きらきらひかる

その時々、思ったこと、考えたこと、感じたこと・・・

言葉で。

2006-02-28 | 日常のひとこま
久々に映画を観てきました。
観た映画は『白バラの祈り』
ナチスドイツのころの実話を映画化したお話。
ゾフィー・M・ショルという女学生が
当時のナチ体制に反対して言葉で闘おうとした。
彼女は逮捕されてから5日後に死刑を執行された。
彼女の行動は正しかった。
戦争ではなく、言葉で変えていこうという彼女たちの主張。
彼女たちが当時主張していたことは今でも色あせることのないこと。
とにかくあんな時代に自分の信念を貫いた彼女はすごい。
月並みな言葉だけれども。

そして驚いたことに死刑の方法はギロチンだった。
1940年代でもギロチンという方法が使われていたなんて・・・。

きれい!!

2006-02-24 | 自分のこと
ハウステンボスで見上げた空。
空の色がものすごくやさしいきれいな色だったので記念に。

最近、以前にも増して心が狭くなったと思う。
些細なことにイライラしたり、ムッとしてしまう。
自分だけがわかってても、私にも言ってくれなきゃ困るのに!!
なんて自己中心的で勝手なんだろう!!!
と思うことが多い気がする、最近。
でもそれって、私が自分勝手な証拠なんだなぁと思う。

そしてイライラしたり、ムッと思っても相手には言わない、というか言えない。
言うことで相手との関係がこじれるのがこわいから。
こじれたらどう修復していいのかわからないから。
思い返してみたら、ここ数年、友達と喧嘩と呼べるような喧嘩をしてない。
何かあっても見なかったことにしちゃう、事勿れ主義。
でもこれで本当に友達って言えるのかなぁなんて思ったりもする。

なんだかなぁ…


梅の代わり!?

2006-02-21 | 美術館めぐり
3日目は福岡に移動。
写真は太宰府天満宮のおみくじを結ぶところ。
大宰府のおみくじはなんとピンク!!
梅の季節にはまだ早かったけれど、
このおみくじがたくさん結ばれてるピンクに春を感じてみました♪
ちなみに「大吉」でした

そして九州国立博物館
これも展示より建物を見るのが目的
太宰府天満宮の近くにあるのになんとも現代的な建物。
でも山の中にあるので奇抜な感じはあまりしませんでした。
たぶんそれは、外壁がガラス(?)張りで山の木々がそこにうつっているから。
4階建ての博物館なんて初めて!!でした。

今は、開館特別記念展として「中国 美の十字路」展が開催されてます。
とにかく中国の文明は早い時期から
こんなに開花してたんだなぁということを実感してきました。
教科書だけではわからない、中国文明のすごさを肌で感じられました。
唐の時代から、今でもあるような金細工なんかが作られ、使われていた。
もうため息しかでません
そしてシルクロードを通して西洋文化の影響を受けていくところも目にすることができました。
満足♪満足♪♪

常設展でも伊能忠敬の作った本物の日本地図を見ることが出来て感激!!
こんなに緻密に作ることの出来た伊能の技術に脱帽です。
そして伊能忠敬の日本地図はこんなに大きかったことを初めて知りました。

それにしても博物館なのにあの混みっぷり…。
日本人はミーハーなんだなぁ。という私もミーハーなひとり(笑)

春の予感。

2006-02-20 | 日常のひとこま
長崎2日めは
佐世保…佐世保バーガーを食べに。
平戸…教会とオランダ商館跡を見たくて。
ハウステンボス…せっかく長崎に来たのだから。
を巡ってきました。

平戸は、地名が実態より有名になっちゃってたかも。
オランダ商館が出島に移る前に平戸にあり、
貿易で繁栄していたところなのですが、復元中な感じでした。
でも日本海とは思えないコバルトブルーな海に感激。
そして平戸名物のカスドースも美味!美味!!
もっと買ってくればよかった…ってあまり日持ちしないから無理だけど。

佐世保で食べたハンバーガーもおいしかったです。
長崎はオランダ的な異国情緒溢れる感じだったけど
佐世保は、米軍海軍基地(だっけ…?)があるからアメリカ的な感じでした。

そしてハウステンボス!
まだ早いかなぁと思ってあきらめていたのにチューリップが!!!!!!
チューリップが大好きな私はかなり幸せ
まだまだ寒かったけど、一足先に春を感じてきました。
早く春よ、こ~い!!

