「アーカイブス 中国残留孤児・残留婦人の証言」ゲストブック&ブログ&メッセージ

左下のブックマークをクリックするとホームページ「アーカイブス 中国残留孤児・残留婦人の証言」にアクセスできます。

イギリスカントリーサイド ドライブ旅行

2015年07月02日 16時28分30秒 | ガーデニング

 3週間ほど家を留守にして、6月末に帰宅しましたら、庭は草茫々で荒れ屋敷になっていました。雨の日が続き草取りもままならず、鬱陶しさこの上なしです。

 幾度目かの人生最後の贅沢旅行に、今回はイギリスのガーデン巡りを選びました。7年前に次女とコッツウォルズをレンタカーで廻りましたが、その時は駆け足で欲張りして詰め込み過ぎたので、今回は高齢者二人、しかも電動車椅子持参ですから、ゆっくりと同じところに2,3泊しながら廻りたいと計画したのでした。

 大雑把ですが、カンタベリーからライ、ヘイスティングス、バース、コッツウォルズ、湖水地方、シェフィールド、フラットフォード、ラベンハム、ケンブリッジと廻りました。

 バースではATMにカードを飲み込まれるというアクシデントがあり、その連絡に時間がかかり、その日の午後はチャールズ皇太子のテットベリーの別荘、ハイグローブのシャンパンティーガーデンツァーを申し込んでいたので、どうしても遅刻するわけにはいかず、予定していた映画「日の名残り(アンソニー・ホプキンス、ヒューグラント)」の舞台になったデュラン パークには寄れず、1600年代から新しい家が1軒も建っていないというカッスルクームにも寄れませんでした。

 バイブリーのスワンホテルは7年前に娘と泊まった思い出深いホテルなので楽しみにしていましたが、Wi-Fiも使えず、食事、ホスピタリティーあらゆる点で以前とは大きく違っていて高級ホテルからパブホテルに変身していてがっかりしました。清川妙さんのエッセイ(「75歳から英会話?」みたいな本)を読んでスワンホテルに憧れ、また旅行社のパンフレットにもコッツウォルズといえば必ずスワンホテルの写真が載っています。今のスワンホテルは3倍の料金を払ってパブに泊まった感じだと思います。バイブリーコートマナーハウスも今年から営業していません。よくしたもので、こういう時には必ずいいこともついてくる。オーストラリアから来たガーデニングが趣味のご夫婦と私の拙い英語でおしゃべりを愉しみ(あちらは苦しみ)素敵な時間を過ごすことができました。

 湖水地方では、発熱し3日間寝ていました。ベアトリクス ポターが幾年かの夏を過ごしたカントリーハウスの一番いい部屋で、湖と羊を見ながら過ごしました。解熱剤も持って来ていたのに、うちの藪が「長引くから抗生剤だけで」という指示で、ポターの愛した風景を見ながら熱を出すのが仕事の3日間でした。

 今回の旅はガーデン巡りだけでなく街歩きもしたいと思っていました。連れはケンブリッジが気に入ったようでした。パントに乗って、数学橋やらホーキング博士が映画の中でキスした橋やら、興味深く見ていました。また、通りかかった小さな町でアンティークフェアをやっていたので、1ポンドの入場料で覗いてみました。アンティークの価値はわかりませんが、気に入った人には価値があるものと思って、スプーンセットを買いました。

 22日間でたった1日だけ、雨に降られました。その日は移動日でハーローカーガーデンかチャッツワースどちらかに行く予定でしたが、移動だけで早めにホテルについてゆっくりしました。こんなにお天気に恵まれたイギリス旅行は初めてでした。

 7年前のレンタカーについていたナビは非常に使い辛く、入力も大変でしたし、「ターン レフト」と言われてもとっさに左に曲がれの指示を出すことのできない私の脳回路でした。当時よりもっともっと鈍化している私の脳回路に、必需品のナビをどうするか、大きな課題でした。日本でオフラインで使えるグーグルマップをダウンロードし、目的地を保存して行きました。ところが、イギリスでは、Wi-Fi環境のないところでは、途切れたまま、次の目的地を指し示してくれません。仕方なくワンデイパケ放題を使いました。それ以降は、グーグルマップ様様でした。双子のラウンドアバウトも何のその地球の果てまでも行きたいところに連れて行ってくれそうです。

近日中に写真も整理してアップしたいと思います。