KIMUKAZU blog

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iMac G4 1GHzのOSX Leopardへのアップグレード

2014-08-31 23:12:42 | デジタル・インターネット
 いまさらながら、old iMacの活用を試みた。具体的には、iMac G4 1GHz[1]のOSをTiger[2]からLeopard[3-4]にアップグレードしてみて、その利便性がどの程度向上するか具体的に調べてみた。
 事前の調査により、OSX v10.4 Tigerからv10.5 Leopardにアップグレードした際には、classic環境[5-6]が使用できなくなる点は把握できていたので、classic環境のソフト資産活用は見切ることにした。
 一方で、今回のアップグレードで、開発環境Xcode[7]の改善や、Terminal[8]での日本語環境利用の改善、さらにMacPorts[9]ライブラリの改善等には期待感があったので、実際に使用してみて、その効果を調べた。
 さらに、OSXにバンドルされたアプリケーション:Safari[10]、iTunes[11]、QuickTime[12]、AppleScript[13]、iCal[14]等の改善も評価した。
 本稿では、まずiMac G4 1GHzのOSX Leopardへのアップグレード手順と、それに付随するソフトウエアの評価結果やインストール・ノウハウについてまとめる。

【OSX v10.5 Leopradのクリーン・インストール】
 クリーン・インストールの事前に、OSX v10.4 Tigerの環境をCCC[15]を用いて外付けのHDDにフルバックアップを行った。80GBのHDDバックアップには数時間の時間が必要であった。

1.クリーン・インストール
 LeopardのインストールDVDをセットした後、"C"キーを押しながら再起動を行いインストールDVDからシステムを起動する。言語を選択した後、デスクトップメニューのディスクユーティリティを起動し、内蔵HDDをフォーマットする。ディスクユーティリティを終了した後、インストールメニューに戻り、インストールをメッセージに従い実施する。インストールが完了するまで、2時間程度必要である。
 インストールの終了後、ユーザアカウントを設定し、ネット接続設定を完了させる。ソフトウエアのアップデートを3回実施すると、Leopard v10.5.8にアップデートされ、更新が完了する。
 この状態でiTunesを起動するとQuickTimeのアップグレードが必要とのメッセージが現れるので、その更新版の存在するAppleサイトより、QuikcTime7.7[16]をダウンロードし、インストールを実施する。QuickTimeのインストールが完了すると、iTunesが利用可能な状態となる。
 以上で、OSX v10.5.8 Leopardのクリーン・イントールが完了する。

参考文献:
(1)iMac G4 (フラットパネル)
(2)Mac OS X v10.4 Tiger - wikipedia
(3)Mac OS X v10.5 Leoprad - wikipedia
(4)Mac OS X v10.5 Leopard
(5)Classic - wikipedia
(6)Mac OS - wikipedia
(7)Apple Developer
(8)Terminal (OS X) - wikipedia
(9)MacPorts
(10)Safari - wikipedia
(11)iTunes - wikipedia
(12)QuickTime - wikipedia
(13)AppleScript - wikipedia
(14)iCal - wikipedia
(15)Carbon Copy Cloner
(16)QuickTime 7.7 (Leopard)
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Mac OSX 10.4 PPCにおけるMacPorts:ffmpeg構成時の課題解決方法

2014-04-14 19:57:40 | デジタル・インターネット
 いまだにold iMac(OSX 10.4.11 Tiger/PPC G3 500MHz/RAM:640MB, PPC G4 700MHz/RAM:768MB, PPC G4 1GHz/RAM:768MB)を愛用[1-2]し、ネットラジオ[2-3]やCD鑑賞[4]等に活用している。さすがにCPUの演算能力の限界により高精細な動画の再生は難しいが、VGAクラスの動画であればVLC(0.9.10)[5]を用いて問題なく再生できる。また、MacPortsを活用したオープンソースソフトウエアの利用[6-7]は、現在でも十分可能である。

