時には書店でNHKのテキストものぞいて見ないとと反省したところです。
今朝5時から宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が放送されていました。
東京工業大学の先生と京都大学の鎌田東二さんをお招きしての会話と絵本タッチの作品紹介で、
本当に痛めた心を癒すには十二分の優しい時間を過ごさせていただきました。
東北の被災地の人々には勿論、全ての人々の心に浸透する言葉の数々で。
気がついたらジョバンニのポケットの中に緑の切符が入っていて銀河鉄道の旅に出ているのですが、
そこに描かれていた内容は宇宙そのものを内包しているような賢治の、
自然・動物・植物etc.全ての命を慈しみ愛おしみ、共に生きることへの限りなく純粋な視点でした。
初めて石笛(いわぶえ)の音を聞きました。
自然に穴が開いた石で、鎌田東二さんが吹いて聞かせて下さったのですが、
空気をつんざく音といった感じの音色で、自然の中に準備された音ですね。
銀河鉄道は私の心の中にも皆様の心の中にも走っているということでしたから、
皆お互いにどこまでも繋がっているということになります。
一年の終わりに宮沢賢治の銀河鉄道に乗せていただき、賢治の心の世界を旅させていただきました。
この一年沢山の人々に出会い、語り、そしてまた尊い命を見送っても来ました。
更に我が家の庭でささやかな草花や小さな虫達との出会いを楽しませていただきました。
特に蝉の幼虫との出会いは衝撃的で、半日で成虫に姿が変わることを初めて目の当たりにしました。
一生懸命生きようとする姿は可愛らしくもいじらしく、
真夏の日照りの中で日陰に入ろうと小枝を通っていたキリギリスが行き止まりで困惑していた時に
傍のツツジの枝を延ばして橋渡ししましたら、クルッと振り返ってじっと私の顔を見上げ、
少しして日陰へと歩き出したのを思い出しましたが、いつも書きますように「心」が有るのですよね。
彼らにも「仏性」があると説かれたお釈迦様と、宮澤賢治の命を見つめる心と、
そしておこがましいのですが私自身の普段の思いとがどこかで繋がったようで、
深い安堵と感動の時間になりました。
昨日の寒さは「寒い」というより、空気が「凍てついてる」といった感じで、
日陰で風に吹かれると体の芯まで凍えそうな日でしたよね。
暮れの慌ただしさは、何かに後ろから押されているような感じです。
今日はもう28日、本当に時の経つのは早いですね。
この一年、皆様にはどんな年でしたでしょうか?
特に3.11以来佐倉でも余震が度々で、夜もしっかり眠れず生きた心地がしない恐ろしい年でしたよね。
ただその恐さは大勢の方々と共有したものでしたが。
現在はメディアが直接津波の状況などをリアルタイムで放送しますので、
全国民がその映像を目の当たりにしたのみならず、世界が同時に衝撃に打ちのめされましたよね。
改めて関東大震災の時の日本国民や世界の受けとめ方はどんなものだったかと思いました。
震災の年に生まれた八重さんが後に親や祖母から聞かれたお話でしたが、
「東京の方の空が真っ赤になっていた。」と伺いました。
その瞬間逃げ惑う親子の姿や声が聞こえてくるような気がして胸が潰れそうです。
火も恐ろしいし水も恐ろしい・・・でも生き物のように呑みこんでいく津波の恐さは、
戦慄をもって初めて知りました。
私達は本当にたまたまそこにいなかっただけです。
私達は今生かされています。
いつまでもとらわれ過ぎて身動きできずにいるのは、亡くなった方々にも申し訳ないですよね。
一年を3.11のみに集約して振り返ったこの瞬間から、今日できる小さなことに取り組みたいと思います。
来年が少しでも前向きな良い年になりますようにと願いつつ、皆様の健康とご多幸を祈って。
写真は今年のあの猛暑(酷暑)を乗り越えてくれましたジュリアンで、最初のお花が咲きました。
命が有ると言うことは凄いことですよね。
