うんたま森のキジムナー

海ぶどう

海ブドウは、学名「クビレヅタ」という海藻である。
20年ほど前まで、それほど有名ではなかった。
今では沖縄本島や沖縄の離島各地で養殖され、生での
通販販売もされている。海ブドウは、冷蔵庫に保存してしまうと
粒がしぼんでしまい、海ブドウ本来の美味しさを味わえない。
沖縄の居酒屋などではイケスの中に入れておいて注文が
あれば出すというようなかたちで売られていた。

西表でお世話になった民宿のオバサンが、
「次に来るときは、海ブドウを持ってきてくれ」
と頼まれたことがある。当時は宮古島でしか採れないものだと
思われていた。

しかし、その民宿のすぐそばの海に潜ると自然の海ブドウが
たくさんあった。海ブドウは、すぐにしぼんでしまうので
食べるときも醤油につけたら、すぐに口に
入れないとあのシャキシャキ、プツプツ感が失われる。

現在は養殖のものが主流で、空港や通販でも売られているが、
乾燥品はあまりおすすめできない。買うなら生のものがいい。
一時期、海ブドウの養殖をやったことがあるが、
増えすぎて断念した。
発育環境さえ整えれば、あふれるように増えていく。
製品として売るまでのコストがかかりすぎて、失敗という
苦い経験を味わった。
海ブドウは食べて味わうほうがいい。


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