きらせん

仙台のきらめき










東北大学公共政策大学院准教授
佐分利 応貴

 「末の松山」

2007-09-30 22:43:34 | Weblog

  ビジネスメッセを見に行こうと、仙台夢メッセ(仙台国際港のとなり)に出かけたところ、今日ではなかった。 あにやってんだお… _「 |○

  悔しいので周辺を物色。
  まずはみやぎ産業交流センターの展示施設へ。
  

  みやぎの物産マップ。いろいろあるねぇ。
  
  

  アイスも展示中。三陸うにアイス、ずんだアイス等、(味は不明だが)各種アイス展示中。

   

  むかし仙台に三菱石油の精油所があった(今は新日本石油に)。その関係で原油の色と種類。
  左から「スマトラ・ライト」(インドネシア)、「イラニアン・ヘビー」(イラン)、「マーバン」(アラブ首長国連邦)の3種類。

  

  上の黒いのが原油で、下の写真が重油を精油所で分解したあとのもの。
  左からレギュラーガソリン、灯油、軽油、A重油(工場のボイラーで使う)。

  

  建物の外では月イチのバザーが開かれていました。
  このへんも市民力。ちょっと人出が少ないかな?

  

  楽しそう。
  
  せっかく仙台港まで来たので、カーナビで近くの名所旧跡を探したら「末の松山」と出る。あの百人一首の

  「契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波こさじとは」(清原元輔)

  ※涙に袖を濡らしながら、あなたと約束しましたね。末の松山を決して波は超えない(男女の間が心変わりしないことのたとえ)ようにこの恋は変わらないと。それなのに…。

  にある「末の松山」である。

  ところが…

  
  
  きれいな写真はこちら↓ http://www.city.tagajo.miyagi.jp/monosiri/bunkazai/sisitei/mo-bu-si-suematu.html

  なんと隣に民家が。
  ありゃりゃ…

  風情も何もあったもんじゃない。
  今やすっかりこの周辺は住宅地。
  住宅地の中にぽつねんと松の巨木がそびえる。

  昭和47年にようやく市の指定文化財になったそうだが、これも周辺を公園にすれば立派な観光名所になったはず。残念…(別に隣に住んでいる人は何も悪くないが)。

  観光は集積である。

  いま地域活性化のために各自治体が観光振興に取り組んでいる。
  すでにあるものを利用しない手はない。
  この「末の松山」は多賀城跡と合わせて立派な観光集積になるはずだが …


  え? そもそも今の若い人は「末の松山」も知らないって?
   


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