近年、沖縄を訪れる観光客の人気を集め、販売量が急増している海産物に
「海ぶどう」が ある。正しくは「クビレズタ」と呼ばれる海藻の一種で、
ブドウの房に似た5〜6センチ ほどの枝葉を食用にすることから
「海ぶどう」と呼ばれている。
海ぶどうの生育分布は主に宮古島以南の南西諸島、フィリピン、
ミクロネシアの 浅い海域とされている。
一般の観光客が天然の海ぶどうを味わえるのは、日本では 宮古島だけであった。
毎年4月から7月頃がシーズンである。
現在は沖縄の恩納村で開発された養殖技術により生産されたものが加わり、
ほぼ一年を 通して店先に並んでいる。
海ぶどうは低カロリー、高ミネラルであることから健康食品であることと
共に、 そのプチプチとした舌触りと、粒からはじける海の香りと味が
人気の秘密である。
海ぶどうは生で食べる。冷蔵庫に入れるとしぼんでしまうし、
暗所ではせっかくの鮮やかな 緑色が薄くなってしまうので保存できない。
お土産として持って帰ることはできても賞味期間が限られてくる。
美味しいのをいただくには地元島内でしか食べられない。
西表の民宿のおばさんが「宮古島から来るのなら海ぶどうがいい」
と言われた。 毎回、宮古島からのお土産に海ぶどうが定番となっていたが、
西表の民宿の前の 海に入ると天然の海ぶどうだらけだった。
その後、その民宿の名物になったそうだ。
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