うんたま森のキジムナー

ウニ

海女さんが捕るウニは、ほとんどがムラサキウニという
種類。器用に割るとオレンジ色した身が待っていたように
顔をのぞかせる。
身という表現は正しくはない。ウニの卵である。

ウニは沖縄でも高級品で、沖縄で捕れるウニは、
ほとんどがシラヒゲウニ。
宮古島では、もう、ほとんど捕れない。
乱獲がたたって、今ではウニをとっている人もいない。

一時期は、ウニだけで生活しようと思ったこともあった。
午前中に2~3時間、海に潜ってウニを捕る。
慣れてくると中身の入っているものが重さでわかるようになる。
午後からウニを割って身を取り出す作業に移る。
これが大変な作業で身を取り出して、ミョウバン
という薬品に漬ける。ミョウバンに漬けなければ、アッと言う間に
身が溶け出してしまう。

3時頃までに作業を終えてから売りに行く。
平均して1日3万円以上になる。
噂が広まるのは早いもので、1週間も同じ場所でウニを捕れば、
翌週にはたくさんの船がウニを捕りに集まってくる。
身のないウニまで捕ってしまうので、絶滅してしまう。
どうしてもミョウバンに漬けなればならないので、
ウニそのものの味は失ってしまう。

ウニの養殖をするためにウニ漁礁などが設置されたが、
結局は誰かが捕っていってしまうので、今ではコンクリートの
塊だけが残っている。

私はウニが食べられない。
海鮮丼を注文するときは「ウニ抜き」で注文する。


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