修理屋の気まぐれDiary

釣行記、日々の事、稀に撮り鉄、何でも有りの気まぐれDiary

オーバーホール

2012-09-22 04:30:41 | メンテナンス

以前から’11バイオC3000HGの調子がイマイチな為、一旦分解して再調整してみた。
症状としては、時々回転が引っ掛かるんやけど、正常な状態が大半を占めるだけに非常に厄介なんよね。
ピニオンギヤ上側のBBは対角方向にガタが出てきたのですぐに交換したんやけど、今回はフリクションリングを交換してみた。

Img_1877
ピニオンギヤ上側のBBは、’10ステラで使われているRSA-RBを入れてみた。
Rって何の意味なんかと思ったけど、ラバーシールドなのね。

ほんでもって、他に何か違和感のある場所はないかと探してたら、あと2ヶ所が気になると言えば気になるけど、それが原因かはちょっと疑問かな。

Img_1979
分解中・・・の図。

あとは、ラインローラー周りも掃除して再び組み上げた。
ラインローラーのBB1個もザラザラしてたので、交換が必要かな。
ヘッジホッグスタジオのBBに変えて1年ぐらい?やから、長持ちしてる方なんやろうけど。

Img_1982
今回使用したメインのグリスは、純正ではなく時々使ってるMARFIXのグリス。

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分解してみて気になる所

2012-04-25 04:48:05 | メンテナンス

昨日、のんびりとリールを分解してた訳やけど、気になる所が何点か。
’11バイオマスターはマレーシア生産(立ち上げは日本やった気がする)な訳やけど、やっぱり部品の精度や質については落ちるね。(国内もたいがいやけど
ローラークラッチの効き具合もグニョグニョしててカッチリ感が無いし、調整ワッシャーなんかでも形がいびつな物が平気で入ってるし
ちょっとした事やけど、荒いんよな~。

それと、フリクションリング。
まだ1年も経ってないけど、次に分解する時は多分伸びて使えないな。
以前から、フリクションリングの耐久性は未知数やったけど、現行モデルでも短命で終わりそうな感じ。
これって、使用中に外れるとかなり厄介やから、注意しとかんとヤバイ。
自分自身でオーバホールする人には、フリクションリングだけは、絶対に予備を持っておいた方が良いと思うよ。

久しぶりにリールを分解したけど、案外すんなり出来るもんやね。
て言うか、自分自身の所有するリールをオーバホールしたのってあまり記憶が無い
慣れって恐ろしい・・・


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オーバーホール その2

2012-04-24 08:02:53 | メンテナンス

その1から随分経過してしまったけど、本体を分解してみた。
ちなみに、回転枠のアームカム周辺は、よっぽどの事が無い限り今後も分解するつもりは無いので悪しからず
で、久しぶりのリールの分解。
どんな感じなんかな?と、確認しながらのんびりと進めた。

Img_1765
本体から部品を外した状態。
部品は、だいたいこんな感じに並んでいるので参考になれば・・・。
部品は無くさない様に、100均のキッチンコーナーで売ってるステンレスバットなんかに入れておくと便利やね。
ボルト類は、場所によって長さが違ったりするので、緩めたらそのままの状態で置いておくといいかも。
そうすると、『このボルト何処に使ってた?』なんて事にはならないしね。
で、ウォームシャフトギアって、このクラスはやっぱり樹脂なんやね。
ちなみに、このウォームシャフトギアを取り出す為に、ストッパーレバーをいちいち外さんとダメなんやね・・・めちゃ面倒やんけ!

Img_1764
ストッパーレバーを外す時、ストッパーカムを押さえながらボルトを緩めないと、ボルトが外れた瞬間にクリックバネがピュ~~ンと何処かに飛んでいく可能性があるので、気を付けて下さいな。(経験者は語る・・・
リールを組み立てる時、このクリックバネをストッパーカムに入れるのが最も苦手なんやけど、今回はすんなり出来た。
かなり簡単になってる気がしたけど、マレーシアレベルに合わせたんやろか?
今回はすんなり出来たけど、この作業がほんまに嫌い。
ここの組込みを、何食わぬ顔でバンバンやるおばちゃんを見た時、マジで関心したもんな。

ちょっと話がそれたけど、それぞれの部品の汚れをキレイに洗浄or拭き取って再び組立てて行く訳やけど、BBを見たらシールドが外せるやん

Img_1766
て事で、主要な4ヶ所のBBを片シールド化。
こっちの方がグリスを入れやすい、それだけの理由やけど
もちろん、シールドされてる方を外向きにして組込んでる。

で、肝心のグリスは、的なスペシャルグリス・・・では無く、純正のパーマルブグリス(DG10)を使用。
チャレンジャーじゃ無いから、社外品を試す勇気がありませんでしたわ
で、順番に組込んでいって、回転枠のナットを固定すればほぼ出来上がり。

Img_1771
回転枠ナットやけど、この画像に写ってる角が取れてる面を下にして締めると、締付時に回転枠にキズが入りにくい。
ちなみに、逆ネジでした。
以前は、逆ネジだったら解る様に1本溝があったんやけど、今は無いんやね。
溝を省いてコストカットかな?

