朝、桟橋で出港準備をしていると、
漁を終えた船が戻ってきた。
「大漁した?」と聞くと、
「軽石とヒィトゥーでダメだった。」と言う。
ソデイカの時期には、オキゴンドウクジラの
群れが近海に現れる。
オキゴンドウのことを方言でヒィトゥーという。
イルカやクジラが群れで現れると魚もイカも
まったく食わなくなる。
オマケに軽石を避けながらの漁なので、
漁師いわく「踏んだり蹴ったり」だそうだ。
ソデイカ漁は3月末まで続く。
ソデイカの寿命は1年と言われている。
11月頃は一匹5キロ〜6キロほどの大きさであるが、
2月3月になると一匹17キロ〜20キロくらいまで
大きくなる。
水深約300m以上深く流れる深層水の中にいるので
巨大化すると言われている。肉厚も分厚くて
スルメイカのようにイカソーメンとはいかない。
最近では缶詰に加工されたり、回転寿司ように
広く流通している。
この時期のものを一匹買えば、
カレーの具材として夏くらいまで
冷凍庫に入っている。
クジラに軽石、ソデイカ漁も大変だ。
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きじむな
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