宮城県は独自課税「みやぎ発展税」で毎年30億円の税収を確保するつもりらしい。
簡単に言えばこれまでの法人税に5%分を上乗せするというもの。ただし5%の法人税に5%加えるのではなく、今の税率が5%だったら5.25%になる。この点マスコミもちゃんと報道していないから誤解が生じている。
http://www.pref.miyagi.jp/zeimu/shinzei/sankousiryou/qanda.htm#q1
このQ&Aはそれなりにがんばって書いてはいるが、やはりしょせん役人の作文。5年でこの臨時税が終わるわけはないし、30億円の増収は、県の年間財政規模1兆円から見たら0.3%。頑張っているところから取るんじゃなくて、行財政改革を進めるとか、滞納徴収ちゃんとするとか、まさにこのQ&Aで書かれていることをちゃんとやるべきでしょ。「国の補助金削減のせい」と国のせいにしておきながら、所得税の税源移譲の話は書かないし。何より長期的な財政見通し、県全体の財産のB/Sはどうなっているのか。公聴会をやるそうだからぜひ聞きたいものだ。
※平成19年9月11日(火) 13時30分から県庁講堂(2階)にて
あ、ワークショップの授業の日だ。残念。