先日、梅さんの家にお邪魔してきた。
梅さんとは、またの名を”梅欄芳”と言い、京劇の歴史的名女形と言われた人だ。
歴史的名優なので、もちろん、”あたしの友人”なわけはなく、、、、、、あなたの友人でもなく、、、彼らの友人でもなくって、、、ぶつぶつぶつ。。。
10元握り締めてお宅を見に行って来た次第である。
梅さんの家は前海の西側にある。(西城区護国寺街9号)
10元払って中に一歩入ると梅さんが出迎えてくれる
ようこそ、梅さんです。下半身がなくってごめんなさいよ。
中庭を囲むようにして造られる”四合院造り”の家。
いいな、いいな。こんな所に住んだら、一日中、中庭で犬とごろごろ、だらだらするのにな。
梅さんが犬を飼っていたかは不明。
ここは応接間。冬は寒いから絨毯を敷かなくっちゃ。お客さんが来るから、ここに犬は入れないようにして、、、、と、妄想がふくらむ、ふくらむ。。
梅さんの普段着。
、、なわけはなく、舞台衣装たち。
部屋の片隅で、梅さんの舞台の映像も鑑賞できる。(、、が、画面が小さいので非常に見づらい。梅さんがっかり)
部屋の中から中庭はこのように見える。
あぁぁ、、見える、見えるわ。
犬たちがはしゃいでいるのが、あたしには見えるわ。
梅さん家はそんなに広くないので、あっという間に訪問終了。
外に出て、左右をきょろきょろすると、なかなか良い通りである。ここにはきっと梅さんの”おもひで”がいっぱい残されているはず。
ちょっとぶらぶらしてみよう。
通行人の事をまったく考えていないこの自転車の置き方に梅さんもきっ!と目を吊り上げた(はず)
こんな看板があるから”お!餃子屋さんかな?”とウキウキ中に入ってみたら、ただの民家でちぇっ!!!!
、、、と、梅さんも舌打ちした(はず)
梅さんの贔屓にしていたお店は右から2番目だった(はずさ)
お母さん、座る場所をもうちょっとずらさないと、助手席のドアが開いたら危ないよ、、、と、梅さんも注意したに違いない(はず)
餃子屋を発見!でも、開店前で従業員達が食事中のため、入ろうとしたら一斉にギロ!!とにらまれて、”ども、すんませーん、テヘヘ”と、梅さんも愛想笑いでこの場を立ち去った(はず、てへへじゃなくて、ふふふ、だったかもしれない)
おとうさん、ちょっと借りるわね、と言って、梅さんが何回も借りていったバイク。(のはず)
お!かすかに”肉ジャービン”という字が見える。たぶん、梅さんのお奨めのはず。食べてみよう
梅さーん!これ、しょっぱいよ!しょっぱすぎて3口が限度だったよ、梅さーん!と叫びたくなった。
梅さんの味覚とは合わない模様。
じゃ、こっちでお口直しする??
お!種類いっぱいのマントー屋さん。
ここは無難に、、、基本に忠実にぃぃい、、、
あんまん購入。1.2元なり。
梅さーん、普通においしいけど、1元でいいと思うよ~ .2って半端な数字が気持ち悪いよ、梅さーん!
梅さーん!こんなに暑いのに、あんなに堂々と生肉を置きっぱなしにしちゃってるよ、梅さーん!!
ふぅ、、、この護国寺街には梅さんのおもひでがいっぱい。