そして、

Img_1773
一応出来上がり
ドライブギアの軸ガタを詰める為に0.05mmのワッシャーを追加したけど、若干詰まり気味になってしまった。
気にならん程度なので、次に分解する時に再調整やね。

あと何ヶ所かイジリたい所はあるけど、それはまたボチボチと進める事にしよっと。

・使用グリス(全て純正)
1.パーマルブグリス(DG10)
2.フリクションリンググリス(DG08)
3.B-100オイル(OIL1)orリールオイルスプレー

・使用工具
1.プラスドライバー各サイズ
2.六角レンチ(0.89mm)
3.スパナ(10mm)
4.ピンセット

最後に、修理屋的分解順序を。
1.ハンドル、スプール(スプール受けも)
2.本体ガード
3.回転枠
4.ローラークラッチ組
5.フリクションリング
6.本体
7.ドライブギア
8.ウォームシャフトピン
9.ピニオンギア
10.ウォームシャフト、摺動子ガイド、メインシャフト
11.ウォームシャフトギア
細かい部品は省いているけど、簡単に書けばこんな感じ。

けっこう長文になったな・・・。


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悩むな~

2012-02-10 04:22:11 | メンテナンス

何を悩むか?って、リールに使うグリスなんやけどね
これが決まらんから。まだバイオはバラシてないんよね。
そろそろ本格的なシーズンになるから、さっさとオーバーホールしときたいけど、もうちょっと考えよ。


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オーバーホール その1

2012-01-20 06:56:29 | メンテナンス

’11バイオC3000HGのオーバーホール。
と言っても、一度にやるのも面倒なので(別の理由もあるけど)、まずはラインローラー部から。
簡単だから、10分程度で済むしね。

Img_1579
バラすとこんな感じで、配列は画像の通り。
ヘッジホッグスタジオのBBに交換後初めてバラしたけど、その間水洗いも注油も一切無し。
グリスはけっこうとんでるけど、BBの回転も良好で異常無し。
ラインローラーを指ではじいてみてブン回る頃が、グリス注油の時期と思ってる。
注油穴から注油するのも有りだとは思うけど、あれだと反対側にグリスは回らないだろうしね。
オイルを注油すれば全体に回るかも知れないけど、入れ過ぎたら漏れてベタベタするし、あまり良くないかな~?って思うしね。
で、ここはバラしてしっかりグリス注油って訳。
あとは、汚れたグリスなんかを綿棒等でキレイに拭き取ってから、新しいグリスを塗って組込んで出来上がり

~おまけ~

Img_1582
ラインローラー受けって言う部品。
よく見たら解ると思うけど、エッジに少しRが付いている側(画像で見えてる側)とエッジがシャープな側があるんよね。
で、あまり関係無いとは思うけど、画像の方をラインローラー側に、シャープな方をアームカム側になる様に組込むのがシマノ式。


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リールスタンドその後

2012-01-17 04:41:02 | メンテナンス

シマノに聞いてみた。
結果、カタログが間違ってるそうな。
後で気付いたけど、製品の取説にも【C】って書いてあった
て事で、間違って買ったリールスタンドは返品してきたのでした。

それにしても、リールスタンドっていつの間にあんなに高くなったんやろ?
リールスタンドが出てきた当初って、1000円もしなかったんじゃなかったかな?(買った事無いから知らんけど
互換表を再度よく見ると、ソアレCI4のが取付け出来るから、こっちをパーツで頼もうかな?
1050円安いしね。

さて、そろそろリールをオーバーホールしよっと。
酷使はしてないけど、ぼちぼちイヤな感触が出てきたしね。


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どっちが正しいねん?

2012-01-15 03:34:26 | メンテナンス

’11バイオC3000HGに付けるリールスタンドが安くであったので購入。
早速付けたけど・・・ん・・・?

