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4匹の子ぶた

4人の子供を持つ父親の思いつき日記。2005年頭に大怪我したのをきっかけにブログを始める。

不安

2005-05-08 09:14:13 | 大怪我
手の動きも徐々によくなっているような気はします。が、不安はぬぐいきれません。

腱が完全にくっつき、指の曲げ伸ばしは随分と良くなりました。

腱が回復に向かい動きが出てきてはいるが、尺骨神経の回復がなければこれから動きが少なくなるどころか、手自体の外見も変わってしまいます。

毎日手をいじっていていいほうの変化に気づくことがありますが、頭の中にある「不安」はいつもつきまとっています。

などと、つまらなくネガティブに考えていても仕方ありません

楽しく過ごさなきゃね

「頑張って」

2005-04-29 22:19:58 | 大怪我
「頑張って」

って言葉は、使い方が非常に難しいということを最近非常に強く感じます。

TVを観ていたら、レーサーの人が事故をして大熱傷をし生還するまでのドキュメントをやっていました。その中で奥さんや子供たちがカセットテープに言葉を吹き込み、意識のないレーサーに聞かせ、家族からの「頑張って」という言葉があったりして感動を呼ぶ場面だったのですが・・・怪我の程度はこのレーサーに比べればずっと軽いけど、色々思うことがあったりして・・・。

自分も入院中は精神的にやばかった時期もあり、家族や親兄弟そして友人達に助けられたわけですが、お見舞いに来てもらった人に

「頑張って」

なんて声かけられると、

「これ以上何を頑張れって言うんだ~」

と心の中で思ってしまうこともありました。怪我したのも自分の不注意からだし結構効きました。すさんでましたね~。

声をかけてくれた人”すいません”。別に悪い意味ではなく、自分がぎりぎりだったのでこんな事をどうしても考えてしまうんだと思います

何度も云うようにこんな経験はしなくてもいいんだけど、”かける言葉”の難しさを勉強しました。

色々考えてると言葉なんてかけられなくなります

本当に難しいわ~

尺骨神経断裂(その3)

2005-04-26 22:12:51 | 大怪我
大怪我をしてから、手の動きを神経支配・筋肉などを考えながら観察するようになりました。

怪我をしていなかったら、手の動きについてこんなに深く考える事はなかったでしょう。別に怪我しなくてもよかったんだけどね

今日は尺骨神経断裂の第3弾です。

皆さんが手の動きを観察しながら読んでいただけると、ちょっとは分りやすいかとは思いますが・・・、難しいと思う・・・

指先を伸ばすのに働く筋で、「虫様筋」というのがあります。この筋肉は、指の第1・2関節を伸ばす時に働きます。

主に、第4・5指に関係する虫様筋が尺骨神経の支配下にあるようです。

「尺骨神経断裂(その2)」で書いた「骨間筋」は指の開閉や、指の根元を曲げた状態で第1・2関節を伸ばす時に働くのに対して、「虫様筋」は指の根元の姿勢・運動にかかわらず第1・2関節を伸ばす時に働き、指の開閉には通常働きません。


薬指と小指が伸びきっていないのが分りますか?限界です

自分では新しい指の動きが出てきたかどうかは判断しずらいものがあります。そこらへんは医師や作業療法士さんに判断してもらうしかありません。

勝手に”一喜一憂”してたりはするけど、だいたい落ち込む事の方が多いかな~

それでもとにかく前へ進むしかありませんね

入院生活Part3

2005-04-25 21:45:49 | 大怪我
約1年間一緒の職場で働いた友人が、”スイーツ”を持ってよくお見舞いに来てくれました。

彼は同じ大学の後輩で、かみさんの1つ下の後輩にあたります。同じ職場になるまでは特に親しくしていたわけでもなく・・・。

彼が退職して石垣へ行くことが決まり、

「じゃ、みんなでお好み焼きパーティーでも」

という話になりましたが、実行されないまま自分が大怪我をして入院。

以前にも書きましたが、入院していた病院は車で1時間半かかります。しかし彼はしょっちゅう見舞いに来てくれました。引っ越すのに不要な物を処分しに来たついでといっていましたが・・・。

だいたい1時間以上は話し相手になってもらい、精神的に助けられた部分は大きいと思います。

彼は性格的に冷静な部分があるので、特に慰めるわけでもなく、責めるわけでもなく、客観的に(?)ものをいってくれたのが良かったのかな~。

そんな彼も今は石垣の新しい職場で頑張っているようです。

彼とは現在、メッセンジャーやメール等で連絡を取り合っています。

メッセンジャーってすごいね!!ウェブカメラつけたから画像つきです。最近やっと映るようになりました。

彼のブログもあるのでぜひ訪問してください。

綺麗な石垣の風景や花の写真が見れますよ
しまぐにっき

入院生活Part2

2005-04-17 17:44:52 | 大怪我
自分のような大怪我での入院ていうのは、これからの”仕事の事””生活の事”などなど色々と不安がつきまとうので、精神的な支えというものが大変重要だと感じました。

