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Walk The Red Carpet~レッドカーペットを歩く

先日発表されたザ・ムスケティールス醸造所のバケットリストシリーズ最新作「レッドカーペットを歩く」を紹介します。
バケットリストとは、一生に一度はやってみたいことを集めたリストという意味で、このシリーズ、今回早くも9作目となります。
「小麦畑を駆け抜ける(ウィートIPA=アンティゴーン カレジャス・ウィートIPAのプロトタイプ)」
「ゴムボートでクラウドサーフィング(セゾン)」
「雄牛に乗る(ボック)」
「砂漠を横断する(ビターブロンド)」
「ジャマイカンビーチでパーティ(ニューイングランドIPA)」
「オーロラを見て(トリプル=ブーデロ・グランクリュのプロトタイプ)」
「隣人の奥さんにキス(ジューシーIPA)」
「タトゥーを入れる(ダブルIPA)」
という流れできており、ネーミングもさることながら、何となくそれに似合うビアスタイルをチョイスしていますね。しかもポップアップだからこその実験としているところが巧いですね。後に定番アイテムとして生まれ変わるものが出てきています。

さて最新作の「レッドカーペットを歩く」ですが、ビアスタイルはザ・ムスケティールス初挑戦のフルーツビールとなります。7.5%のハイアルコールとフルモルト感をベースに、ラズベリーとチェリーをブレンドしたものです。ザ・ムスケティールスにしては珍しくホップ感は殆どありません。
しかしながらベルギー人は木の実のフルーツが本当に好きですね!


以下公式なご案内です。

魅惑的な女性やハンサムな紳士としてスポットライトを浴びてみたいですか?
レッドカーペットを歩く~ロイヤルルージュは、文字通りベリーのフルーティーさと酸味のある、やや曇った美しいレッドカラーのビールです。
典型的なライトなチェリービールではなく、ハイアルコールかつフルモルトなスタイルを目指します。魅惑的なラズベリーとチェリーの長い余韻に誘惑されてみませんか?きっと気に入って頂けることでしょう。
多分あなたは王室の血(ロイヤルブラッド=ルージュ)も欲しいでしょう?
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ベルギービールウィークエンド名古屋2021

ビアラバーの皆様が待ち望んでいた屋外ビアフェスがようやく開催となります!
ベルギービールウィークエンド名古屋2021
https://belgianbeerweekend.jp/

場所は名古屋栄の久屋大通公園、期間は7月21日(水)~7月25日(日)、90種以上のベルギービール(生樽、ボトル)と、ビールに合うフード(ベルギーお馴染みのフリッツやワッフルのほかに、今年はロティサリーチキンや倭いちの餃子なども加わりバラエティー豊か)を、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を的確に施した会場で安心してご飲食頂けます。ガイドラインにご協力の上お楽しみ下さい。

きんきは4種の生樽をお出しします(うち1種途中変更予定あり)。
アンティゴーン・ウィートIPA(生樽) スタイル:IPA

ウィートIPAとは、 小麦が主原料で爽やかな酸味のあるホワイトビールをベースに、IPA 好きの為にそこにあえてホップをふんだんに効かせたスタイルです。花や柑橘といったホワイトらしい優しい特徴に、ホップの魅力が 不思議と溶け合った、勇ましいアンティゴーン(アントワープ伝説の巨人)が生まれました。

パルジャス・ロゼ(生樽) スタイル:フルーツビール

まるでロゼシャンパン!泡まで綺麗なピンク色のとてもキュートなラズベリーのフルーツビールです。煮沸工程の終わりにラズベリー、そして発酵初期にリンゴとエルダーベリーのエキスを加えて更なる発酵を促しています。思いのほかドライな口当たりで、後を引くフレッシュで爽快な風味は幅広く楽しめます。

パルジャス・セゾン(生樽) スタイル:セゾン

原料に一部小麦を使い、またホップのフレーバーを強調するのにドライホッピング製法を用いています。それにより、とても爽やかな香りが特徴です。またドライな口当たりで飲み口が良く、夏の暑い日には最高のビールといえるでしょう。

パルジャス・ブロンド(生樽) スタイル:スペシャルビール

ケントゴールディングスなどのホップによる、ミントやシトラスのクリーンなアロマが特徴のブロンドエールです。麦芽風味やドライな後口との全体バランスが優れていて、何を選ぶか迷った時には間違いのないチョイスをお約束できる、正統派ベルギービールです。

ヴラスコップ(生樽) スタイル:ホワイトビール

亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)をイメージしたメロディアスな名前のヴラスコップは、割とあっさり目の色合いとすっきり爽やかな酸味が美味しいホワイトビールです。コリアンダー、オレンジパウダー、レモンパウダーを副原料に使っています。繊細さがあって何となく和を感じさせるようなベルギービールです。

来週皆様のお越しをお待ちしております!


