出歩記

気の向くままに歩き回り、歩いた軌跡を写真と共に記録に

京の紅葉2019 嵯峨野 (2)

2019-12-03 | 京都日記

京の紅葉2019 嵯峨野(2)
前回嵯峨野を歩いた日には時間の関係で行けなかったところを歩くことにした。

鹿王院(ろくおういん)
鹿王院へは、嵐電で嵐山に行くときに、終点の嵐山より二つ手前の駅で下車して歩いていく。
山門を入ると、ちょうど見頃のもみじの木もあるが、ほとんどは葉っぱが落ち始めている。もう少し早く来れば紅葉のトンネルを体感することができたと思われる。
  
客殿から見る本庭には色付いた木が数本あるだけなので、この寺で紅葉を鑑賞するのは、山門から客殿までの参道だけであった。
  

嵐山
鹿王院から嵐電「嵐山」駅までは駅二つの距離なので歩いて渡月橋方面に向かう。渡月橋越しに見る嵐山は紅葉が進み、落葉した樹々も多く見受けられる。
  

清涼寺
渡月橋から北へ歩き、天龍寺前の雑踏を抜けて清涼寺に向かう。ここには河津桜を見に来たことがあるが、紅葉の時期には初めてである。
  

本堂の裏庭に放生池と弁天堂があり、少しのもみじが植えられている。
  
仁王門を入ってすぐ左の多宝塔付近のもみじはすっかり色付いて散る寸前である。
 

直指庵(じきしあん)
清涼寺から大覚寺まで歩き、さらに北へ15分ほど歩くと直指庵である。紅葉の穴場と紹介されているところである。嵐山に来た観光客で大覚寺まで足を延ばす人はいるが、さらにその北にまで足を延ばす人は少ないと思える。大型バスも入れず、駐車場もないお寺である。
山門を入り、竹穂垣の間を進むと真っ赤に紅葉したもみじと赤い実の南天が目に飛び込んでくる。南天は真っ赤な実と濃い緑の葉のコントラストが美しい。
  
  
  
ここには、西郷隆盛と親交があり、篤姫の養母となり、勤王女傑と称された、村岡局の墓があった。
  
訪れる人も少ない奥嵯峨の寺(庵)であるが、紅葉は見事であり、正に穴場と称することのできる場所であった。
  

 

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