本州脱出!

2006-02-19 | 美術館めぐり
長崎に来ています。
長崎のいちばんのお目当てはちゃんぽんを食べること…
じゃなくて長崎原爆資料館を見学すること。
去年の夏、広島に行ったのに資料館を見てこなかったので。
展示入り口の「カチッ、カチッ」という時計の音のBGMがまず印象的。
これが人なの?という原爆投下後の言葉にできない映像や写真。
一瞬にして「消えて」しまった人。
とにかくいまだに核を保有し、開発を続けている人たちに
この現実とは思えない現実を実感としてわかっているのか聞きたくなる。
アメリカ側は、原爆を投下したことで戦争にピリオドが打てたと言うけれど
他にも終わらせるための方法はあったと思う。原爆を投下しなくても。
原爆資料館を見学してはじめて知ったこと。
それは、米軍が原爆投下前にその警告を発するプリントを用意し撒いたということ。
ただし、それは投下後に撒かれたと証言されていて
意味をなさなかったことがわかっているようだけども。
あと、日本人以外にも被爆者がいることも展示されていた。

見た後は、絶対に同じ過ちを繰り返してはいけない。
繰り返さないようには私たちがしていかなきゃいけないんだと思う。
でも日常生活に戻っていくと、ここで感じたことを忘れていく。
それは仕方ないことかもしれない。
だから何度も見に行くことが必要なのかもしれない。
戦争のこと、原爆のことを考える機会を
意識的に設けていかなきゃいけないのだと思った。

そしてもうひとつ!
長崎県立美術館!!
できたばかりでとにかくまず建物が素敵
どうやら縦ラインがこの美術館のモチーフのよう。
透明感と開放感にあふれた美術館でした。
ちょうど「森正洋展」(2006年3月12日まで)が催されていました。
森氏は、陶磁器デザイナー。
どこかで名前を見たことがあるなぁ…と思っていたらそのはず。
無印良品の食器のデザインもやられていた方でした。
シンプル・モダンなデザインにうっとりしてきました。

温故知新。

2006-02-18 | 美術館めぐり
昨日、建築展の後に東京都写真美術館にも行ってきた。
見てきたのは
「発掘された不滅の記録 1954-1975 ベトナム そこは、戦場だった」。
お恥ずかしいことにベトナム戦争の構図を
よく理解せずに見てしまったので途中で混乱…。
日本が戦後、復興を進めていく時期に
ベトナムではまだ戦争が繰り広げられていたという事実。
若い女性が銃を持って訓練を重ね、
手作りの麦わら帽子をヘルメットにして戦場にいる人たち。
住んでいる村が破壊されて呆然としている住民。
死体があるのが日常となってしまっていた当時の現実。
もう20年以上も前のことなのにものすごく生々しくて
泣いてもただの感傷でしかないのに涙がこぼれた。
特に衝撃的だったのは、
見せしめのために高校生の男の子が銃殺されるところの写真。
その男の子が銃殺される前に、
その男の子のそばに教師が立っていた。
彼は何を思い、考えていたのだろう。
殺されてしまう男の子に何を話しかけていたのだろう。
この写真は男の子が縛り付けられている写真、
そして銃殺された後のその場所を撮った写真が展示されていた。
命は何にも代えられないものなのに…。

見終わった後は何も喋る気力も起こらなかった。

建築展に。

2006-02-17 | 美術館めぐり
今日は、OTOの開設したギャラリー・間でやっている
日本の現代住宅 1985-2005を見てきました。
素敵なデザインの住宅建築の模型が約120点ほど展示されていました。
住宅だから誰かが住むために作られたものばかり。
なんでこんな形にしたのだろう?
デザインとしてみている分には素敵だけど、
実際に住んでみたらどうなんだろう?
建築関係の展覧会に行くといつも思う。
建築家が体現したいだろう「建築の可能性」と住まいとしての機能性というか住みやすさ…。
建築ってなんなのだろう?なんのためにあるのだろう?と思います。
うまくいえないけど。

それにしてもギャラリー・間はなかなか素敵な空間でした。


これも焼酎!!

