庭の隅っこにサザエやタカラ貝、夜光貝の貝殻が置いてある。
サザエやタカラ貝はときおり移動している。
これはオカヤドカリが引越しをしたあとである。
土の中にもタカラ貝があちこちに埋まっている。
世の中のお金の始まりはタカラ貝だといわれている。
今からおよそ3000年くらい前の中国では、インド洋沿岸など
南の海で取れる美しい宝貝をお金として用いていたそうだ。
「貯」「買」「貨」「贈」「賭」…
お金や経済に関係する漢字に貝の付く字が多いのは、昔、貝が
お金として用いられてきたからだといわれている。
琉球も中国との貿易では貝が使われていたという。
以前は高級ボタンの原料としてタカセ貝や夜光貝が高値で取引
されていたが、今は買い取ってくれるところがない。
磨けば綺麗なオブジェになるので、暇ができたときにでも磨こうと
置いているがなかなかそんな時間がない。
シャコガイやタカセ貝、夜光貝もあるので、ご自由にお持ち帰りください。