走らせていると、いつもなら見えている平良港が
かすんでいる。時には見えないこともある。
「黄砂」だ。
黄砂は、毎年春になるとやってくる。
アジアの砂漠で砂嵐がよく起きる時期であり、
偏西風が日本に吹いている2月から5月が
黄砂のシーズンだ。
九州地方や沖縄、中国地方、関西地方は、
この時期、霞がかかったような景色になることが
ある。沖縄や九州など中国に近い地域では、
被害が出る。
逆に、関東や東北、北海道などは黄砂に
見舞われることが少ない。
1967年の統計開始以来、年間を通して黄砂が観測
された日数は2002年の47日が一番多く、
被害が大きくなって問題になった。
ここ数年は、黄砂が観測されるのは、
年間を通しても20日くらいと
少なくなっている。
この黄砂と一緒にやってくるのがPM2.5で、
環境の悪化につながっている。
これからの時期、船に乗っていて、雨や黄砂で
回りの景色が消えることが度々ある。
昔と違っって、航海計器が発達しているので、
リアルタイムで自船位置は操舵席に表示されて
いるので、安心してください。
