東シナ海低気圧が急速に発達しながら
沖縄付近を通過する日がある。
沖縄では、この天候の急変をニンガチ.カジマーイ
と呼んでいる。
この荒れの日の前後数日を昔から台風につぐ
海の荒れ日として警戒するよう、今日まで
言い伝えられている。
ニンガチ.カジマーイ二月風廻りの起源は、
15世紀にさかのぼり、旧暦の2月の荒天をさす
言葉として史書にも記載されている。
この時期は、沖縄近海で発生した低気圧が
急速に発達して素早く北東へと進むことから
天気の急変が激しく、この様子を先人は「風廻り」と
表現したと考えられる。
今は天気予報も正確になって、風廻りの現象を
数日前から予報で知ることができるが
20年ほど前では、なかなか予報で知ることは
出来なかった。
微妙なウネリを感じとり、雲の流れの速さを
みて先人たちから伝えられて来たことを
思い出して予測した。
宮古島では、池間島の方から黒い雲が
二段三段に重なって見えてくると
急いで港へと引き返す。
漁師がもっとも恐る風廻り。
風廻りをもたらす低気圧のことを天気図で表せば
坊主の頭のような形になるので
昔は「台湾坊主」と呼んでいた。
これは差別用語になるらしく
今は東シナ海低気圧と呼んでいる。
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