そら豆ゴーストが生まれたよ後編

カタツムリの子供たちの面倒を見るゴーストは、守護霊のようでした。

月日は流れて、たくさんの子供たちはみなひとりだちして、
それぞれの家族を持つようになりました。

ゴーストもまた、オバケとして立派な大人になろう！（←？）と思ったかはわかりませんが、
ひとりだちを決意しました。
そんな時です…

家族が多すぎて、名前も付けてもらっていないカタツムリの末っ子と出会いました。

ゴーストが抱き上げると、末っ子カタツムリはたいそう懐いて甘えました。

そうしてゴーストはカタツムリの末っ子を連れて、新しい生活へと旅立っていきました。

ふたりの暮らしは…

こうして思い出を重ねて、

幸せに毎日をすごしているのです。

これからもずっと。

不器用にもきっと。

 

おしまい。

 

 

 

おしまいじゃないか（笑）次は１０月カレンダー、ふたりが大好きなハロウィンですね。

そら豆ゴーストが生まれたよ

大きなそら豆。

ゴーカなお豆。

そんなそら豆がおいしく食べられたら…

 

幸せに天に召されます。

（種になったそら豆もいつか天使になります）

でも食べてもらえなかったそら豆は…

だれも知らないどこかでひっそりとゴーストになっていきます。

今後の身の振り方がわからず途方にくれるゴースト。

たまたま通りがかったカタツムリにひっそり付いていきました。

にょこにょこ。てくてく。

 

 

大家族でした。

 

つづく。

こんなぼくだけど…

他愛の無い話ですが、簡単に描いてみました。

 

ぼくは黒いワンコ。顔がどこについているかわからないけど、

たぶんしあわせ。

あの子は白いワンコ。輝いてて、ぼくと全然違ってる。

ぼくなんかと全然違ってて…きれいで……

 

 

クロちゃん大好き！

 

ぼくはとってもしあわせ

とってもとってもしあわせ

ものがたり バラバラともだち10（終）

7人は仲良くいっしょに眠って

そして朝が来ると…

「ぼくたち一人前になったんだね　　空の国を7人いっしょに旅立てるんだね」

タコをまん中にして7人は手をつないで大空へ！

そして雨上がりの町で大きな虹となって

やがて空にとけていきました

でも…ほらここに

ほらそこにも

ね、どこにでも

そうやっていつまでも

手をつないでいっしょにいるのです

ぼくはみんなと違う

みんなもぼくと違う

みんなバラバラ

ものがたり バラバラともだち9

あばれて　わがまま言って　みんなを困らせて　タコは自分がキライになってきました

オレが集めた仲間なのに　オレだけがふさわしくないんだ…

ひとりぼっちの気持ちになったタコは　さよならを思いました

そこへハネが近づいて来ました

ハネはマキに優しくしてもらったことを思い出してタコをギューしました

タコはきっと振り払ったりしない…そう信じて

それはタコに「いなくならないで」と言っているようでした

トロもやってきて言いました

「ぼくはタコくんのどこか一部分が好きなんじゃない

　いいとこも悪いとこも、変なとこも困ったとこがあっても、それが全部合わさって

　タコくんなんだもん！ぼくはまるごとタコくんが大好きだよ！！」

そしてみんな言いました

「ぼくたちずっといっしょだよ！」

ともだちのままでいてもいいの？

タコはうれしくてうれしくて涙がぽろぽろ

ごめんねとか、ありがとうとか、もう何も言えませんでしたが

みんなの心はひとつになっていたので幸せでいっぱいでした

 

 

バラバラともだちは次回が最終回です(*^_^*)ちょっと長いのでしばらくお待ちください