです!」と言います。全くその通りです。もちろん神経が回復してくれないとどうにもならないけどね。

ちょっと長くなったんで、続きは後で・・・。

久々に

2005-03-09 20:28:54 | 大怪我
今日久々に仕事に行きました。と言ってもまともな仕事ができるわけでもなく、午後は代休をとって帰ってきました。しばらくは自分の中で何ができるかの模索になりそうです。

1月初旬に怪我をして以来、2ヶ月ぶりの職場だったのでかなり緊張しました。早くまともな仕事がしたいなと感じました。

2ヶ月も休み、そしてまだまともな仕事ができないの?とお思いでしょう。・・・できないんですよ。

実は2ヶ月ほど前のある夜、ガラスに右手を突っ込んで手首を切ってしまったのです。それも色々と巻き込んで。
1.第3-5指 深指屈腱・浅指屈腱断裂(計6本)・・・指を曲げる腱
2.尺側手根屈筋断裂・・・手首を曲げる筋
3.尺骨動脈断裂
4.尺骨神経断裂・・・薬指・小指側の感覚、手の色々な動きをつかさどる。
すごいでしょう?1-3まではいいんだけど、4がねー。

現在通院&リハビリ中です。
手術・入院・経過等これからちょっとづつ書いていこうかなと思ってます。

ちなみに写真は「魔球養成ギブス」ではなく、「固定&初期のリハビリ」のものです。術後3週間つけてました。