うんたま森のキジムナー

ビーチパーティー

関西の一般庶民の中で「パーティー」と言えば、
タコ焼きを意味する。夕方、秘めたような
笑顔で「あんた、今日はタコ焼きパーティーやで」
と母親が顔を近づけて言う。今にして思えば、
晩飯の手を抜きたかっただけだろう。

沖縄でビーチパーティーと言えば、ビーチでの
バーベキューの事を言う。土曜・日曜ともなれば、
多くの人がビーチでバーベキューを楽しんでいる。
市内のパイナガマビーチでは、
「バーベキュー禁止」の看板があげてあるが
まったく意味をなさないようだ。
色々な集まりがあり、それぞれバーベキューを
仕切る存在が必ず一人はいる。
本土で言う「鍋奉行!」ごとく「バーベキュー奉行」
とでも言えばいいのだろうか。

バーベキューをあつかっている肉屋に電話を
1本入れるだけで、素材と鉄板・炭・着火剤まで
配達してくれるのだから、手軽ではある。
移住者の多くがビーチの近くに住みたがるが、
夏になると花火やビーチパーティーの
騒音がうるさくて苦情が後をたたないそうだ。
夏の朝早くにビーチを散歩していると、そのまま
寝てしまった連中がゴロゴロといるときもある。
私も若いときは、目が覚めたらビーチと
いうときもあった。

沖縄のビーチパーティー・・・・
今で言う合コンみたいなもんじゃないかな。


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