浅田真央さん、以前にも書きましたが私の一番好きなコスチュームで、
リストの「愛の夢」を完全に自分のものにした優しくて美しい舞を見せていただき、
感動で涙がこみあげて来ました。
クリスマスの夜に最高のプレゼントを受け取って良かったですね。
優勝は結果としてそうなりましたが、今日の舞に満足しないで頑張って下さいね。
きっとお母さんも真央さんにそう語りかけておられますよね。
試練に苦しんで苦しんでその中で真央さんが血や肉にしてきたもの、
豊かさも美しさも、真央さんの魂が磨かれ勝ち得てきたものでした。
今迄の真央さんの心の在りようが素晴らしかったということです。
お母さんはいつも真央さんとともにおられると思います。
真央さんが感じているように。
世界に向けて懸命に、でも自分のペースで頑張って下さい。
あなたなら出来ます。
(写真は今朝T.V.画面から撮ったものです。)
クリスマス・イヴの夜、浅田真央さんのスケートが見られ、心から楽しませていただきました。。
曲は「シェヘラザード(千夜一夜)」でしたよね。
真央さんは姿の美しさといい、表情の美しさといい、
余りに非の打ちどころが無くて損をしているのかも知れません。
備わっているものが既に完成されている損と言ったら可笑しいのですが、
観音様が氷上で舞っておられるように見えて・・・。
真央さん、本当に素晴らしかったと思います。
明日のフリーで、思う存分真央さんの実力を発揮できますようにと、ひたすら祈るばかりです。
お母様がついておられると思いますので、思い切りいい演技をして下さいね。
みんな素晴らしい演技でしたが、真央さんの優雅さやしなやかさを凌ぐ選手は見当たりませんでした。
ただ若い人達が次々と育ってきているのがよく分かりましたよね。
今日マロンと散歩中に、2~3歩前に出て撮ったものです。
2日前にトリミングに行き、昨日は動物病院でした。
リードが耳にかかっていますが、これは私とマロンを繋ぐ臍の緒のようなものです。
トリマーさんには大事にしていただくのですが、どうもマロンはトリミングは苦手そうです。
妙に緊張してしまうようで、トリマーさんの事は大好きなのですが。
動物病院は建物内に入るとすぐに入り口にお座りして「早く帰ろう!」と騒ぎます。
この子は「ワン」ではなくて、必死に話しかけます。
以前先生が採血で4~5回失敗されましたが、マロンには我慢できなかったのよね。
これがマロンには強烈にインプットされてしまった結果です。
それにしても今年の夏から秋にかけて、マロンは最高に頑張りました。
私も必死でしたが、マロンはよく応えてくれました。
来年は少し良い年になるといいね、マロン!
知らない人達からも、本当に沢山マロンに声をかけていただき、励ましてもいただきました。
そのこともマロンが頑張る大きな力になったことは間違いありません。
「人徳」ならぬ「犬徳?」でしょうか。(笑)
9日に蕾だったシャコバサボテンが一輪咲きました。
全長7㎝ほどで写真よりはもう少しピンクがかった大きなお花で、
放っておいても、この時期になりましたら必ずこんなに美しいお花に会えます。
本当に有難いことですよね。
昨日はT.V.は午後から大変な騒ぎでしたね。
生まれてきた人は、いつか必ずこの世を旅立つ日が来ます。
その意味ではキム・ジョンイルさんの死去も驚くことでもないように思いますが、
ただ拉致されている方々が少しでも早く日本に帰れるようになりますことを、
ご家族の方々とともに心より祈りたいと思います。
横田めぐみさんの人生を思う時、過酷過ぎて言葉になりません。
たった一人娘がこんな人生を歩くことになろうとは、ご両親の思いも辛すぎますよね。
隣国同士がどうしてもっと仲良くできないのかこれも残念です。
広い宇宙に浮かぶたった一つの青く美しい星に、私達は命をいただき生かされていることを、
暮れの多忙な時間の中で、ほんの一瞬立ち止り、考えてみませんか?
