ラブゲーム 一周年

ラブゲーム　一周年記念　制作秘話（まじめに）



１１月でラブゲームも連載が始まって１年。

現在、７６話までストーリーが続いていますが、よくここまでやれたなあって感じです。

この前、第１話から読んでみたんですが、さすがに１５話くらいで疲れてしまいました。

書店やコンビニで立ち読みするような軽い気持ちで読んでもらえばいいでしょう。





ブログだと、一回の投稿に字数制限があるので長編はできません。

ちなみに第７６話がギリギリってところでした。あれ以上長くすると、前編後編に分けなければならないです。

最初は、小説の挿絵みたいな感じで作ろうと思ったんですが、だんだんと画像の数が増えてきました。

一話分のイラストをひとつひとつ描いていたら時間がかかるので、過去のイラストの使いまわしをするようになりました。




ありさ「愛ちゃぁ～ん、おっはよぉ～♪」




ありさ「ほならぁ、またねぇ～。バイバぁ～イ♪」


画像を大きくしたり小さくするだけで少し違った印象を受けるので活用してます。






ところで、「ラブゲーム」ってマンガのジャンルに入れていますが、正確に言うと、マンガではないんですよね。

セリフの吹き出しはないし、コマ割も背景もない。

画像の下に文字を入れて読むんですが、こういうのって、何っていうんでしょ？

ブログマンガっていうんでしょうかね？よくわかりませんが・・・

これは、ＤＳの「逆転裁判」っていうゲームを参考にしました。

本当にマンガを描いていたら、途中で挫折して、ここまで続かなかったでしょうね。描く気なかったけど・・・





この作品は全編オールカラーですが、これは最初から決めていました。

色つきだと、キャラクターの区別がつきやすく、けっこうごまかしが効くんです。

どうせ描くならきれいに描きたいですしね。






使用してるのは色鉛筆なので手軽です。


背景は、めんどくさいので描きません。

背景は人物を描く数倍手間暇がかかって大変なんです。

この作品では実際の写真を使用しています。


【学校】






授業中の愛


【カラオケ】






愛「え～っと、次なに歌おかな？」


同じ画像の使いまわしをすればかなり楽。








ラブゲームの舞台は大阪ですが




愛「なにそれ？バッカじゃないの？あたし、そういうのって許せないの！チョームカつくじゃん！」




愛「なんやねんそれ！アホちゃうか？ウチ、そういうの許せんわ！めっちゃムカつくねん！」

私自身大阪在住で、やりやすいし、ごらんのとおり関西弁のほうがインパクト強いので大阪に決定。



ストーリーは、あらかじめ大ざっぱな骨組を考えて、制作しながら内容を膨らませていきます。

「少女Ａ（ブチョー）編」「少年野球編」「ラブリーエンジェル編」「上月編」「先生・ブチョー編」。で、現在の「京香・梶山編」

予定通りに進んだのは「上月編」まで。

「先生・ブチョー編」は内容がガラッと変わりました。

ブチョーがストーカー化して、それをジョーキチ先生が阻止するという内容で、ジョーキチ先生がメインの予定でしたが、これといったアイデアが浮かばなく、中途半端なキャラになってしまいました。

