帰途、車中において上野千鶴子東大名誉教授の東大入学式における祝辞を読んで
考えさせられた。
些末な意見としては、入学式で言う事じゃないという訳の解らない意見もありましたが。
入学式で当たり障りのないことを言っても新入生は聞いちゃいないだろうと私は思う。
実際、小中高大学と通わせてもらったが、入学式の祝辞で覚えているというか
これを実践しないといけないのかとか、身に着けないといけないという言葉はない。。
大学の卒業式で、学部長が「本学を卒業しながら、後ろ姿に大差ないサラリーマンだけにはならないでくれ。」という趣旨のことを
仰ったことを覚えているくらい。(実際は、荒んでしまってごく普通のサラリーマンになってしまったが)
でもここまで、生きてきた中で、性差による恩恵を意識することなく享受してきた私としては
考えさせられる、言葉となりました。
実際、私の家内は、勉強も出来て東大も問題無い実力が有りながら、東京なんか行かなくて良いという義父さんの
考えの元、地元の大学に入学して私と出会うという人生の失敗を経験している。
義父には、お前なんかと結婚するんだったら東大へやった方が良かったと、終生言われ続けましたが・・・・
(長女にその轍を踏ませないと東京へやったら、卒業と同時に結婚して東京住まいになってしまい大後悔している私です。)
確かに、大学定員は、200人としかなっていなかったが、入学者は男子9割女子1割だった。
学部による偏りがあるとしても、新入生全体で見れば5対5やそれに近い数字になっていいはず。
意識はしてこなかったが、性差による恩恵を享受していたことは間違いない。
女性が半分いても決しておかしくない会社に入社したのに、3割しかいなかった記憶が・・・
遡って考えれば、高校に入学したけれど、来るべき女子が入試を受けなくて合格していたのかも。
東国原さんが、女性が敢えて社会参加を拒否している現状も、かなりの数あると言っていたが、今の男性社会では
その気苦労を考えただけで嫌になるから、参加しないだけなのでは・・・
併せて、大手芸能事務所に労働の是正勧告がなされたという記事を読んだ。
夢を売る商売が・・・ある種、マネージャーを含めた社員の犠牲の上に成り立っているとは・・・
解っていた事ですが、考えさせられた。
コンビニもビジネスモデルを変更さざる得ないところは辛い所ながら、
オーナーやバイトの犠牲の上に成り立っていては・・・
コンビニ本部のバイヤーと呼ばれる方々の横柄な態度から考えて、あれがコンビニの姿勢なんだろう。
お客様目線とか言っているが、実は自分たちだけ儲かればそれで良いという姿勢。
今の日本は、多くの犠牲のもとに成り立っているというのは事実。
ちょっと考えさせられる一日となりました。
おやすみんさい。
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