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Troubadour Magma 2023 Kettle Sour

トルバドゥール・マグマ・リミテッドエディション2023がリリースされました。
今年はケトルサワリング製法による、ほんのり酸味が感じられる造りとなりました。

今回ザ・ムスケティールスでは麦汁にホップを加え煮沸した後、専用の発酵タンクに移し乳酸菌にさらします。
乳酸発酵により狙いの酸度に達すると、その麦汁を再度煮沸して乳酸菌を滅し、冷却したのちビール酵母を加えて通常の発酵を開始します。
例えば木樽による自然発酵の手間や時間、そしてその仕上がりの複雑さはケトルサワリングに望むべくもありませんが、味わいにフレッシュな感覚を与えたい場合はとても有効なサワーエールの製法となります。
マグマの魅力としてある豊かなオレンジ系の風味に、その爽やかな酸味が融合することで特別な味わいが生まれます。
またほのかなキャラメルの甘さと軽いビスケットの香りが全体にさらに深みを与えます。
後味には穏やかな苦味に柔らかな酸が加わり、柔らかくバランスのとれた味わいが残ります。
ほんのり酸味のあるフレッシュで柔らかな味わいのマグマ、お楽しみに!


初のトルバドゥール・ウィンターもうすぐ入荷!


初のノンアル(0.3%)も造っちゃいました!
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9月入荷ラインナップのご案内

本日入荷となりましたビール各種のご案内です!!
欠品していたレギュラー商品も揃いましたので併せてよろしくお願いします!

Brouwerij The Musketeers ザ・ムスケティールス醸造所

Troubadour Magma NEIPA トルバドゥール・マグマNEIPA~ケグ初入荷です!
20L樽
Alc. 6.5% スタイル:ニューイングランドIPA

コロナ渦中の2021年にマグマ・スペシャルエディションとして発売され、日本にもボトルのみ入荷したマグマNEIPAでしたが、この度ケグにてリバイバルを果たしました。リクエストが多かった様です。アロマティックで軽やかで濁った風合いに、スムースで飲みやすくフルにジューシーな口当たり。マグマらしいカラメル感のあるボディにオレンジやパイナップルの様なフルーティさがはっきりと感じられます。柔らかくて苦い!

Boudelo Blond ブーデロ・ブロンド~ケグ初入荷です!ボトルも再入荷!
20L樽・330ml瓶
Alc. 5.8% スタイル:ブロンドエール

ザ・ムスケティールスによる、ブーデロの名を冠したこのアビィシリーズは、ブーデロ修道院とベルギーの伝統的なアビィスタイルビールへのオマージュです。ブーデロ・ブロンドは、ベルギー産ホップによるレイトホッピングによりピルス以上 IPA 未満の苦味がゆっくりと表われる味わい深いビールです。少しドイツのエキスポートスタイルに似ていますが、よりスパイシーです。

Crisp Fizz Cider Tripel クリスプ・フィズ
~ベルギーのシードルをブレンドしたビール
330ml瓶
Alc. 7.2% スタイル:シードルブレンデッドトリペル

ザ・ムスケティールスのトリペルをベースにシドルリー・ルウェットのシードルをブレンド。トリペルの特徴であるエステル香、軽快なモルト風味、バナナのようなフルーティさが直ちに感じられ、その中にリンゴのアロマがはっきりと認識できます。シードル由来の柔らかな酸味とスパイシーな香り、スパークリングのフレッシュな後口が美しい特性としてこのビールを支えています。ビールとシードルのどちらが支配することのない素敵な調和が実現したこのクリスプ・フィズは、ビールのみならずシードルへの関心、選択を高めてくれる理想的な入口となってくれるでしょう♪♪

Leroy Breweries ルロワ醸造所

Hommelbier Dry Hopped ホメル・ドライホッピング
~何とボトル仕様で登場です!
330ml瓶
Alc. 7.5% スタイル:ストロングゴールデンエール(ドライホップド)

このビールは2011年に弊社の委託でスタートした銘柄で、大変思い出深いものですが、この度ボトル仕様にて発売となりました。ドイツ系のホップ、サフィールでドライホッピングした、レギュラーよりもパワフルな感じの仕上がりとなっています。今回はスポットでの入荷となりますので、是非この機会に皆様お試し下さい!