なので、本当はもっと長くなるはずだったんですが、ブチョーにはいい人になってもらい、とっとと終わらせました。





そして、次は「修学旅行編」を作る予定でしたが、これもアイデアが浮かばなかったので中止。

で、「梶山編」は本当はずっと先にするつもりだったんですが内容がしっかりできていたので急きょ制作。

ストーリーを膨らませるために京香というキャラを作り、上月、ありさを再登場させました。

ありさは登場する三日前に思いついて作ったんですが、「上月編」ではこれといった活躍がなく、中途半端な扱いでしたが、最近、大活躍です。

ありさの絡むストーリーを考えていったらドンドン湧いて出てきて、遂に作者のお気に入りキャラになりました。



ちなみに作者のお気に入りベスト５は

①ありさ
②愛
③上月
④京香
⑤ヒデキ

です。


そして、脇役ですが、あまり活躍しませんが、梢の存在はけっこう重要です。

学園生活の会話では必ず出てくるキャラです。

ついでに他の友達も出たほうが盛り上がるので、「上月編」では顔は出ませんでしたが、椎名と倫子も急きょ作りました。

メガネの学生は、忘れた頃にチョロっと出てきますが、今のところストーリーを和ませる気分転換的役割で、今後も出てきます。

ちなみにコンビニでＨな雑誌を読んでるところを愛に見られるシーンはお気に入りです。

愛の弟の太郎は、愛の生活感を出すために作りました。

愛の両親が離婚したのは最初から決めていました。その辺のエピソードも少しづつ明らかにしていく予定です。







「ラブゲーム」にはいくつかの謎があります。

そのうちのひとつ「愛の名前」ですが、主人公の名前って重要ですよね。

「ラブゲーム」という題名で、主人公が「愛」ってすぐに思いつきましたが、即却下。

あまりにも単純すぎておもしろくないからです。

しかし、他にこれといったいい名前も思いつかないし・・・どうしようか？って考えていると、そうだ、名前じゃなく苗字にしたらおもしろいんじゃないかなってなったんです。

松本なら「松っちゃん」浜田なら「浜ちゃん」内村は「ウッチャン」南原は「ナンチャン」で、愛澤なら「愛ちゃん」ってな感じで「愛ちゃん」に決定～！

これはあえて第５１話から明らかにしました。実は「愛」は名前ではなく苗字だったと、これがやりたかったんです。

「少年野球編」をよく読んでもらえるとわかると思いますが、太郎は「お姉ちゃん」父親は「オマエ」ヒデキたちは「おねえさん」と、誰も「愛」という名前を使ってないでしょ？けっこうこだわりました。

他にもこだわりのセリフがあります。「あれ？これっておかしいんじゃないの？」と、思うセリフがありますが、間違いではありません。今後、明らかにします。





サブタイトルですが、「愛の～」って題名が多いですよね。愛情の愛と名前の愛をひっかけてるんです。

実際は名前の「愛」なんですが、知らない人が見たら誤解するでしょうね。

それを狙ってやってるんですが。

それから、歌の題名をサブタイトルにしたりしてますが、愛に歌わせることがあるので、今後もカラオケのシーンは出てきます。

歌の題名には「愛」「ＬＯＶＥ」って言葉が多いのでサブタイトルに使いやすいですし。

ちなみに第一話は「まちあわせ」って題名でしたが、「愛」「ａｉ」なので神秘的な意味をこめて「少女Ａ」に変更しました。







この作品を制作して思ったんですが、漫画家って大変なんだなぁ・・・

現在、日本には数えたことないですが、かなりのマンガ雑誌がありますよね。

それだけマンガの人気があるので競争も激しいし、毎週２０ページくらい描かなきゃいけないし、締切には間に合わせなければならないし、ストーリーも面白くなければいけないし、人気がなければ打ち切られるし、少年雑誌ならいろいろ規制があるだろうし、描きたくないことも描かなきゃいけないし、人気が出ればやめたくても（完結させたくても）やめさせてくれない。

やめたくてもやめさせてくれないっていうのはいいほうで、締切も守って、ストーリーも順調に進んでいるのに人気がないから打ち切りってかわいそうですね。


子供のころから、漫画家になりたいって思ってましたが・・・

学園物を描きたいと思って、登場人物を考えたりしてたんですが、具体的なストーリーが思いつかない。ネームができない、背景が描けない。結局どんなマンガを描きたいのかわからない。ただ、漠然と漫画家になりたい。これでは無理ですね。


そして、時代は流れて、インターネットが普及し、ブログで誰でも簡単に記事を公開することができるようになりました。

おかげで、私のような中途半端なマンガ好きでも作品を作ることができました。

これは、マンガではありませんが、子供のころからの夢がかなったみたいでうれしいですね。

「ラブゲーム」は、自由気ままに好き勝手に作っています。

やっぱり好きなことができるって楽しいですね。

だからここまで続けられたんでしょうね。

これからも、面白くても面白くなくても、人気があろうがなかろうが、ダラダラ続けます。






では、これからも「ラブゲーム」よろしくお願いします。