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うつ病対策

2012-07-12 | ほか
健康的な生活をしているつもりが、知らないうちにうつ病になってしまうことがあります。

年間3万5千人近くが自殺で亡くなっています。この大半がうつ状態であるといわれています。

ストレスが原因であったり、急激な環境変化で起こる精神的ダメージも影響したりします。人の死、引越、転職、子供の独立、失業、ケガ、病気など。

人はストレスを感じると、脳や身体の諸機能が一斉に活動を高めます。

それにより、全身の各細胞が持つエネルギーが使われ、減ってしまいます。

ストレスから解放されれば、エネルギーは補充されていき、失われた分を取り戻します。

しかし、小さなストレスでも、途切れることなく感じていると、エネルギーを補充する間もなく減らし続け、やがて枯渇してしまいます。

その時に、脳も体もエネルギー切れのうつ状態が起こってしまいます。

完璧型の人や円満型の人は、エネルギーを消耗しやすく、結果としてうつ状態に陥りやすいようです。

うつとは簡単に言うと心が弱っている状態です。
そのため様々な症状が出てきます。
・物事に対しておっくう、めんどうなどの意欲の低下。
・集中力、根気、理解力、記憶力、判断力の低下。
・気分が落ち込む、悲観的になる、悲しくなる、などの感情の障害。
・眠りが浅い、早朝覚性などの睡眠障害。
・食欲の低下、痩せなどの身体的な変化。

うつ病は、「心のカゼ」と呼んだりするようですが、誰もがかかる可能性があり、治療をすれば必ず治る病気であるという認識をお持ちください。

仮面うつ病
うつ病の中には、うつ病本来の精神症状が目立たず、体の病気のようにしか見えないものがあります。

仮面うつ病の人が訴える主な症状は、頭痛、肩こり、腰痛、めまい、食欲不振、疲労感といった不定愁訴であることがほとんどです。日常的によく見られる、ごくありふれた症状であることが特徴です。

そのため、本人はもとより、一般診療科の医師からもなかなか正しい診断が得られず、本当の病名にいきつくまでに時間がかかってしまいます。

仮面うつ病になる人の多くが、なかなかうつ病だとは認めたがらないことです。

仕事一途に一生懸命やってきて、疲れているのはわかっていても、それは肉体的なものだと思い込んでいるようです。

そううつ病
そう状態(病的に愉快・爽快な状態)とうつ状態(病的に憂うつ・抑うつの状態)からなります。

うつ病だけの患者が50~60%で、うつ病とそう病の両方をもつ患者が30~40%、そう病だけの患者が5~10%の頻度でみられます。

そう病の治療は薬物療法として、抗精神病薬、精神療法などがあります。

うつ病の治療は薬物療法として感情調整剤、精神賦活剤、抗精神病薬などがあります。この他、電気ショック療法や断眠療法もあります。

昔は副作用がひどいものが多かったですが、現在はよいものが開発されています。
使わないに越したことはありませんが・・・。


うつ病に遭遇したら
・まずは話を聞いてあげてください!ただ聞くだけでいいのです。 こちらからの意見はいりません。
・休息をとらせてあげてください。
・自殺について警戒してください。大袈裟かもしれませんが大事なことです。見守ってあげてください。
・重要なことの決定は先延ばしにしてあげてください。心が弱っているのにプレッシャーはマイナスにしかなりません。
・できるかぎり励まさない。励ますと余計追い詰められてしまいます。

大事なことはできるなら精神科医に会わせる事です。
日本では精神科の受診はすごく抵抗があります。
しかし本人がうつであるという認識を持つ事は重要です。
これを説明するのはやはり医者のほうがよいと思います。

うつ病は正しい医師の治療を受けてうれば必ずよくなる病気です。多くの場合、2~6カ月の抗うつ薬療法で治るとされています。

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