冬から春にかけて椿花の季節だ
それもそろそろ終わり掛けている
椿の大木に花がびっしりと鈴なりに咲いている
これが見事な美観で「玉椿」と言うに相応しい
目白などは椿の花の蜜が好きで飛んで来て
夢中で蜜をすい、ひっきりなしに囀っている
これはまさしく宴会状態であり賑やかである
旬の筍が出回りだした
筍はその姿かたちが可愛らしい、
ユーモラスでもある
かぐや姫が生まれた竹に育つ、
華ある子供である
筍の皮には産毛が生えている
触って撫でていたら昔の愛猫の感触にそっくり
思いがけない発見であった
大きい筍を抱くとまるで愛猫を抱いているような
錯覚に襲われた
税金はイエスの時代でも貨幣で払われた
税金は皇帝であるカイザルに払うものであった
人々はイエスにだれに税金を払うべきかと質問した
イエスは貨幣を見せなさいと言われた
人々が出した貨幣にはカイザルの肖像が刻印されていた
イエスはカイザルのものはカイザルに
神のものは神に返しなさいと言われた
含蓄のある言葉である
神から戴いたものとは何だろうか、
命である、心である、魂である
人は死んだら肉体や財産はこの世に残すしかない
だが神は人の魂はご自分の所へ返るようにといわれる