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うんたま森のキジムナー

オカガニ

真っ暗な夜道を散歩していると、どこからか「カサカサ、カサカサ」
と音が聞こえてくる。音がする方をよく見るとカニが道路を
横切ろうとしている。明け方になると、この時期は車に轢かれたカニの
死骸をよく見る。

カニは陸に住む「オカガニ、イワガニ」である。
モクマオウやオオハマボウといった木が生えている防風林の下や
マングローブ林の周辺などに巣穴を掘って生活している。
沖縄に住んでいるカニの中では大型のカニである。
オカガニの子供は「ゾエア」と呼ばれ、全く別の姿をしており、
海の中を浮遊しながら成長してそして陸に上がってくる。

6月から満月の日になるとオカガニの一斉産卵が起こる。
あたりが暗くなる頃、陸の巣穴から這い出て来て、卵をお腹に抱かえて
放卵のために海に向かう。
満月の満潮から干潮になるときを目掛けて海に到着して放卵する。
時には道路がカニでいっぱいになることもある。

オカガニの一斉産卵は6月下旬から9月初め頃まで見られる。
深夜になるので車には注意を呼びかけているが、たくさんのオカガニが
交通事故で踏み潰されている。


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コメント一覧

きじむな
オカガニの一斉産卵が始まりました。
満月の大潮のたびに9月最初の大潮まで続きます。
多いときは道路を埋め尽くすように歩いています。
それでも昔に比べると数は減ったと言われています。
ダイバー
菩提寺までお墓参りに行く途中の田舎の道で、車に轢かれたらしいタヌキらしき動物を道路脇に見かけます😥 野良犬は最近ほとんどいなくなりましたが、野良猫や放し飼いのイエネコは田舎では普通にいますので、時々車道に飛び出してきて急ブレーキを踏むことがあります☹️ 健気な蟹を保護する方策は無いのでしょうか🦀
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