【MacPorts:ffmpeg構成時の課題解決方法】
 しかしながら、上記のMacPorts利用に際しては、特にMac OSX 10.4 PPC環境においては、サポート面での課題もあり、動画変換の標準であるffmpeg[8-9]のインストール時にはエラーが発生し、最新バージョンが構成できないという課題があった[10]。
 上記の問題解決法には、動作可能な古いパッケージのインストール方法[11]もあるが、コンパイラのapple-gcc42[12]をインストールすることで解決できることがMacPortsのticket内で示された[10]。
 ここでは、上記の解決手順(前提:MacPortsは既にインストール済とする)について、当方の環境にて確認した結果を示す。

◆確認手順
1.TerminalからMacPortsを起動
$ sudo port
2.MacPortsにてapple-gcc42をインストール
>install apple-gcc42
※このインストールには、PPC G4 1GHzの環境では約3時間、PPC G3 500MHzの環境では、その2倍の約6時間必要である。
3.ffmpegのインストール
>install ffmpeg
エラーメッセージがなければインストール完了である。
※ffmpegのインストールにも、apple-gcc42ほどでは無いが、それなりの時間が必要である。
>exit
4.ffmpegの動作確認
$ ffmpeg -version
※バージョン情報が確認できる。
$ exit

【Mac OSX 10.4 PPC環境におけるネットラジオの録音試験】
 MacPortsを用いてインストールしたffmpeg[8-11]、rtmpdump[13]等のツールを活用し、ネットラジオ(radiko.jp、らじる)の録音試験を試みた[14-17]。
 試験に使用した環境は、以下の3種の環境である。

試験環境1:
-Mac OSX 10.4.11 Tiger, PPC G3 500MHz, RAM:640MB
-ffmpeg 2.2
-rtmpdump 2.4

試験環境2:
-Mac OSX 10.4.11 Tiger, PPC G4 700MHz, RAM:768MB
-ffmpeg 2.2
-rtmpdump 2.4

試験環境3:
-Mac OSX 10.4.11 Tiger, PPC G4 1GHz, RAM:768MB
-ffmpeg 2.2
-rtmpdump 2.4

 試験手順は、radiko.jpの場合は、主に参考文献[15]記載の手順を参考にし、また、らじるの場合は、参考文献[16]記載の手順を参考にした。
 試験の結果、上記のいずれの環境においてもネットラジオの録音動作が確認できた。

参考文献:
(1)iMac DV OS9.2のMac OSX 10.4 TigerへのUpgrade
(2)iMac DV OS 9.2のMac OSX 10.4 TigerへのUpgrade(2)
(3)Re: itune でラジオが聴けない
(4)名機スピーカとディジタルアンプでPCサウンドを聴く
(5)VLC media player for Mac OS X
(6)MacPorts - Wiki
(7)The MacPorts Project Official Homepage
(8)FFmpeg - Wiki
(9)FFmpeg
(10)ffmpeg: build failure on ppc running osx 10.4
(11)MacPorts 古いffmpegパッケージのインストール方法
(12)gcc - MacWiki
(13)Rtmpdump - Wiki
(14)Mac OSX環境でのradiko.jpの録音
(15)とあるサイトの録音手段 (シェルスクリプト)
(16)らじるらじるをrtmpdumpで録音する
(17)NHKネットラジオ「らじる★らじる」の録音
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iMac DV SEの内臓DVDドライブ不調対策・ウレタンオレンジベルトによる修理

