11月12日まで奈良国立博物館で展示されている聖武天皇の遺愛品の宝物
第66回正倉院展の至宝を鑑賞してきました
新聞の夕刊に載っていましたが今日来場者が20万人突破
相変わらずの大人気で9時の開館前には約860人もが列を作ったそうで
8時30分位に到着して 並んだ私も860人の内のひとりです〔笑〕
今年は天皇皇后両陛下の傘寿を記念して天平文化の華やかな宝物が
59件(初出陳は6件)展示されています 人気のある何点か紹介いたします
今回 いちばん観たかったのはふくよかな天平美人の屏風「鳥毛立女屏風」
樹の下のふっくらした天平美人の衣服や木の部分にヤマドリの羽毛が使われていたそうです
屏風は6扇あるそうですが4扇展示されていて残りの2扇は東京国立博物館の
「日本国宝展」で公開されています
この屏風は正倉院展66回の内 今回で過去7回出陳されたそうです
衲御礼履(のうのごらいり)
爪先が反りあがり先端がふたつに分かれた靴 聖武天皇が752年の東大寺の
大仏完成を祝う儀式に履いたものとみられているそうです
左右は同じ形をしていて表面は鮮やかな赤く染めた牛革 内側はやわらかな鹿皮
金線で縁取り 飾りが13個付いていて銀製の金具に真珠や水晶
色ガラスなどをはめた豪華な作りです
実物は想像していたのより可なり大きなサイズでした 30cmもあるとか???
弦楽器 桑木阮咸(くわきのげんかん)
円形の胴に竿のついた四本の弦をもつ楽器弦を弾く撥が当たる部分には
松の下で囲碁を楽しむ人たちが画かれています
胴の後ろに「東大寺」と書かれていて寺の法要に使われたそうです
楽器名は中国・晋の思想化で琵琶の達人阮咸に因み世界で正倉院に二つ
残るだけの貴重なものだそうです
いままでの中で会場内の出陳物の照明が一番明るかったように思います
時を経てきているので宝物の色がはっきり見えなかったのですが
色も鮮やかに文様や細工や素材が細部まで見ることができました
青い玉が美しい「雑玉幡 残欠(ざつぎょくのばん ざんけつ)
青や赤 緑 褐色などの色とりどりのガラス玉を銀線で連ね円形の籠の様に編んだ品
古代日本ではこの種類のガラスは作る事が出来ずシルクロ-ドを通って
西アジアか地中海沿岸からもたらされたとみられるガラス玉の装飾品
「残欠」とは一部分欠けて不完全な事の意味
会場内は勿論撮影禁止です
画像はNHK Eテレ「新日曜美術館」から
説明は読売新聞 特別号「正倉院展へ行こう!」を参考にして載せました
明日も もう少しUP致しますのでお楽しみに♪
やはり行かれたのですね。
画像の大混雑を見ると、私の足がでません(笑)。
行きたいのですが、どうも行列は苦手です。
京都国立博物館の鳥獣戯画展も、いまだに開館前から行列です(正倉院展ほどでないですが)。
今年も日曜美術館と日々好日さんの記事で我慢することになりそうです(笑)。
やはり行って来ました~〔笑〕
開催は12日迄ですが最終日は天皇皇后両陛下の傘寿記念として誰でも入館料は無料だそうです
私は招待券を持っていたので残り3日の内にと思い駆け込みで行って来ました
30分位並んで待ちましたが館内は案外スム-スに観られました 朝早かったからでしょうね
やはり実物を目の前にすると詳しくは分からないのにすっごく感動している自分がいるのが不思議です
定年後生活様も来年は是非お運びくださいませ~