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Crombé Oud Kriekenbier

ベルギー東フランダース州ゾッテへムにかつてあったクロンベ醸造所。19世紀前半からの歴史を持ち、最初は農業の傍らビール醸造をしていました。代々家族経営で、世代交代がされてもそのビールのレシピブックは受け継がれ、そこにはその代のオリジナルレシピが加えられたり、その後変更されたり、また元に戻されたりと、一冊のレシピブックには書き加えられたり削除されたりした鉛筆のメモによる変遷が残されているということです。最後は7代目当主ヨー・クロンベ氏の時でしたが、古い設備への投資が叶わず、1998年前後に操業は停止となりそれ以降、ほぼ同じ長さの歴史を持つ仲の良いストゥルブ醸造所(西フランダース州イヒテへム)にクロンベ家のレシピと伝統に則った委託生産を頼むことで、ブランドを保っていました。しかしながら数年前にヨー・クロンベ氏が亡くなったことでそれも終わり、醸造所としての本当の幕を閉じました。ただクロンベブランドのビールは今もストゥルブにて不定期に少量のみは造られているようです。


今回取り上げるアウトクリーケンビールは主要なクロンベブランドの一つです。アウトクリーケンビールはアウトブラインにベルギー産のサクランボを最低18ヶ月以上浸漬し発酵熟成させたもので、瓶詰め後セラーでさらに1~2年寝かせるということです。


今も残るクロンベ醸造所の建物は建築遺産としてゾッテへム市内中心部の街並みの一部として保護されていますが、その地下にはセラーとしての地下室とそこから通路が張めぐらされていて、隣接する家々の地上への階段に繋がっているということです。この地下ネットワークは戦時中にどんどん広げたものだということです。昔はこの地下セラーで貯蔵ビールの実験が盛んに行われていて、その最大の成功例がこのアウトクリーケンビールだったとのこと。熟成により自然な赤い色が琥珀色に変わり、味がはるかに柔らかくなります。例外的に並外れた出来のサクランボ~非常に肉厚で、風味豊かで驚くほど甘いもの~が収穫された年など、通常よりも多くの量を浸漬することで、5年の熟成の後にのみ瓶詰めされたということです。


そんな歴史のロマンや醸造の神秘を感じさせるアウトクリーケンビール、複雑で甘さの微塵もない、厳しい鋼のような口当たりと強い酸味と云われるものを是非とも味わってみたいですね!過去ストゥルブに問い合わせてみたこともありましたが、在庫のあるタイミングが中々なく、今回ようやく小瓶のみ仕入れることが出来ました!入荷は8月入ってすぐの予定です。お楽しみに!
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デ・ライトとパルジャス

今週ヘンリクス醸造所の輸出担当ユルゲンさんからちょっと驚きの知らせがありました。パルジャスブランドがデ・ライト醸造所のものになったということです。

共に小規模醸造所なので(特にヘンリクスは自前の設備は持たずに委託していた)、傘下にしたということではなく、ヘンリクス・オーナーのマチアス氏がパルジャスブランドを売却したようで、ヘンリクス自体は無くなるようです。マチアス氏はこのコロナ禍で早めの決断をしたということでしょうか。ブルージュに自前の醸造設備を計画していたのが結果頓挫してしまったのは残念です。デ・ライトはブルージュ近郊に位置していますし、何かと縁があったのでしょう。

ユルゲンさんは心機一転デ・ライトの輸出担当としてやっていきます。なので今後デ・ライト、パルジャスどちらも彼からのアナウンス、彼とのやり取りになりますね。弊社は偶然にも両醸造所と取り引きしていたので、これから色々便利になることは違いないです。ちなみにデ・ライトのオーナーは変わらずリュックさんです。

