うんたま森のキジムナー

夏植え

朝、漁協の浮き桟橋に海の様子を見に行った。
潜り漁の船の前に一人4本ずつの空気ボンベが
置いてあれば、途中で引き上げてくる
こともなく無事に漁を終了して帰ってきた証。
昨日の風向きと強さを考えて、今日の予報と
比べれば、どこが潜れるのか、だいたいの
見当はつく。そんなまどろっこしいことを
しなくても、セリに来た潜り連中に
「どこに潜ったのか?海の様子は?」と聞けば、
手っ取り早いのだが、出来ることなら会いたくない。

別に仲が悪いわけではないが、時期が悪い。
潜り漁をしている仲間達は、漁だけで食べている
連中ばかりではない。半農半漁で暮らしをたてている
仲間も多く、今はちょうどキビの夏植えの時期だ。
「忙しいか?」と聞かれて「ボチボチや」と答え
ようものなら、「チョット手伝ってくれ」と
頼まれかねない。

キビ植えは、サトウキビを40cmくらいに切ったものを、
一定の間隔を置いて土の上に落とし、足で踏んづけて
植えていく単純作業。機械でやわらかくした土の上を
一歩一歩、ズブズブと歩くのはかなりの忍耐を要する。
よく「キビ刈って大変な作業なんでしょ」と聞かれ
るが、熱い日差しの中でキビを植えるのも大変なのだ。
農家に産まれなくて、本当に良かった。夏植えが
終わるまでコソコソと忙しそうなふりをして動き回る
のもつらいが、畑に連れて行かれるよりはマシだなぁ

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