今年は東北大学創設100周年である。
100周年を記念して各種イベントが行われているが、本日と26日は片平キャンパスで100周年記念祭が開催された。100周年記念については、前日24日の河北新報に特集号が織り込まれ、法学部からはわれらが久保野先生が写真入りで登場した。
(本来なら公共政策大学院の先生が入ってほしいところではあるが、久保野先生なら文句は言えませぬ。)
今日は、毎年留学生寮で行われている国際祭りも、この祭りに合わせて前倒しで行われ、各国の料理や踊り等も披露された。市民も参加する祭りなので、模擬店もたくさん出店。東北大学生協も一等地をおさえ、からあげや焼きそば等の販売にがんばっていた。Sさん、皆さん、休日にお疲れ様でした。もう1日、がんばってください。
今日の目玉は稲垣潤一のコンサートらしい。
無料とあって、大学本部前の特設ステージの前には大勢の市民の方や大学関係者が集まった。ステージの撮影が禁止されていたので、遠景のみ。歌もちらっと聴いたが、100周年の記念のコンサートにしては渋い歌だった。稲垣潤一は仙台出身らしい。
その後、留学生のダンスパーティへ行き、何人か知人に会う。
その後の飲み会で、法学部の某院生と「法学部の偉い先生」について議論に。
経済学の教授であれば、新しい経済理論を発明したり、そしてそれが現実経済を的確に説明できるモデルであったりするなら、その教授は偉いとされ、うまくいけばノーベル賞に輝く。では法学の場合はどうなのか。どうもよくわからないので、率直に聞いてみる。
「優秀な先生は、昔だったら教授が引っ張って25歳ぐらいでもう助教授とか。そういうことじゃないですかね。」
「M先生みたいにね。そこでいう優秀ってのは教授は何で判断するんだろう。学校の試験の成績?」
「法学の世界は、ある教授の考えを受け継ぐみたいなところがあるから、教授に認められるかどうか、気に入られるかどうかってことですかね。」
「でも単に好き嫌いで決まるわけはないから、何だろう。記憶力とか論理力?」
「司法試験に通ってるのに、大学の研究者になる人もいますよね。」
「U先生みたいにね。(U先生は司法試験、外交官試験、国家Ⅰ種の3冠王らしいし。) でも試験勉強ができるのが優秀な先生ってことなわけ?」
「う~ん。」
… まだまだお互い勉強不足なことを確認。
それにしても100周年でガシガシお金を使うのもいいけど、
後生への投資(建物を新しくするとか)はないのかな。京大は100周年を機に建物をむちゃくちゃきれいにしたらしいけど。研究第一だから器は貧弱でもいいってことなのかなぁ。