ライチョウ

約一年ぶりにテンプレートをもとに戻しました。
また一時的になるかも知れませんが。
今朝４時頃マロンに起こされたので、ついでにＮＨＫ・Ｔ.Ｖ.を見ましたら、
ライチョウが一生懸命卵を温めている様子が見られました。
はみ出しそうな卵を足でかき寄せまた座りなおしているその親の目が、
何とも言えず慈愛に満ち至福の時を過ごしているような豊かな眼の表情だったのに、
思わず見入ってしまいました。
次の映像は、孵った雛がチョコチョコと親の近くを自由に動き回っている様子でした。
生きていくには厳しい試練が山ほど待ち構えているでしょうが、勿論その瞬間も、
余分な持ち物が無いということは、大切なものを見失わないということなのでしょうね。
ライチョウから見ると人間はどう見えているのでしょう。
「自然を大切にしてね！」という声なき声が聞こえてきたような。

「家族葬」の良さ

お葬式の様子も随分変わって来ましたね。
ご近所のお年寄りは「家族葬」でなさいました。
本当に故人をよく知っている人達が心をこめて送ることは、
誰よりも故人が一番喜ばれているように思われます。
義理で参加する人達が多い場には、一番大事な「人を送る心」がありませんよね。
福岡の妹と「出来ればお骨を粉にして散骨してもらいたい。」と思いが一致しているのですが・・・。
野の花の根元であれば、きれいなお花を咲かせてあげたいと思います。
でもこの草も枯れていつか大木の栄養になれば、
人の心を慰める仏像に生まれ変われたらいいなと思いますし、
もし大海に流れたとすれば世界の海を巡れたらと思いますし、
きれいに溶けて水になったら、いつか水蒸気になって地球を高い所から眺めてみたいと思います。
自分の亡骸がきれいに自然に帰れるように願っています。
自分の葬儀についても生前に自分で決めたいとも考えていますが、
気がついたらちゃんとお墓に入っていたということになるのかも。（笑）
もっとも魂は自由に至る所を巡れるものであるとは思っていますが。

ハイビスカスの花

ハイビスカスがやっと咲き始めました。
赤ではありませんが濃いピンクで、蕾を沢山つけています。
お昼頃見ますと、余りに強すぎる日差しに少し当惑しているように見えたのですが。
（写真の差し替えあり）

民主党の代表選に小沢さんが出馬されるとか、
この方が出ること自体説明がつかないと思いますが、
菅さんが言われる通り「いいことだ。」と私もそう思います。
正々堂々と戦ってケジメをつけて下さい。
ただ鳩山さんという人は節操のない「宇宙人」ですね、本当に驚きました。

室生寺の仏像

この数日ご近所のお年寄りが亡くなられたり、
マロンと同じ名のシーズー犬のマロンちゃんが心臓の病気で亡くなったという話で、
何となくブログに向かうことは後回しになってしまいました。
それにしてもこの猛暑はすごいものですね。
５月頃のT.V.の長期予報では冷夏になると聞き、作物の心配をしたのは私だけではないのですが。
気持ちを切り替えようと『古寺をゆく』の室生寺を開きましたら、
長い年月で色が落ちてしまった数体の仏様（仏像）が、
何とも言えない神々しい慈愛に満ちた表情をなさっておられることに改めて気づかされ、
この数日の思いを癒して余りあるお姿に向き合いました。
人が求めるものは豪華できらびやかな彩色を施した仏像ではなく、
そのお姿や表情を目にしただけで自然と涙が込み上げてくるような、
長い年月を、時代を、そして人々の心を受け止めてこられたことを一瞬にして感じ取るような、
室生寺に見られるような仏像のように思われます。
とりわけ釈迦如来坐像には言葉にならない感動を覚えています。

（発行を見ますと２００１年３月２７日となっていました。この月日は偶然ですが私の父の誕生日でした。この本を開いたのは父の導きかも知れません。購入時にしっかりお写真を拝見したはずですが、私の内面がこの間それなりに少しは深くなってきたということなのかも知れません・・・ね。）

ペンタスの花（赤）

ペンタスの赤（といってもデジタルカメラの限界かそのままの色が出ません）も咲きそろいそうです。
これは昨日の昼間に上から撮った写真ですが、
白っぽくみえていますのは以前載せましたピンクのお花で赤よりは背が低く、
同じ鉢の中ですくすくと育ってお花の数も増えてきました。
育てる途中で思い切って上部のお花を切り取ることには勇気がいりますよね。
そうしないと横に広がりません。
切り取ったお花は小鉢に水を入れ浮かして楽しませていただいています。
（今朝の５時過ぎマロンの散歩時に撮影）
高校野球もいよいよベスト４ですね。
九州勢でただ１つ残った沖縄の興南高校と、千葉県の成田高校ガンバレ