Kapittel Pater カピテル・パーテル~ケグは3年ぶり、2度目の入荷となります!
20L樽
Alc. 6.0% スタイル:アビィスタイルシングル

カピテル・パーテルは、初期比重の高いダブル、トリプルと比較して低めに設定した、シングルと云われるアビィスタイルの一つです。密度の濃いクリーミーなヘッドが魅力のブラウンエールで、ルロワ独特のオレンジ様のエステル香に、数種のダークモルトが織り成すチョコレートやカラメルの香りが絡み合います。

Brouwerij De Leite ドゥ・ライト醸造所

Paljas Saison パルジャス・セゾン
~ドゥ・ライトのバージョンはお初のセゾンです♪♪
20L樽
Alc. 6.0% スタイル:セゾン

5種類ものヨーロピアン&アメリカンホップを使用したホッピーなセゾンです。副原料に小麦を使用することに加え、特別な酵母を使用することで、フレッシュでドライな口当たりに仕上げています。樽生としては最高のビールの一つと云えるでしょう!

Fils à Papa N°15 フィス・ア・パパ No.15~6ケースのみの入荷となります
330ml瓶
Alc. 6.0% スタイル:ジンインフューズドサワーエール

地元産のラズベリーを加えたロゼ色のドライなサワーエール。仕上げにベルギー・フィリエ蒸留所のクラフトジンを加えています。一見とは異なりサワーエールとしてかなりの高評価を得ているので、一飲の価値大ありと云えると思います。

*キュヴェ・マンズィール330ml瓶も新ロット入荷しました!


Brouwerij Oud Beersel アウトベールセル醸造所

Simcoe Dry-Hopped Lambic シムコー・ドライホップドランビック
~ストレートランビックとアメリカンホップによる饗宴
3.1Lバッグインボックス
Alc. 6.8% スタイル:ドライホップドランビック

実は二度目となるホップ浸漬バージョンで、一度目はカリスタというジャーマンホップでした。今回はアメリカンホップ、シムコーを使用しています。なかでもYakima Chief HopsからのCryo Hops(クライオホップ)という特殊な製法によるもので、収穫直後にフリーズドライさせることで香味成分のルプリンが強調された味わいを実現しています。通常のペレットなどに比べて渋味やグラッシーな後味がなく、柑橘をメインにハーブや松の匂いも感じられるシムコー独特のアロマが特に強調されたものとなっています。フレッシュなホップの香味成分がランビックと出会うとどの様な味わいを演出してくれるでしょうか。

Salted Tangerine Peel Infused Lambic 
ソルテッドタンジェリンピール・ランビック

~アウトベールセルと台湾・Taihu Brewingのコラボが入荷です!
3.1Lバッグインボックス
Alc. 6.8% スタイル:陳皮浸漬ランビック

天干ししたタンジェリンオレンジの皮から作られた陳皮を浸漬しました。塩漬けの陳皮を使用ということでゴーゼみたいなニュアンスも感じられるかもしれません。オレンジピール一般がランビックに親和性があるのは類似の香りから十分想像できますが、これはどんな仕上がりになっているかとても楽しみですね♪♪
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2023~2024年ウィンタービールほかご予約のご案内

2023~2024年ウィンタービールほかご予約のご案内です。

8月中のご予約受付となります。*受注分のみの輸入となります。
入荷は12月を予定しております。
価格等はお問い合わせ下さい。

皆様の各種ご予約をお待ちしております!

Troubadour Winter トルバドゥール・ウィンター
20Lドリウムケグ(S)/ 330ml瓶 Alc. 9.99% *初入荷!
濃厚な口当たりから驚くほどキレの良い後口への流れに、他にはない随一の味わいが実現されていると云ってよいでしょう。
とにかく消え入るような余韻が堪らないです。ベースではクラシカルなベルジャンウィンタービール(濃厚・スパイシー)をしっかりと踏襲しています。


トルバドゥール・ウィンターの深い銅色の輝き(ベルベットブラウン)は、ウィンタービールの象徴である暖かさを即座に放ちます。
このウィンタービールのスパイシーなフレーバーは、たき火のそばで物語を楽しみながら飲むことで、より一層その真価を発揮します。
濃い赤色は、ビールに甘いキャラメル、ビスケット、ペストリーの風味をもたらす特別なモルトを使用することによって得られます。 しっかりとした発酵により、多くのフルーティーな香り、フルボディで温かみのある口当たりが得られます。追加されたハーブは、このウィンタービールの暖かさをさらに強調します。

Winter Lambiek ウィンター・ランビック
3.1Lバッグインボックス Alc. 6.8% *3年ぶりの入荷!
アウトベールセルのランビック・バッグインボックスにウィンターバージョンが3年ぶりに加わります!

