
イースターになると、テレビも街もどこもかしこも卵とヒヨコだらけ。
復活祭の卵というのは新しい生命の象徴でありますが、ちょうど春の訪れと重なって、ウキウキしてかわいらしいもです。
イースター前日の土曜からイースター翌日の月曜まで、ほとんどの店が閉まってしまうので買い物は事前にしておかないといけません。
レストラン等もほとんど開いていませんので、外で友達と会ってお茶、というのも非常に難しくなります。営業している店がなかなか見つかりません。
そういうわけで、教会に行くか家でおとなしくしているのが、これまた正式な過ごし方となります。
前日の土曜には、イースターの食べ物(ゆで卵)を小さなバスケットに入れて教会に行き、清めてもらいます。
清めてもらったあと帰宅するまでは、同じ人がバスケットを持っていないと不吉、なんて迷信めいた習慣まであるようです。
一週間前に清めたカラフルな花束は、その後一年間保管するのだそう。
これも一年後、普通に捨ててはいけないらしく、どこかへ行って燃やすのだそうです。
ポーランドではクリスマスイブには肉を食べてはいけないことになっていますが、イースターに関しては復活祭当日ではなく、受難日の金曜日に肉食が控えられているようです。
イースターの食べ物といえば、専らタマゴ。たっぷりゆで卵に白バルシチをかければ、おいしくていくらでも食べられますね。
水をかけられるのに注意しなければならないのは、イースター翌日の月曜です。
水鉄砲、水風船、バケツを持っている人には注意しましょう。
旅行者でも関係なく、全くの他人でも水をかけられるそうなので、特にみんなが元気な午前中は外出しないほうがいいのかも。
実際午前中には、きゃーっという黄色い叫び声が外から聞こえてきていました。