うんたま森のキジムナー

俳句

月が美しいのは十三夜。
八重山の唄に「月の美しゃ」(つきぬかぎしゃ)がある。
月が美しいのは十三夜 娘が美しいのは十七つ。こんな歌詞
もちろん標準語になおしている。

池間島では小学校、中学校で俳句を教えている。
池間大橋が開通したのが1992年(平成4年)当時、
池間大橋開通に向けて小中学校から俳句が選ばれた。
たしか・・・橋の途中に両側合わせて6つの俳句が書かれている。

開通して初めて渡ったとき橋の真ん中に書かれてある
俳句に惹かれた。
「漁に出た、父を迎えに、十三夜」
今から23年前だから、小学生だった女の子は当然30歳を
過ぎている。おそらくいいお母さんになっているだろう。

よく橋の真ん中でとまって海の写真を撮ったりするので、
何度も見る俳句。
ここから見る景色も美しいが、どうしてもこの俳句に目がいく。
漁に出たお父さんを心配して帰りを待つ子供。
お父さんは夜釣りに船をだしたのか?
イカ釣りに出かけたのか?
十三夜の月は月の出が早い。夕方5時くらいに月が出始め
8時くらいにはまぶしいくらいの月明かりが見られるだろう。
街灯などない島を照らす月明かり。

月が沈むのが明け方の4時くらい。
この子は何時くらいまで起きて待っていたのだろう。
小さい船なら夜釣りに出ても月明かりのあるあいだに帰ってくる。
港まで迎えに出たのなら小学生が起きている時間ではない・・・・
沖縄の夜型社会を物語っているようなそんな気もする。


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