冬季限定ランビックとしてアウトベールセルは松の芽をランビックに漬け込みます。松の芽を引き立たせる為、より柔らかい味のランビックを選びます。大樽からの1.5年物のランビック1,000Lに松の芽 5kgを加え3~4週間浸漬します。
ランビックの爽やかな特性に松の木の風味を兼ね備えた味わい。想像するなら松の木の緑とスパイシーな香り、サウナの香りと冬の雰囲気が膨らみます。

Kapittel Winter カピテル・ウィンター
20Lキーケグ Alc. 7.8% *新ロット入荷します!
弊社恒例のウィンタービール、カピテル・ウィンターは新ロットを樽生にて入荷します!

カピテル・ウィンターは冬の間のロマンチックなダークエールで、毎年数量限定で醸造されています。このマホガニー色のアビィスタイルビールは、濃いベルギーチョコレートの独特の香りがします。味覚には、チェリー、ドライベリー、ダークモルトのタッチがあって、まるでブルーベリーを入れたチョコレートケーキの様。勿論ビールとしての甘みは程々で、実にキュートながらフルボディの味わいが楽しめます。

Novopacké Třeskuté ノヴォパツケー・トレスクーテー
20Lペテイナーケグ(S)Alc. 6.3% *新ロット入荷します!
チェコのノヴォパツケー・トレスクーテーも新ロットにて入荷します!
前回のバージョンがとにかく評判良く、いくつかのお取引店様においていまだリピートし続けて頂いているほどなのです。
今回は受注分のみの輸入となりますのでお見逃しなく!


チェコ・ノヴァーパカ醸造所によるセミダークラガーのウィンタービールです。
フワッっとした甘いモルト感とドライなロースト感が交差するバランスに秀でた味わい。ナッツ、ハチミツ、パンといった香ばしく食欲をそそる風味が楽しめる出色のチェコ・ウィンタービール。

Barrels and Pipes バレルスアンドパイプス
375ml瓶 Alc. 7.0% 
*こちらの商品は9月入荷です。ウィンタービールではありません。
ウィンタービールではありませんが9月入荷の数量限定品も一つ、こちらのご予約受付に入れました。事前ご注文となります。
ドゥ・ライトとアウトベールセルのコラボ、当然酸っぱいビールですが色はダークなのでちょっと珍しいですね♪仕上がりに期待です♪
ちなみに全200ケースのみの生産から分けてもらいました。


ドゥ・ライトとアウトベールセルのコラボとなるこのビールは、ドゥ・ライトのダークエール「ボノーム」とランビックのブレンドで、今回輸入のこれはドゥ・ライトのキュヴェに使われているバリックで26ヶ月熟成させたものです。入荷はありませんがアウトベールセルのポートパイプで熟成させたバージョンも同時リリースされました。どちらのビールも、樽の違いや各々の専門知識が熟成に与える影響を見事に表現しているとのことで、飲み比べは出来ませんが、ドゥ・ライトバージョンは酸味柔らかな仕上りとのこと。
商品詳細参照↓
https://blog.goo.ne.jp/kinki-beer/e/c30cb71751dcbbdf0d6842a4f2b6e97d
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Crisp Fizz Cider Tripel

ザ・ムスケティールス醸造所がベルギーのサイダー(シードル)を取り入れたビールを造りました。


シドルリー・ルウェット(Cidrerie Ruwet)は1898年創業の家族経営のアルチザナルサイダリーで、日本にも輸入されています。
ルウェットのサイダーはベルギー産のリンゴ(ジョナゴールド、ゴールデンデリシャス、ガラ、エルスター)を使い、自然酵母で発酵させています。
例えばイギリス、ノルマンディーと比較してベルギーのサイダーは一般的に甘さは控えめで、酸味がやや柔らかいとのことです。
実際に飲んでみるとさっぱりしていながら十分なボディがあり飲み応えを感じました。


