基本的に西武鉄道

などと書きながら、詳しくないです。
文字より写真多め

カメラと生地と光を撮っていました。

2024年07月15日 | a day
簡単に自己紹介する機会が増えてきたのだが、

どんな仕事をしているのか?
と聞かれると

写真撮ってました
写真に関わる仕事してました
今もしています

これは一貫しているので端的に答えられるのだが

どんな写真を撮っていたのか?


昨年末に転職して、今は、保育園と幼稚園の学校行事を撮っています。
今は、端的に説明できるのだが、

じゃあその前の、数十年は、、



ジャンルで言うならば、広告

しかし
広告と言っても
幅が広すぎるし
メインは撮っていない
あ、メインを撮ることもあったが

そもそもメインって何?
メイン以外に何があるのか??

端的に言うのが難しい

ヒトかブツかならば

ヒトはほとんど撮らなかった
じゃあ、ブツかというと、、

確かにブツも撮った
特に晩年は、

カメラ

カメラやレンズをなるべくパースなくて、全ピントで6面
という業務を長くやっていた

これは記録用ね
記憶用と言った方が正しい

カメラなどの工業製品の画像は
実際の商品を撮影しているわけではありません

って書くと、矛盾してるけど
企業の公式写真の多くは、CGです。

製品製造のためのCADデータから画像を生成し
3DCGなのでアングル自在

構造も表面の質感も、ライティングも全てデジタル
新製品なんかだと
実際の製品ができる前(渡される前)に画像制作が始まったり

完全なるデータとはいえ、実機じゃないとわからない部分もあるので
実機が来たら、それを記録・記憶用に撮るのです。
短期間で返却しないといけないので

というわけで、客観視できるように撮影するのです。
ソニー、キヤノン、ニコン、オリンパス、、
これらの、新製品撮りました
個人的に機材好きなので、楽しかったな
取り扱いには神経使ったけど

カメラって、質感が多岐に渡るので、ワンショットでは撮れないし
本来ならば、すごく時間がかかるのだけど
短時間で撮らなければならず
しかし客観視しなければならず
どこを優先するかなど
なかなか大変でした。

パースをなるべくかけないのも大変
カメラってそもそも1点透視法だけど
CGはそうじゃないからね
なので、CGか撮影かは、見ればすぐわかる
見え方が違うから、、

あとピントね、、
ある程度大きく、カメラをフレーミングすると
驚くほどピントが合わない
手前から奥までピントを合わせるのは
1ショットでは撮れず
分けて撮るんだけど
それを合成する技術は、近年急速に進化したので
効率よくてきるようにはなったけど
撮影って技法的にはすごくアナログを実感する


あと何撮ったかな、、


布地

生地とか、ファスナーとか、服を構成するモノ

布地の撮影は、、なかなか難しい
CGに使うためのもの

布地って凹凸がすごくあるので
それを的確に写さなければいけない
写真は平面だけど、CGは立体
CGで立体表現できるように写真を撮る

相手がデジタルなので
すごく厳密で、、シビレた、、

例えば、50cm四方を均等に照らすことって結構難しい
厳密に

どのくらい厳密かというと、、
露出の数字で、プラスマイナス2くらいかな

って書いてもプロでもわからない人大半だと思う

そもそも、この撮影の時は
カメラとPCを接続して
撮影アプリからシャッターを切る
で、すぐ計測

画面の周囲と中央、計5箇所くらいを計測して
基準露出のばらつきを、揃える

同じメーカー/機種のストロボヘッドでも個体差あるので
パワーはバラバラ
当てる角度も厳密だし
もちろん距離も、、

4方向からライト打つけど
均等だけだと、凹凸が表現できないから
1方向ずつ切り替えていく
なので、1枚の布地撮るのに
何パターンも切り替えて撮る

色もね、、
カメラのプロファイルって公開されてるけど
個体によって異なるので
個体プロファイル作成するレベル、、


あとは、、



光も撮ってた
CGで再現するときの、光

ホンダ、トヨタ、日産、三菱、スバル、スズキ、、
車のカタログ
CMの現場に数多く行きました


CGアプリで擬似再現できるけどしょせん擬似なので
実際の光を記録した方がリアリティ出る

これも特殊
この写真あれば、実際の光を再現できる夢のような写真
撮影だけでは成立しないので、後処理をも担当
撮影も生成も完全に方法が確立していなかったので
常に検証しながら最適方法を探してました




街も撮ったな、、

自動車メーカーCMで都内を縦横無尽に走る
シリーズCM


あれ街はCGです。
これは公式にリリースされている情報
Honda VEZEL TV-CM『世界ヴェゼル』篇(2016) 霧が立ち込める幻想的な街、東京を駆け抜ける、楽曲はSuchmos “808”。CG/VFXはアマナ


街は、CGって書いてあるけど、、、あれ、写真を素材としたCGなのです、、にほんごむずかしい


この撮影も大変だった
なるべく明暗つかない時間帯
人がいない時間
冬の早朝
想定されるルート上の建物を規則正しく撮影していく、、

あ、電車も撮った
電車が走る背景

西日本の緑の豪華列車
鉄道会社ではなく車両製造メーカーからの依頼で
世の中に出ないはずが、鉄道会社が気に入って世間に公開したあの列車
あれ、車両はCGで背景は実写です
大変なロケだったけど楽しかった。思い出

東の金色のは、車両製造会社の公式公開の時、行きました。
庫内の、40000系も気になって気になって、、。


この時代は撮影のその後の生成もすごくアナログだったのだが
その後、もっと画期的な手法が登場して
今、流れている、建設会社のCMとか、、

工業製品はCADがあるけど、
CADがないもの
食べ物とか、
そういうものも写真から効率よく生成できる時代



特殊ばかり
ま、私、撮影部ではなく、CG部だったので、、特殊専門



会社員なので、依頼が来ればなんでも撮る



あとは、、、

パノラマ

ポケモン、嵐、東京都、迎賓館、NHK、、
これはもちろんメイン
VR
バーチャルツアーコンテンツ

単に空間を撮る場合でも
要求仕様に合わせて
検証して機材を選び最適解を求める







ってことで、


Q:プロカメラマンとして何を撮っているんですか?


A:昨年末に転職して、今は、保育園児と幼稚園児です。
その前は、カメラ、布地、光、街とパノラマ撮ってました。


と答えることにする。
しかし、詳細は、、、話長くなるな




























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