幹部会が招集された。
私は先の幹部会で「宗師範を辞する、そのかわり月影会を復活してほしい」と述べていた。
幹部たちはそれは大変な決断だ、従いますと言ってくれた。
ご存じの方も多いだろうが、寝屋川在住の時(寝屋川市は京都大阪の半分からやや大阪より)大阪の南の端(阪南市はもう少し行くと和歌山)にある月影会に必ず参加していた。午後3時出発、帰宅は深夜12時になることがあったが、「道のため来たれの呼び声」は私を奮起させて何とかその1年半の任期は継続した。
ところが、事情があり稽古日が変わったので、行けなくなった。私も仙人ではないから霞を食って生きてゆくわけにはいかない、仕事がある。ダーリンもにゃんこも養ってゆく責任がある。
月影会に行けないことになったが、月影会は中身が薄くなってしまった。ごたごたが起きる。考え違いの人が出てくる。
そこへ師範の無学庵が仕事であちこちに飛ばされる。 琵琶湖の近く、今度は明石という風に仕事ができるばかりに新店の指導を振られることになった。
これも仕方ない。
そこで、解散となった。
私は心の中では、イオンカルチャーに参加した軽い気持ちの人々でも「私の直門」だから申し訳ないと思っていた。
それを引き受けた無砦庵(現在の有城斎〉はこのことを見越してか、月影会は「預かり」としてくれていた。
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今夜の幹部会では、規約の改良、今後の指針などが話し合われ、近代的な姿を明文化することで一致した。
月影会は復活、各師範も支援することで落着。
おまけに、うれしいことに、風向きが変わったことが報告され、無有庵師範が質問した。
「先生、例えば同じ連盟の違う流派の道場に見学に行ってもいいですか?」
「いいに決まっている、自由にいけばいい、友誼を深めるのもいいことだ」
「同じ英信流でもいいですか」
「いいよ、私の筋を通す役目は終わった、時代が180度転換したのだ、大いにやってください」
つまり、真剣道基道館が打って出るチャンスが来たというわけだ。
規約にある通り、「英信流中核とならん気概を保持する」この通りではないか!
真剣道基道館ここにありと、やってくださいね!
高速回転の独楽に弾き飛ばされた人には気の毒だが,有城斎師範が良い言葉を述べた。
ごたごたしましたが、ここにいる幹部は「真剣道基道館」を絶対に守る人たちです。
是!