家族の支えはもちろんの事、親兄弟、友人達に支えられたおかげで今の精神状態が保てているんだろうと思います。

自分には7歳離れた妹がいます。この妹が、

「おはよう」

から

「おやすみ」

まで一日に3~4通はメールしてくれてましたね。

内容は、母親の事やおばあさんの事、姪っ子の事や自分の悩みなどと様々でしたね。多分気を使って書いてくれてたんでしょうね。

それでもメールを読んだり、返事を書いたりしていると気はまぎれましたね。

携帯のメールで基本料金超したことないのに、入院中は超えましたね。これにはかみさんもびっくりです。整形専門の病院だったので、看護師長さんが携帯の使用を許してくれました。もちろん節度を保ち、迷惑をかけないことは当然です。

本当に優しい妹です。自慢の妹です。ここまで書かれると照れるだろうな

でも本当に感謝してます。この場を使ってお礼します。

「ありがとう」

照れる?

可愛いんですよ、うちの妹。こんなに優しくて可愛いんだから”早く I ちゃん嫁にもらってね!”

2歳下に弟もいるんだけど、これは一つも連絡よこさないね

まぁオトコ兄弟なんてそんなもんか。



写真載せるから送ってといったら、おすましして撮ってくれました。

犬の名前は♂なのに「Lady」だそうです。

妹よ!たまには兄貴のブログにコメント入れなさい


3週間ぶりの診察

2005-04-12 21:04:17 | 大怪我
今日は久々の診察でした。

病院まで1時間半、診察までの待ち時間1時間半、1日がかりです。

しかし具合が悪いわけではないので大丈夫です。それに整形専門の個人病院だからこんなもんで済んでるのでしょうね。

総合病院なんて大変ですよね、特に具合が悪い時なんて・・・。待ち時間から会計まですごい時間かかりますよね。何とかならないのでしょうか。

さて今日の診察はというと、”腱は順調”、”神経回復の兆しあり?”。まぁいい結果なんでしょう。朝起きたら完璧に治ってるという事はないので・・・。

神経の回復は一日1mmといわれてるらしい。

「1/8に手術したのであれから3ヶ月。なんだもう9cmは伸びてんのか。」

なんてうまくいくはずはないよね~。

神経の構造というのは電線みたいなもので、外側に鞘があってその中に線の束が入っていると考えると想像しやすいと思います。

切れた神経を方向をあわせ、そして真ん中の線を数本とって縫合するそうです。

神経の回復の段階としては、まず切断された先の神経の中身が空になるそうです。指先へ行けば行くほど構造は単純で1ヶ月ぐらいで空になるそうです。しかし、手首の方からだと空になるまでに2ヶ月くらいかかるそうです(主治医談)。

次の段階で切れた部分から神経が伸び始めるそうです。それが1日1mmだそうです。

しかし、指先よりも手首の方の神経が構造は複雑なので1日1mmも伸びないらしい

現時点では

「神経が伸び始まったばかりでは?」

ということでした。

「長くかかるからね」

だって

まぁゆっくりと治していくしかないね

リハビリの話

2005-04-05 22:28:58 | 大怪我
今日は仕事が忙しいにもかかわらず、途中2時間抜けさせてもらってリハビリに行ってきました。

先週の金曜日は行けなかったので、1週間ぶりのリハビリです。

今日は初めて受ける治療がありました。

なんと

”超音波治療”

というものでした。

深部の癒着をとるときなどに有効だそうで、”コラーゲンが何とか・・・”、”分子が何とか・・・”と難しい話はおいといて、初めてだったので、

「それ痛いですか?」

と聞いてしまった。そしたら、

「大丈夫ですよ。ちょっと温かくなるか、ピリピリするぐらいです。」

ですって

ちょっと情けなかったかな。

よっぽど痛みには強くなったと思ったけど、やっぱりいやですね

治療自体は1・2回”ピリピリッ”ってきただけだした。

「とにかくいいものは何でもやって」

って感じです。

ただし痛くないヤツねッ

入院生活Part1

2005-04-04 21:51:16 | 大怪我
今日はちょっと入院生活のことでも書きますか。

怪我したのが1/7で、手術したのが1/8でした。

ここから私の入院生活が始まりました。

なんといっても仕事中の事故ではないので、手術直後はかなりブルーでした。ブルーって言葉では表現できないか
これから人にかけるであろう迷惑、自分が元のように仕事ができるのかという不安、そしてこれからどうなるんだろうと考えると、いてもたってもいられませんでした。

最初の1週間はいろんな不安が脳裏を巡り、かなり不安定な状態でした。

誰かが見舞いに来ると勝手に涙が出てきたり、ちょっとした言葉に落ち込んだりしました。

涙が出たのは、何でこんな怪我をしたんだろうという情けなさだったり、元に戻れるかという不安だったのでしょうね。ホントあの1週間はよく涙が出たわ(手術直後は、今まで味わった事のない痛みで涙が出た)。