Img_1563
最後まで締まらない。

ちゃんとカタログを見て適合する物を買ったんやけど・・・。(Mサイズで適合はD。)
試しに反対側に付けると、

Img_1561
ちゃんと最後まで締まるやん。
リールスタンドが悪い訳じゃなさそう。

もしかしてと思って本体を見ると、

Img_1565
本体の出っ張ってる部分に当たってるし
そりゃ締まらんわ。

で、一応念の為にHPでチェック。
まずはカタログ正誤表をチェック。
ここには記載無し。
続いて、夢屋の機種別取付一覧表をチェック。
そこには驚愕の事実が・・・(そんな大げさな事じゃないけどね
この’11バイオ2000~C3000クラスだけ、#1000クラスの小さい方のリールスタンド適合になってるやん(Sサイズで適合はC。)
マジかよって感じやけど、いったいどっちが正しいねん
ほんま面倒臭いけど、休み明けにシマノに問い合わせやわ。
でも、小さい方やったら傘部の幅が合わん気がするんやけど、実際どうなんやろね。



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ちょこっと手入れ

2011-12-29 04:21:45 | メンテナンス

今回は、ハンドルノブ周りを少しだけ掃除。

Img_1547
バラすと、こんな感じ。
こびりついたカスをつまようじで擦って、洗浄液を染み込ませた綿棒で拭き取るって感じの軽作業。
ハンドルノブを変える時にBBを追加しようと思ったけど、せっかくやから入れといた。
ちょっと気になったのが、ハンドルノブの固定ボルトがすぐに緩んだから、使っていくにつれ緩んできてたのかも知らんし、元々の締付けが甘かったのかも知らんけどね。
今回は、しっかり締めたので要チェックやわ。

使ったグリスは、

Img_1548
懐かしの、マミヤOP時代に有ったMARFIX用のグリス。
右のは電食防止グリスやけど、ハンドルとハンドル軸の結合部やその周辺の座金に塗ってるけど、効果の有無は・・・解らん
まっ、何も塗らんよりはマシやろうけどね


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スプールの手入れ

2011-12-14 04:18:54 | メンテナンス

少し前にも書いたけど、’11BIOMASTER-C3000HGの残念なスプールの具材
フェルトはパーツで注文したので交換する事にした。
ちなみに、このフェルトは’01ステラAR3000と共通部品でした。

Img_1523
これが、ワッシャーの配列で、上段が元々組まれていた物で、下段のフェルト3枚が取り寄せた物に、ドラググリスを染み込ませた物。
フェルトの色の違いや、いびつな形のフェルトとか解るかな?
まぁ、製造時は大量のフェルトを袋に入れて、そこにグリスを入れてモミモミしてグリスを馴染ませるんやけど、結局グリスの量が足りてないから袋に入れたフェルト全体にグリスが回らず、乾いた感じのままのがあるんよね。
マレーシア生産に限らず日本生産でもある事やけど、何も変わってないな・・・。
釣種によってはドラグを駆使する事があると思うけど、乾いたフェルトだと使い込むうちにドラグがシャクり出す可能性があるので注意が必要ですわ。
新しいフェルトは、ジッパー付の小袋にフェルトとグリスを入れて1時間程馴染ませている。
余分なグリスは拭き取って、その後組込んでおしまい
その他に、金属の座金のエッジがキツかったので、#2000の紙ヤスリで滑らかにしてから組込んでいるよ。
ただ、一つ残念な事に、

Img_1522
このスジキズは深くて消せなかった
細いラインを使う訳じゃないからそんなに影響はないと思うけど、良い気分ではないよね。
ほんま、エッジの処理にしてもこんなキズにしても海外生産の雑さがにじみ出てる気がするな。
『こんなのはダメなんだ』って言う人が今は居ないのかな?って、ふと思う時があるよ。
低~中価格帯のリールでも手を抜いてしまうと、高価格帯は他社製品購入なんて事もあるんやけどね。
何か、まだ胡坐をかいて仕事してるな~って感じがするわ。


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結局・・・

2011-07-28 09:04:39 | メンテナンス

前に触れた、スコーピオンXT1000の不具合。
結局、釣具屋へ持ち込み苦情対応で修理依頼したのでした。
まぁ、部品(本体B受やったかな?)丸ごと交換すれば良いだけやから早いとは思うけど。
(それに、シマノのお膝元に住んでる訳やしね。)
まさか、ブレーキパイプを外して接着をやり直す様な面倒な事はしないと思うけど、修理上がり後は要チェックやな。

それにしても、情けない不具合やな・・・。
ちなみに、今年の6月生産分でした。

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