昔の山田の案山子と云えば絣の着物に蓑笠(みのかさ)をつけ
顔は「へのへのもへじ」がお決まりでしたが・・・
昨今はお米を食べに来るすずめを追っ払う役目はお預けで
イベントとして楽しんでいるようですね
明日香村 稲渕地区の棚田では今年も「案山子コンテスト」が催されます
棚田は石舞台古墳の奥の山の斜面にあり
飛鳥川にかかる勧請橋(かんじょうばし)の道端から下って案山子ロ-ドに行きます
橋の欄干には明日香村に相応しい装飾がしてあります
今年のテ-マは童謡 唱歌 わらべ歌 物語りだそうです
かごめかごめ♪
肩たたき♪
和尚さんと狸ばやし
テ-マの趣旨に副っていろいろな創作案山子が出品されています
一応写真を撮ってきましたが・・・
この美しい棚田の風景とは少し不似合いに感じたのは私だけでしょうか?
やっぱりこの地では「へのへのもへじ」の案山子がいいですね
北嵯峨の田んぼの案山子でも思いましたが、周りの景色から少し浮いていました。
あまりにも、上手すぎて、作品のようでした。
そういうものと割りきればいいのですが、日々好日さん同様、私も違和感を覚えます。
農家の方の素朴な手作り案山子の方が風情がありますね。
明日香の案山子イベントは、観光用でしょうか。
明日香村の案山子は「案山子コンク-ル」のイベント用で今年が19回目だそうです
若い人や家族連れの人たちは 棚田の風景の情緒を味わいに来るのではなく案山子を見に来る人が多いような気がします
私は棚田と彼岸花だけ静かに眺められたら充分満足です
聞くところによると 夕日の棚田風景も素晴らしいそうな・・・・
機会があれば又行ってみたいです