うんたま森のキジムナー

ヤールー

日々、問い合わせや質問メールが飛び込んでくる。
観光の事や、調査など、それはもう色々・・・・
「イモリいますか?」というのがあった。
「そのような方は知りません」と返信するわけにはいかない。
おそらくヤモリのことを言っていると思う。

リゾートホテルなら部屋にヤモリが現れることはないと思うが、
絶対にいないとは言いきれない。まして民宿や旅館なら、
ヤモリの姿は見えなくてもあの「キュッ キュッ キュッ」
という鳴き声は聞こえてくる。

沖縄では「ヤールー」宮古では「ヤーズミ」おそらく
「家に住むもの」というの語源だろう。
ヤモリは「家守り」その家からヤモリがいなくなれば、
その家の危険信号!

オバァの家に火災報知器のセールスがやってきた、
「ウチにはヤモリがいるから、そんなものいらん!」
と追い返したそうだ。
電池も電気もいらない危険報知器、それが沖縄のヤモリなのだ。

ヤモリの敵は、アルミサッシ。バタンと閉めるときに
挟まってしまったり、隙間に入り込んで事故にあう。
ヤモリから人に近づいてきたりすることはない。
そんなに嫌わないで!
よぉ~くみるとけっこうかわいい目をしているのです。



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