2014-02-02 14:05:25 | デジタル・インターネット
【内臓DVDドライブのメディア搬送用ベルトの交換】
 iMac DV SE(CPU:PPC G3 500MHz, RAM:640MB, HDD:30GB)の内臓DVDドライブの調子が悪くなったため、内臓DVDの分解掃除を試みた。しかしながら、分解掃除だけでは内蔵DVDドライブ(SR-8184-B)の調子を回復することはできなかった[1]。内蔵DVDドライブの不調の原因は、その不調の様子からメディア搬送用のゴムベルトの劣化が疑われたが、適当な交換部品(ゴムベルト)の入手が困難であることから、その交換修理はあきらめていた。
 しかし、その交換部品のゴムベルトを調べる過程で、交換部品のゴムベルトを自作する記事を見つけることができた[2-4]。その具体的なゴムベルトの自作方法には、
 ・ウレタンオレンジベルト(バンコード)を使用する方法[2,3]
 ・ビニールテープを用いる方法[3]
 ・ゴムシートをサークルカッターで切り出す方法[4]
があり、いずれもコストをかけずに実施可能な点が着目された。
 ここでは、上記の自作方法のなかでも修理実績があり、比較的信頼性の高いウレタンオレンジベルトを使用する方法を採用し、修理を試みた。
 その具体的な修理手順は、参考文献[2]の手順を参考に、次のように行った。

1.内蔵DVDドライブ(SR-8184-B)の搬送用ゴムベルトのサイズ測定
 まず、内蔵DVDドライブ(SR-8184-B)の搬送用ゴムベルトのサイズを測定した。測定の結果は、次の通りである。
 ベルト周囲長:200mm (20cm)
 ベルトゴム径:1.5mmΦ

2.ウレタンオレンジベルトの加工
 ウレタンオレンジベルトは、ゴム径:1.5mmΦの製品(amazon[5]にて購入)を用い、その長さを200mmに切り出した。
 その後、参考文献[2]記載の手順の通り、ラジオペンチにウレタンオレンジベルトの両端をマスキングテープで固定し、半田ごてでその両端を熱して溶かした後、圧接・融着させ、リング状に加工した。融着部分が十分冷却した後、融着部分のはみ出したバリ部分をニッパー等で取り除いた。

3.ウレタンオレンジベルトの内蔵DVDドライブへの取り付け
 加工したウレタンオレンジベルトの強度を確認した後、内蔵DVDドライブのプーリーに取り付け、スムーズに動くかその動作を確認した。
 最終的には、内蔵DVDドライブをiMacに取り付けて組み上げた後、そのiMacの動作を確認した。

 上記の手順により、内臓DVDドライブのメディア搬送の不具合は解消でき、スムーズにメディアを取り出しすることができるようになった。
 ウレタンオレンジベルトは、安価に入手でき、比較的容易に加工できるので、上記以外の修理用途にもかなり広い範囲に応用できると考えられる。

参考文献:
(1)iMac DV SEの内臓DVDドライブ不調対策および内蔵スピーカのエッジ修理について
(2)DVDドライブのベルト交換修理
(3)DHC-MD77のCDプレイヤーのゴムベルト自作
(4)ゴムシートからゴムベルトを自作する
(5)amazon.co.jp
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iMac G4の内蔵DVDドライブ交換

2013-12-29 22:31:18 | デジタル・インターネット
 iMac G4(PPC G4 700MHz, SDRAM:512MB, HDD:40GB)[1-2]の内蔵DVDドライブ(GCC-4120B[3])の読み込みの調子が悪くなってしまった。光ピックアップのレンズの汚れが想定されたので、まずはCDレンズクリーナ[4]で清掃を試みた。

【CDレンズクリーナによる清掃】
 iMac G4の内蔵DVDドライブのレンズクリーニングに使用したレンズクリーナは、以下の乾式と湿式の2種類の製品である。

-乾式:CDレンズクリーナ、CDL-13(NAGAOKA)
-湿式:マルチレンズクリーナ、CK-MUL3(ELECOM)

 上記のレンズクリーナを用いて内蔵DVDドライブの清掃を試みたが、残念ながらレンズクリーナ自体がDVDドライブに認識されない状態で、清掃はうまくいかなかった。クリーニングは、数回試みたが、状況は変化しなかった。ちなみに、内蔵DVDドライブの不調の状況は、以下の通りである。