2006-02-16 | お酒を嗜む
焼酎って、本当にいろいろあるんですね。
えっと、「マンゴ」を嗜みました。
沖縄産のマンゴーの焼酎。果汁100%ですって。
しかもこのなんとも焼酎のイメージからかけ離れたかわいいデザイン♪
焼酎とは思えない甘い口当たり。ロックで飲めました。
我が家にも1本欲しくなるような焼酎でした。
(単に甘いお酒が好きなだけだけども。)
マンゴー好きのお友達にも飲ませてあげたい!!

部屋探し。

2006-02-15 | 日常のひとこま
昨日は両親と横浜の新居探しに行ってきました。
次の部屋の素敵なところは
新築、オートロック、システムキッチン(ガスコンロ2口・グリル付き♪)、
バストイレ別、閑静な住宅街
であること。今のお部屋のキッチンはキッチンじゃないので。
これでのんびりお風呂で読書もできるようになると思うと幸せ
残念なところは、今回はマンションじゃなくて2階建てのコーポなので
夜、ベランダに出てぼーとすることができないこと。
収納と呼べないような収納しかついてないこと、部屋が今より狭くなること。
見えるところに物を置くの好きじゃないからこの点は本当に残念。
でもどこかで妥協しないと理想通りのところなんてないという現実が

そして山手にある「えの木てい」に行きたがっていた母のために元町へ。
代官坂を散策したくてランチは茶倉さんにて。
昨日は平日だからかすいていました。
日本茶のことはよくわからないけれど、飲みたくなる時がある。
そんな時に茶倉さんのような日本茶のカフェがあるとうれしい。
私は、豆腐ハンバーグセットを選ぶ。
豆腐ハンバーグ、ほうじ茶めし、サラダ、お茶付き。
なんとほうじ茶めしには半熟たまご焼きが…
私、たまごが苦手なんです。
でも、最近、苦手だから自分からは食べないけれど
出てきたら食べられるようになりました。
研究会などでごはんを食べたりする機会が増えてきたので
あまり好き嫌いをしているとまわりに気を使われちゃうから。
そのおかげでお刺身も食べられるようになりました。おいしく
何事も試してみるべし!!なのかもしれません。

それにしても引越しの諸々の手続きってめんどう…。

ぎゅっと抱きしめる。

2006-02-13 | 本のこと
またまた気が付いたら明け方まで本の世界にどっぷり。
本日は瀬尾まいこの『卵の緒』。
この人の書くものも大好きです。

私は君子さん(育生のお母さん)が好き。
人生の楽しみの半分は食にあるところとか
でかい独り言を言ってしまう正直さ(?)とか…。
とにかく寛容で、大胆で、かわいくて。
とにかく身近にいたら絶対にお友達になってもらいたい。

これは家族のお話。
家族であること、そして家族になることに血は関係ないのだと思わされたお話。
もちろん血がつながっていることって家族にとってもちろん大切なことだけど。
でも夫婦は血がつながっていないし。
それでも家族であり続けるためには、
家族でいたいという気持ちと家族でいるためのちょっとした努力が欠かせない。
そんな風に思った。
「本当の親子の証」は、タイトルの↑こと。
つまり血みたいな目に見えるものじゃないの。
目に見えないけれど、大切なこと、必要なことがある。
ぎゅって抱きしめてもらいたいと思うことがある。
手放しで安心したいから。

そして好きな人を見分ける方法。
すごーくおいしいものを食べた時に
食べさせたい!!と思う浮かぶ人だと君子さんは言う。
これまたおいしいもの大好きな私には納得。
今、すごーくおいしいものを食べて思い浮かべるのは誰かというと・・・
なーんて

*瀬尾まいこ『卵の緒』(マガジンハウス)