デ・ライトとパルジャスといえば方向性が真逆のようなところがあるので、アーティスティックな感性のリュックさんが、コマーシャルな売り出しをしていたパルジャスブランドを今後どのように位置づけていくのか大変気になるところです。おそらくはこのコロナ禍でパルジャスブランドの商業的成功を土台にすることで、デ・ライトブランドのさらなる探求が可能になるのかもしれません。

両ブランドの化学変化というのもこれからの楽しい想像ではありますね。
是非面白いところを入荷してみたいものです。


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Boudelo & Get a tattoo

トルバドゥールシリーズなどで知られるザ・ムスケティールス醸造所がアビィシリーズ(修道院スタイル)をリリースしました。

Boudelo ブーデロ
Blond ブロンド alc. 5.8%
Tripel トリぺル alc. 7.8%
Grand Cru グランクリュ alc. 8.0%



クラシックなアビィスタイルビールです。
彼らにとって今迄で最もベルギービールの伝統を意識した造りとなっています。自らの醸造のルーツに立ち戻り、堅実なレシピを作成したということです。
機が熟したのでしょうか。クラフトビールの潮流と関わりなく伝統的なスペシャリティビールを楽しんでいた幅広い層を魅了したいと考えたのです。同時に新しい層にもその魅力を理解してもらう為に。

ザ・ムスケティールス醸造所のある東フランダース州シント=ギッリス=ワースの近くにクライン・シンアーイという村があります。ここに1197年からの歴史を持つブーデロ修道院の遺構が残されています。ブーデロ修道院はシトー派修道院だったのでいわゆるトラピストです。歴史としてはこの修道院は、16世紀後半にプロテスタントとの宗教戦争でゲントへ避難してしまい、ついに1797年そこで解散を余儀なくされてしまう運命でしたが、その長い歴史の中でビール醸造は続けれらていました。1578年当時のビール販売証書も残されています。18世紀末の解散時に最後の修道院長であったデルフォートリーは、ビール醸造を含む様々な文書を鉄のスーツケースに封印しそれを持ってオランダに逃げました。それから138年後、ロッテルダムのオレンジブーム醸造所の屋根裏部屋で改修工事中の労働者がその鉄のスーツケースを発見します。中の文書には、修道院の庭のハーブを使用したオリジナルのビールレシピもあったということです。



ザ・ムスケティールスによる、ブーデロの名を冠したこのアビィシリーズは、ブーデロ修道院とベルギーの伝統的なアビィスタイルビールへのオマージュです。

ブーデロ・ブロンドは、ベルギー産ホップによるレイトホッピングによりピルス以上IPA未満の苦味がゆっくりと表われる味わい深いビールです。少しドイツのエキスポートスタイルに似ていますが、よりスパイシーです。

ブーデロ・トリペルは、正にベルギー伝統の味わい。酵母からのフルーティーなノート、伝統的なホップ由来のスパイシーでフローラルなアロマ、滑らかな口当たり、温かみのあるアルコール感で締めくくられた、ベルジャントリペルのサラブレッドです。

ブーデロ・グランクリュは、キャラメルとスパイスの香りがするカッパーブロンドのビールです。モルトとスパイシーな味わいの中で、アプリコットとナッツのはっきりとしたヒントに気づきます。甘く柔らかな口当たりと長い余韻が飲む人を完璧に温めてくれます。
*ブーデロ・グランクリュについてオーナーのステファーンさんに訊いたところ、やはり「オーロラを見て」がプロトタイプであるとのことです。




Get a tattoo タトゥーを入れる alc. 6.9%

キス・マイ・ネイバーズワイフに続くバケットリストシリーズの最新作はタトゥーを入れてみたいそうです(バケットリスト=一生でやってみたいリスト)。
ビアスタイルは初のダブルIPAということで、このシリーズではガツン系な方と云えると思います。
大量のホップを煮沸終了時と発酵時に投入し、その爆発的なアロマを放出させます。異なる種類のホップを絶妙な塩梅で融合させ、心地良く官能的なアロマと旨味のあるフレーヴァ―を醸し出します。フレッシュな松の香りにオレンジやメロンの甘い口当たりは正にホップのなせる真骨頂。それを受け止める十分なモルト感がまたいい、骨格のある構成を造り上げています。そして長く残るホップの余韻…。
満足のいくダブルIPAです。

Boudelo、Get a tattoo共に夏頃入荷の予定です。小瓶のほか樽生も予定しています。ご期待下さい!!


*右端がオーナーのステファーンさん

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