Media/    Format  状況
CD(市販)/ CD-audio  ×
CD-R/    CD-audio  ○
CD-R/    blank    ○
CD-RW/   blank    ×
DVD(市販)/DVD-video  ×
DVD-R/   DVD-video  △(途切れ再生)
DVD-RW/  DVD-video  ×

 上記の通り、内蔵DVDドライブの不調の状況(CD-Rのみ読み込み可)から、光ピックアップのレーザ光源[5]の出力低下が疑われたので、ドライブの交換を試みることにした。

【iMac G4の内蔵DVDドライブ交換】
 iMac G4の内蔵DVDドライブ交換に際して、まずは、交換可能なDVDドライブの機種について調べてみた。交換可能なDVDドライブは、インターフェースがIDE/ATAPI[6]の市販品のDVDドライブであれば交換可能のように考えられたが、実際に交換実績のある機種について念のため調べてみた。その結果、下記の機種が候補にあがった。

-参考文献[7]:DVR-106PE[11] → DVR-111[12]
-参考文献[8]:? → DVR-115D[13]
-参考文献[9]:? → GH-22NP21BK[14]

 上記の実績例には存在しないが、Power Mac G4の搭載例[10]から、今回は、Pioneer製のDVR-109[15]を交換に使用することにした。

-今回の場合:GCC-4120B[3] → DVR-109[15]

 実際の内蔵DVDドライブの交換は、参考文献[7-9]を参考にして行った。iMac G4の分解の際には、特にトルクスレンチ(PROMOTE 精密ヘクスローブレンチ SHL-8)を準備する点や、組み立ての際には放熱用のシリコングリス(SANWA SUPPLY TK-P3S)を準備する点に留意して行った。
 また、交換に用いる内蔵DVDドライブのジャンパー設定については、iMac G4の機器の構造上「スレーブ」とする点に注意した。
 内蔵DVDドライブの交換の結果、無事、DVR-109ドライブも正常に認識され、また、交換前のRead/Write時の問題も解消され、正常な状態に復帰することができた。

 iMac G4には、内蔵ディジタルアンプ[16]とハーマン・カードン社製[17]のApple Pro Speaker[16]が搭載されており、歴代のiMacの中でも最も音質が良く、現在でも魅力的な製品である。当時(2002年頃)のApple社の製品は、スティーブ・ジョブズ[18]の影響であろうが、コンピュータに計算やビジネスだけでなく、芸術分野の表現力やデザイン、さらにコミュニケーション能力を持たせることを重視した設計になっていた。このすばらしいiMac G4を、使用できる限りは、なるべく長く愛用していきたい。

参考文献:
(1)サポート - iMac G4
(2)wiki - iMac G4
(3)GCC-4120B Owner's Manual(pdf)
(4)レンズクリーナ
(5)光ディスク(pdf)
(6)Advanced Technology Attachment
(7)Mac G4 光学ドライブ換装
(8)iMacG4チューンアップ
(9)iMacG4、光学ドライブ交換について
(10)Power MacG4 733mhzでDVR-109
(11)DVR-A06-J
(12)DVR-111(Archived) - Pioneer
(13)DVR-115D(Archived) - Pioneer
(14)LG GH22NP
(15)DVR-109(Archived) - Pioneer
(16)iMac (Flat Panel), Power Mac G4 (Digital Audio) and (QuickSilver): サウンド出力ポート
(17)ハーマン・カードン
(18)スティーブ・ジョブズ
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Mac OSX用・分子構造表示ソフトウエア・iMol

2013-11-11 01:52:13 | デジタル・インターネット
 iMol[1]は、分子構造を可視化するMac OSX用のソフトウエアです。使用方法の概要は、iMol Overview[2]に記載があります。動作環境は、次の通りであり、古いiMacでも十分動作する点がうれしい点です。

動作環境:
 -Mac OS X v.10.2 以降
 -Power PC G3 processor あるいは Intel processor (universal binary)
 -256 MB RAM
 -5 MBの空きディスク容量

参考文献:
[1]iMol Home Page
[2]iMol Overview


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