喜連東幼稚園ブログ

大阪市平野区喜連東5-1-63 
TEL:06-6709-1587
学校法人 喜連学園 喜連東幼稚園

生活の中から・・・(自分で考えて自分で行動する喜び)

2010-04-15 | 子どもたちの姿
雨上がり…幼稚園の入り口付近の地面は、雨で少しやわらかくなっていました。
先生たちは、「ここは土が柔らかくなっているから、気をつけて通ってね…」と
声をかけますが、逆に柔らかい土の感触は、子ども達の興味をそそります。
靴がドロドロになるのも、なんのその、足をぐにゅ~ぐにゅ~っと柔らかい土に自分の力を込めて…

                    

こんな何気ない経験ですが、子ども達にとっては、その瞬間、足の感覚と脳がフル回転しています
(なんか、おもしろい!このくらい力入れたら…お?足の形になったぞ?)
(あれ?ここはちょっとかたいな~)

言葉にこそしませんが…子ども達はこういった意味の無いような行動の中で、自己実現(自分で試して満足する)
の経験を積み重ねています。
ある意味、これは、実験する科学者と同じなのです。

しばらくすると、もう一人、研究中の(笑)科学者を見つけました。

                     

年少さんですが、とても器用に、靴の裏にだけ水がかかるように工夫して、洗っています。
見ている私達は、“袖が濡れないかな?靴の中まで水が浸み込まないかな?”という気持ちになり、ついつい「ダメよ…濡れるから、してあげるから」と手を出しそうになります。
ママ達もそんな経験ありませんか?
でも、ここで手を出してしまうと、せっかく生き生きと、自分のやってみたいことを見つけてチャレンジしている気持ちを奪ってしまいます。

彼の頭の中は、実験中です。
本当に、スゴイなぁと思うくらい、自分で水の強さを工夫したりしているんです。
3歳児さんといえば、まだまだ甘えん坊で「これ、やって」という自己主張ができる段階ですが、
自分でやってみる喜びを少しずつ知ることは、もう次の段階にさしかかっています。

自由あそびって…単に好き勝手に遊ぶということではないのです。
 こういった、何気ない生活の中に、『自分で考えて、自分でやる』という行為がちりばめられています。
大人でも同じですが、『自分で考えて、自分でやる、そして自分で考えてやることって楽しい!』と
思えることが、豊かな人生の本当の基本になります。
喜連東幼稚園では、こういう子どもの姿を大切にしています…。
とはいえ、可愛い子ども達に手を貸してあげたいと思うのは自然な愛情です
このブログでは、こういった子ども達の姿をたくさん紹介できたらと思っています。

自分のお子様だけでなく、色々な子ども達の姿を通して、『自分で考えて実験している姿』に、心を寄せて
いってあげていただきたいと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。