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発汗の仕組み

2012-08-11 | 美容・健康
汗には生理現象として体温を調節する働きがあり、運動時などにエネルギー産生とともに上昇した体温を、気化熱を奪うことで低下させる働きがあります。

これは、脳からの命令が脊髄を通って、交感神経を介して汗を分泌する汗腺に到達して出てくる体温調節目的の汗で温熱性発汗と呼ばれます。

これに対して、精神的な緊張時などに出る精神性発汗があります。温熱性発汗は、手のひらや足の裏などを除く全身に著明に見られるのに対して、精神性発汗の方は、手に汗握るスリルがいっぱい、などというように手のひらや足の裏、腋の下、額など特定部位に汗をかくことが多くなります。

つまり、手のひらや足のうらは精神性発汗で、手の甲から全身は温熱性発汗が主になるということができます。

多汗症はこうした2種類の汗のうち、精神性発汗により起こる汗の異常といえ、手のひらや足の裏、腋の下などに限局して多量の汗をかく病気で、原因が不明のため特発性手掌足蹠多汗症と呼ばれます。


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