色々考えましたね。

「仕事辞めようか」とか

「辞めてこれからどうやって暮らしていこうか」とか

あんまり人に迷惑かけたくないですよね。

でも結局すごい迷惑かけちゃってるけどね

どん底に落ちた精神状態をさせてくれたのは、やはり家族でしたね。
術後最初の週末に、まだ抜糸前にもかかわらず外泊を許可してくれたので一時家に帰りました。

一晩だけでも家族と過ごす事によって精神面がかなりしました。

もうその次からは、気持ちも切り替えようと努力しました。
基本的には「ノーテンキ」「楽天家」なので、切り替わったら精神状態は安定したもんでした(まぁ実際はそんなに安定してなかったようだが・・・)。

こんなにゆっくりできることはないのだからと・・・。

それからは考える事が、

「退院したら有給休暇を全部使い切ろう」とか

「沖縄へ行こう」とか

「久々に実家へ帰ろう」とか

そんな事ばっかりだったな~。仕事にちょっとずつではあるが復帰した今でも何1つ実行されていない・・・


まだ書きたいことはあったような気がするんだけど、ちょっと長くなったんで、また機会があれば書きたいと思います。

遠くはなれて暮らす妹や、元同僚にも助けられたので機会があれば・・・。

尺骨神経断裂(その2)

2005-03-31 23:27:59 | 大怪我
尺骨神経断裂による症状の第2弾です。

以前書いた通り、手の中の筋肉はほとんどが尺骨神経の支配だそうです。筋の一覧参照。

さて今日は、普段何気なくやってる手を開いたり閉じたりする筋肉についてです。

これを行っているのは「骨間筋」という筋肉です。手の平と甲にそれぞれあります。

1.掌側骨間筋(手の平側にある骨間筋)

  3個あって第2・4・5中手骨から始まって、第2・4・5の中節骨と末節骨に着く。

  中手骨?中節骨?末節骨?となりますよね。「手の骨」を参照してください。

  簡単に言えば、手の中の骨から始まって、指先の骨(中節骨・末節骨)につくっていうことです。

  この筋の主な作用は、中指を中心として人差し指・薬指・小指を閉じることです。

2.背側骨間筋(手の甲側にある骨間筋)

  この筋も手の中の骨から始まって、指の骨(基節骨・中節骨・末節骨)にくっつきます。

  主な作用は、中指を中心として、人差し指と薬指を開き、中指を両側に動かします。

また、掌側・背側骨間筋は共同して、指の根元を曲げ、第1関節と第2関節を伸ばす時に働きます。

つまり、指を伸ばしたまま根元を曲げたり、根元を曲げたまま指を伸ばしたり、指を伸ばすと同時に根元を曲げる時に働きます。


今の自分の症状を書くために、こんなに訳のわからない事を書いてしまいました。反省

摘む動作が困難なので、はさみとか使いづらいですね。

指の開閉ができないので、パソコンのキーを間違って打ってしまいます。自分では指を開いた気でいるので、「I」を押したつもりが「U」だったり・・・

手の外見は本当に痩せてきました。手の甲側が強く症状が現れ、骨間筋は中手骨と中手骨との間にあるので、骨間が凹んできました。

写真は親指と人差し指の間が凹んでいるのを撮ったものです。

自分の手と見比べてみてください。

手の中の筋肉がどの骨から始まってどこに着くかというのは、手の骨に図説してありますので参照してください。

簡単に書くって難しい・・・

近くの病院で・・・

2005-03-29 21:13:58 | 大怪我
今日から近くの病院でリハビリを始めました。

最初というのは”ドキドキ”します。

「どんなOT(作業療法士)の先生だろうか?」

「どんなことやるんだろうか?」

「ちゃんとやってくれるんだろうか?」

とか。

信用してないわけじゃないだけど、怪我した当初から診てもらっていた人がスタンダードになってしまうじゃないですか。

何の仕事でもそうだけど、まず信頼関係を作り上げてからじゃないですか?

それを”1”から作り上げるのだからOTも患者も容易ではないはず。

自分も転勤などで環境が変わると、まず信頼関係を築く事にエネルギーの大半を注ぎます。
そうすると相手もこっちの話に耳を傾けるようになるっていうか。

付き合ってみないとわからないけど、誠実そうなのは伝わってきたから大丈夫かな。

とりあえず、傷が大きいので癒着が気になるようです。

受傷後11週のわりに創口の硬さも少なく、関節も柔らかいほうだそうです。

写真は怪我の傷と、腱を縫合するためにメスで切った傷です。なかなかでかいでしょ?

入院中の心理状態とかこれから書ければ書きたいとは思っていますが、なんせ労災事故ではないので、最初のうちは焦りもあり
「○○しなさい」
って言われたら、起きてる間はずっとそれをやってるという感じでした。

だから包帯が取れ、腱の動きに合わせて皮膚が動いていた時も、その日から1日中癒着とりに励み、翌日には
「ずいぶんいいね~」
といわれるぐらいでした。

性格的に両極端なんです。

「”100”か”0”か」

この性格は困る事の方が多いかも・・・