鴨長明

毎日毎日人生に退屈する暇がないくらい色々な事が起るものですね。
それは多分誰もが味わわれていることかも知れません。
昨日T.V.で久しぶりに鴨長明（かものちょうめい）の和歌に触れました。
大学時代から中世の戦国の世に人々がどんな思いで生きたのかということに強い関心があり、
卒論は中世を選んだのですが、
鴨長明が１２１１年源実朝に会い頼朝のことを詠んだ歌は、『平家物語』の冒頭の文章を思わせます。
　　草も木も　靡（なび）きし秋の　霜消えて　
　　　　　　　　　空しき苔を　掃（はら）う山風
「この世の全ての者が靡いた頼朝も亡くなり、その後はただ空しく山風が吹いている。」と訳されました。
まさに「諸行無常の響きあり・・・」ですよね。
鴨長明は父の下鴨神社の禰宜の職責を継げなかったことに端を発し、
世の中のあり様から無常感（この方の場合は「無常観」ではなく）・厭世感を持つようになり、
出家遁世という形で日野の外山に方丈の庵を結んで和歌管弦や花鳥風月を楽しむ生活に入ります。
これも出自の良さと中世という時代にあった僧侶に対する捉え方も相まって許されたことかも知れません。
人の苦しみに思いをいたし、身を粉にして共に生き抜くことを考える人物ではありませんでした。
でもどんな生き方をしたかは別にして、こうした和歌に触れるとき中世の風がそよそよと届くようで、
古典は遠い過去からの命の息吹を運んでくれますのでやはり心惹かれます。
ついでに大学時代の私からも静かで熱い、でも爽やかないい風が届きました。

（久美子さん、本当にお疲れ様でした。良かったですね、一つ新しい窓を開いたようで。私も嬉しいです。ただ体には気をつけて下さいね。）

芙蓉の花

毎日猛暑日が続いていますが、今朝芙蓉が一輪咲きました。
今年の一番花です。ようこそこんなに美しく！
朝日を受けて、そして早朝のきれいな空気を吸って輝いて見えました。
マロンの朝の散歩が日々早くなって今は５時頃でかけていますが、
それでも２９．６℃でしたから地面の温度が冷めることなく大変です。
帰りは途中何ヶ所か抱きかかえて歩きましたので私も汗だくで。（笑）
門を出る前にマロンにも見せてあげましたら、クンクンと顔を近づけて満足そうだったのが嬉しくて。
マロンはお花が大好きです。
久美子さん、大塚小塚のために頑張ってね気楽にね。

蝉しぐれとサフィニアの花

サフィニアの花が沢山咲いています。
この猛暑の中でも涼しげに見えるのは色合いのせいですね。
もう少ししたら切り戻してあげます。
またふっくらとお花を沢山咲かせてね・・・と願って。
蝉は特徴のあるミンミンゼミ以外にアブラゼミほか２種類ほど鳴いているようですが、
時折アスファルトの上に役割を終えたセミがお腹を上に向けて落ちている姿を見かけます。
天に向かって使命が終えたことをしっかり報告しているようですよね。
我が家の庭で見つけると身動きをしないことを確認して木陰の涼しい所に穴を掘り埋めてあげます。
ひと時シャワーのような鳴き声に涼ませていただいたことを感謝し、
この小さな虫が全うした一生を讃えつつ、
無心に外を駆け回り絵日記を書く頃には眠くなっていた幼い頃を微笑ましく思いだしながら。

もう２５年！

御巣鷹山の日航ジャンボ機墜落事故からもう２５年も経ったのですね。
今日は台風４号の接近の影響で風が強く吹いています。
昨日T.V.で当時８歳の男の子を一人乗せた母親が登拜される姿を拝見しました。
甲子園で高校野球を見に行くことを楽しみに大阪のおじさんの所に出かけたということでしたが、
どんなにか恐かったことでしょう。
T.V.では当時体の一部と片腕が見つかったと話されていました。（手のイボが手掛かりで）
母親の悲しみも癒えることはないですよね。
墓標が立てられている場所には仏像が置かれ、お菓子が沢山供えられていました。
今日は前原国土交通大臣も登拜されるとか、さすが前原大臣と思っているところです。
改めてこの５２０人の方々の御冥福を心から祈りたいと思います。
やはり風化させてはいけない事故ですよね。
今朝は庭木にとまっているようでミンミンゼミが思いっきり鳴いています。

昨日弟がお盆で福岡に帰りましたが、福岡の母と退院した後はじめて電話で話しました。
「お母さん、退院おめでとう！」
いつもいつも帰りを待ってくれて本当に有難いことです。

ペンタスの花（ピンク）

ペンタスのピンクが咲きました。
星の形をした小花が集まり、この花も大体まーるく整います。
これは２ヶ所の花が一緒になっていますので形が違っていますが。
同じ鉢に赤い花も植えていますがこれからです。
お花を見ていますと本当に心が安らぎますよね。

高校野球は相変わらず九州勢を応援しています。
と言っても千葉（成田高校）は別ですよ。
今までは熊本・長崎・佐賀・沖縄と順調に勝ち進んでいます。
今朝は大分×宮崎でどちらが勝ってもいいのですが。
とにかく人がなかなか体験できない甲子園の夢舞台で思いっきりガンバレ
勝っても負けても青春時代の尊い一ページ、一生の宝になりますよね。