かねてから報告をしていた高校時代の後輩。
そろそろ病名を明らかにした方が何か情報も入るかなと思って、
今週記事を書こうかと思っていたんですよ。今週末(明日です;)に集まりがあるんですが、
その前かな?その後かな?って思っていました。
後輩の病気は、若年性アルツハイマー。お父さまからの遺伝だそうです。
お医者様が言うには「若年性といってもそれが指すのは50~60代のこと。
40代で発症するのは珍しい」とのこと。(発症した時は43歳かな?)
後輩が発症していると知ったのは、昨年の春だったと思いますが、
2010年11月に予定していた高校の時のクラブでの同窓会を企画した時にはもう症状があったらしく…
最初は真っ先に参加申し込みを、代表してくれた後輩Sさんにしてくれたそうなのですが、ご両親から反対され来られませんでした。
そして春にはもうバスにも乗れない、お金の計算も出来ないくらい進んでいて、
それでもSさんに手紙は書けたんです。
それが昨年秋にはやっと字を書いている風な文字で。
若年性アルツは進行が早いように聞いていたのですが…
それが、本当に早くて、
本当に早くて、つい先日、今月10日に亡くなったそうです。
直接原因はくも膜下出血だったそうです。アルツの影響でしょうね。
彼女にしてあげられる事いろいろ急いだ方がいいのではとは思っていたのですが、そうもいかず、緊急性がわからない人もいたし、私も「間に合って欲しいな」とは思っても「間に合わないかも」なんて思っていなかったし。
同じ病気のお父さまが2010年12月に亡くなっているというので、ほぼ一年しかたっていません。お母さまのことが心配です。
クラブの同窓会に行かせられなかった事を後悔してらっしゃるそうです。
我々の中では、直接連絡を取っていた後輩のSさんが一番ショックだったでしょう。
やはり仲間内でも「温度差」があり、なかなか同じ歩幅でやっていく事ができませんが、
明日は来られる人だけ集まって寄せ書きみたいなものを書いてきます。
クラブの同窓会を開く事にしたのは、「会えるうちに会っておこう」と言う気持ちがあったからです。
みんないつまでも元気とは限らないんだから・と。
それが、会うことが叶わず、その上「できることがあるうちに何かしよう」ということも実現しきれず。
「間に合ううちに行動」と言う意識がありながら、どれも実現しなかったと言うわけです。
他の人には会えた。うまく行かない相手もいる。
そういうことかもしれません。
思い通りに行かないのは普通良くある事です。
でも気が付いていながら回避できなかった・と言うのは、なんというか…
仲間には「今やらないと。次の機会があるとは限らないんだよ」とも言いました。
(諸事情あるとわかったうえでの会話です)
人は突然死ぬものです。
その前に何かしてあげたい、と言うのは間に合わないのが当たり前なのかもしれません。
やはり、一番大切なのは、日頃の交友、なのかもしれません。