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トルバドゥール ブロンド 樽生 ご案内

このビールは去年から少しずつ入荷しながらもことさら地味に販売していたのですが、現在まとまった数量の在庫がありますのであらためてご案内したいと思います。

トルバドゥール ブロンド 
アルコール度数6.5% IBU:30 仕様20Lキーケグ(スリムライン)
ワールドビアカップ2010において金賞受賞しております!(カテゴリー:ベルジャンスタイルブロンドエール及びペールエール)
トルバドゥール ブロンドはフルーティでホッピーなアロマを持つ爽快でドリンカブルなブロンドエールです。ホッピーでスパイシーなフレーバーを伴なうミディアムなモルトのボディがあり、マイルドな苦味の余韻があります。ベルジャンブロンドエールとしては比較的甘みは控えめで、適度の甘み、苦味そして若干の酸味が良いバランスを造り出しています。
季節を問わず幅広いシチュエーションで楽しめる、安心できる万能型のビールですね。



ザ・ムスケティールス(四銃士)醸造所
2000年に創業したザ・ムスケティールスは、自前の醸造設備を持たずにデ・プルーフ醸造所にて醸造を行なっており、これは俗に言うファントムブルワリー(幻影醸造所)の一種といえます。現在このような委託醸造による自由なビール造りをするブルワーは多く世界のいわゆるクラフトビールシーンの潮流ともいえますが、ザ・ムスケティールスはその流行を早くから実践しユニークなビールを次々と送り出しています(トリプルIPAなど8種類。伝統とトレンドを共に意識したビール造りが特徴です)。今やコンペティションでも数々の受賞歴がありその勢いはヨーロッパにとどまらず、ワールドワイドに広がりつつあります。彼らは流行先端を行きながらも伝統的なベルギービールへの敬意を忘れずトラディショナルスタイルのビールも造っており、その一つが今回ご案内のトルバドゥール ブロンドなのです。
http://www.troubadourbieren.be/en

*来月には3種の酵母によるマグマのユニークな2014年限定版とインペリアルスタウトが入荷します~次回以降ご紹介しますのでお楽しみに…
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JUBILEUM Keyte 試飲

入荷したばかりの限定醸造品ジュビリーム ケイト(alc. 6.8% 750ml瓶 ストゥルブ醸造所)です。製造トータル8,000本のうち日本入荷は180本のみです(ナンバー入り)。
賞味期限記載が2037年とありますが…!?



『ケイトはオーステンデにあるビールカルチャーの団体であるDe Oostendse Bierjuttersの発案により2004年に生まれたビールです。今年はケイトが生まれて10周年、そしてこの団体が来年で活動20周年を迎えるのを記念(ジュビリーム)して、ケイトの特別醸造品であるこのジュビリーム ケイトが造られました。これはイヒテヘムズ グランクリュ醸造に通常使われている6,000Lのフードル(大樽)を使って二次発酵(自然発酵)を伴なう熟成を1年させたものです。明確でしっかりとランビック様の香りがあり、味わいはソフトでまろやかそして酸味とのバランスがとても良く、後口には樽由来のタンニンを伴なうウッディなフレーヴァーがあり口の中をわずかにドライにする、そんな余韻が長く楽しめます。』
とはDe Oostendse Bierjuttersからの意訳抜粋ですが、さてどうでしょうか。



レギュラー品とはアルコール度数が異なり、ベースのケイト自体も特別仕様のようです。
薄濁りの明るいカッパーカラー。ブレッティな香り、まろやかなオークの香り、モルトの控えめな甘みの香り、清涼なホップの香りもあります。味わいはレモン、乳酸、木といった特徴にアミノ酸旨味が調和しており、余韻には控えめなホップの苦味とオークのフェノーリックな渋みが心地良く残ります。イヒテヘムズシリーズ同様古いホップを使用しているようですが、ホップらしい香り・フレーヴァーも脇役として感じられます。

流石ストゥルブ醸造所ですね、昔ながらのベルギーのビールらしい個性、「わかりやすい突出したキャラクターではなく、複雑なバランス性をその持ち味とする」そんなフレーズが浮かんできます。この「バランス性をその持ち味とする」はビールにおいてチェコでも、ドイツでも、イギリスでもそれぞれ独自の感性で存在していたヨーロピアンな感性としてあったのだと私は思います。その貴重な個性を今後も無くして欲しくないですね。


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