昨日の『南極大陸』はリキが本当に可哀想でした。
人間達を信じて待ち続けた犬の最期は言葉になりません。
人間は恥じ入ることが多い生き物です。
そしてもっと悪いのはそれが日常の事であれ、
自己弁護のためにはありとあらゆる言葉を駆使し正当化しようとすることです。
あの子達には日本国の名誉など頭になく、
ただ目の前にいた越冬隊の人達との絆だけが全てだったと思います。
それでも人を怨むことは有りませんでしたよね。
写真は東寺講堂に安置されています不動明王様で、
先日のTBS『世界遺産』から撮った一枚です。
人間というのは目に見える恐い存在が必要な生き物なのですよね。
閻魔大王の話にしても子どもの頃何度も聞きましたが・・・。(笑)
年の瀬になると普段のお買い物に出ましても、
行きかう人の表情がどういうわけか厳しくなるように思います。
厳しいばかりではなく無表情に変わって行きますよね。
以前はクリスマスや新年を迎える慌ただしさの中に、
どこか迎える年への喜びや希望らしきものを笑顔とともに感じられたのですが。
特に3.11以来、皆の心が喪失感と虚しさに囚われているような・・・。
政治にもいよいよ不信感がつのり、絆を作りようが無い現状の中でアップアップしているような。
私達の何が変わったのでしょうね?
年賀状の受付が昨日から始まりましたが、私は今頃買いに行きのんびり構えています。
何だか急がされるように賀状を買い、期日内に郵便局に出すのも一種のベルトコンベアーに思われ、
届いた賀状は印刷のみでその人の言葉のかけらも無い・・・いただいても嬉しくも何ともないですよね。
プリンターの普及で簡単に美しい賀状が作れるようになりましたが、
どうぞ自分の字で言葉を一言添えて下さい、それだけで受け取った人に届く何かが有ります。
字の上手下手ではありませんよね。
ささやかな絆が生まれますように、或いは旧交を本当にあたためられますように。
デンマーク・カクタスで、今年の1月31日に最初の一輪が咲きました。
デンマーカクタスというのは、北欧で改良されたャコバサボテンです。
今また有難いことに全部に蕾がついています。
犬の顔にかかっている蕾だけが大きく成長していますが、
最初の一輪が咲くのが大分早くなりそうです。
ソフトバンクの和田投手は弟が大ファンですが、オリオールズと契約が決まったのですね。
大きく羽ばたいてくれることを祈りたいと思います。
そして妹が応援している杉内投手は、ソフトバンクに残るか巨人に来るのか大変なことになっています。
また一番バッターの川選手が、イチロー選手を慕ってマリナーズ入りを希望しています。
ホールトン投手は巨人に決まったようで、ソフトバンクは来年は少し大変ですよね。
孫さんが杉内投手を必死で引き留めるのも分かるような気がします。
ソフトバンクは若い人が育ってきているとは聞いていますが・・・。
昨日福岡の母と話しましたが、母の嬉しそうな明るい声を聞くだけで幸せな気持ちになります。
母には離れていますと思うようには会えませんが、ただいてくれるだけで有難くて胸が熱くなる存在です。
どこまで行っても母は母で、生涯追い越すことができない人です。
今朝『朝ズバッ!』で浅田真央さんのメッセージを聞きました。
お母様が「今までよりもっと近くで見守っていてくれるような気がしている。」
というような表現がありましたが、まさにその通りだと思います。
真央さんが輝く事がお母様の願いそのものであり、
また真央さんを応援している多くの人々の祈りにも似た思いです。
お母さまだけでなく皆がついていると思って頑張って下さい。
22日を心から楽しみにしています。
(お花はネメシアです。まだこんなに愛らしく咲いています。)