宝くじ

サンエーバスターミナル店の前に行列ができていた。
スーパーの特売日ではなく、行列の先にあるのは宝くじ売り場。
年に何回かドリームジャンボ宝くじが発売されて、
買う人の列ができるが、特にに年末ジャンボを買う人の列が
多いような気がする。

過去に宮古島でも一等当選者や高額当選者が出たことがある。
そのようなニュースはテレビのニュース速報のように一気に広がる。
よく宝くじの当たる確率の話しになると、一等に当たる確率は
カミナリに撃たれたり飛行機事故に遭う確率の方が高いなどといわれる。
本当にそうだろうか？

2億円〜4億円の当選本数は69本、4億〜8億円が57本、
8億円〜10億円が14本。10万円以上を高額当選者とするなら、
なんとその本数は、120,885本あるそうだ。
カミナリに撃たれたり、飛行機事故に遭う人がこんなにいるだろうか。

宝くじに当たる最低条件は、宝くじを買うこと。
当選者が出たという噂が広まると
「もしも…自分が当選したらどうする？」という話題で盛り上がる。
畑をしている友人は耕運機を買うとか、漁師は船のエンジンを
乗せ替えるとか、夢を語るが、当選日まで夢を持てるというのが
宝くじの楽しみでもある。

宮古島では宝くじ売り場に並んでいるところを誰かに見られる。
その時点で買ったことがバレる。
その後、少し贅沢なことをすると「当たったんじゃないか」
という噂が出ることもある。
宝くじを買うときは、本土にいる人に買ってもらうようにしている。

昭和30年代、琉球大学が図書館建設のために宝くじを発行した。
1等120万円を引き当てたのは月給3千円の高校教師、
その人の名前は「金城金造」という人だったとか。