パパイヤの話しをもう一つ。
パパイヤの生産量の7割を占めるのが鹿児島県。
主に果実として出荷しているそうだ。
果物と野菜の違いはどこにあるのか?
畑の土の中から出てくるのがやさいで木に実をつけるのが
果物だと聞いたことがある。
メロン スイカ キュウリ トマト… 野菜なのか果実なのか?
植物分類学上ではキュウリもスイカもカボチャも瓜科に属する。
農林水産省によると、苗を植えて1年で収穫する草本植物は
野菜として取り扱っているそうだ。
一方で目安として2年以上栽培する草本植物で、
果実食用とするものを「果樹」と定義する。
スイカやメロン、イチゴなどは、栽培方法が定義上の果樹ではなく
野菜に該当するため分類上は野菜ということになっている。
パパイヤも意見の分かれるところ。
沖縄ではパパイヤは「夏野菜」
夏場は高温となるため、どうしても野菜が少なくなる。
そんな中でパパイヤは夏野菜として重宝がられている。
パパイヤは消化不良や胃腸疾患、肌荒れやアトピー
などの皮膚炎、そのほかアレルギーの改善に効果があり、
さらに心臓疾患や動脈硬化、肥満防止にも
効果があることがわかっている。
またビタミンCは、熱に弱く、壊れやすいものであるが、
パパイヤのビタミンは熱に強く壊れにくい。
なので沖縄では野菜炒めの定番となっている。
なのに沖縄ではパパイヤを専門に栽培している農家は少ない。
パパイヤにはオスとメス、そして両性という三種の木があり、
苗木の段階では見分けることができない。
植えてみたらオスの木で実がならなかったということも起こる。
専門栽培されない大きな原因であると言われている。