ザ・ムスケティールスの新作はそのルウェットのサイダーをブレンドしたビールです。
ベースのビールはトリペルで、発酵中のタンクにサイダーをブレンドします。割合はトリペル70%、サイダー30%位です。
アルコール度数は7.2%。トリペルの特徴であるエステル香、軽快なモルト風味、バナナのようなフルーティーさが直ちに感じられ、その中にリンゴのアロマがはっきりと認識できます。サイダー由来の柔らかな酸味とスパイシーな香り、スパークリングのフレッシュな後口が美しい特性としてこのビールを支えています。ブルワーも今回はホップの特徴は極力控え、サイダーの特徴がそのまま感じられるようにしました。
仕上がりはとてもクリアなので実に夏向きの爽やかな飲み物と云えるでしょう。


ビールとサイダーのどちらが支配することのない素敵な調和が実現したこのCrisp Fizz(クリスプ・フィズ)は、ビールのみならずサイダーへの関心、選択を高めてくれる理想的な入口となってくれるでしょう。
9月初めに入荷となります。お楽しみに!!

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バレル and パイプ / パイプ and バレル

4月にドゥ・ライト醸造所のユルゲンさんが来日した際アナウンスしてくれた、ドゥ・ライト醸造所とアウトベールセル醸造所のコラボ第二弾がつい先日現地でリリースされました。

このコラボは元々リュック(DL)さんとヘルト(OB)さん両オーナーの友人関係から生まれたものでした。

2019年のコラボ第一弾はキュヴェ・クーパン(男友達)として、ドゥ・ライト醸造所にてリュックさんがここのスモーキーセゾンとアウトベールセルのランビックをブレンドし、アウトベールセルのランビック樽で熟成させたものでした。主にこれはヘルトさんが認めるリュックさんのビール職人としての芸術的センスを活かしたものであり、同時にリュックさんのランビックへの敬意を表したものでもありました。

今回のコラボ第二弾は、それぞれがよって立っているところの「樽熟成」を競うかのような、遊び心のある内容となっていて非常に興味深いものです。

2021年3月初旬にドゥ・ライトのダークエールであるボノームがアウトベールセルに送られ、アウトベールセルからはランビックがドゥ・ライトに送られました。
どちらも全く同じロットのボノームとランビックを手にしています。これらを各々でブレンドするのですがその比率もボノーム70%、ランビック30%と同じにします。

ドゥ・ライトでは、日頃キュヴェシリーズで使用しているバリック(仏ボルドー・メドックワインの熟成に使われていた220Lのオーク樽)にボノームを入れ、その後ランビックを入れブレンドします。*通常ドゥ・ライトではバリックを入手した際、樽板に乳酸菌を注入しています。そしてキュヴェシリーズに使っています。


アウトベールセルでは異なる容量、キャラクターを持つ様々なオーク樽をランビック発酵熟成に使用していますが、今回はポートパイプ(ポルトガル・ポートワインの熟成に使われていた600Lのオーク樽)にボノームを入れ、その後ランビックを入れブレンドします。*アウトベールセルにあるポートパイプは大変古いものが多く(70年~130年前のもの)、すでに数十年ランビックに使用されてきているとのこと。特徴としては酸素が若干早めに吸収されるために、発酵にも比較的早さがみられることで、これによりまた異なる風味が現れるとしています。


共にそれから26か月の熟成を経ました。それぞれが自分の感覚や経験に従っておこなっているところがミソですが、そこは彼らのみが知るところです。
その間二人は時々集まり、お互いのビールを試飲しましたが、これは楽しい仕事だったということです。どちらにも良好な自然の酸味がゆっくりと与えられてきており、仕上げの段階も徐々に見えてきました。

瓶詰めは5月に行われ、それぞれの個性と一体感を体現した別々のラベルが貼られています。
ドゥ・ライトヴァージョンは「バレル and パイプ」、
アウトベールセルヴァージョンは「パイプ and バレル」と名付けられました。

「どちらのビールも、樽の違いや各々の専門知識が熟成に与える影響を見事に表現しています。(ヘルトさん談)」お楽しみに!!








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