クーラーを使わずに涼しい表情でいられる方法はありますか？(7月9日)ートラックバック練習板

今週のトラックバック練習板の演しものを見た瞬間

連想したのが下の句でした。

心頭滅却すれば火もまた涼し

無念無想の境地にあれば、どんな苦痛も苦痛と感じない。

〔禅家の公案とされ、1582年甲斐(かい)国の恵林寺が織田信長に

焼き打ちされた際、住僧快川(かいせん)がこの偈(げ)を発して

焼死したという話が伝えられる〕ー国語/新語辞典検索より


かてて加えて、浮かんだ句は

精神一到何事かならざらん

〔文〕心をこめて、一生懸命に努力すれば、どんなむずかしいことでも

できないことがあろうかー三省堂国語辞典

はじめの句のほうは、暑さ我慢大会で汗みずく、

マックスまで耐えたけれども

ついには精神に異常をきたして灯油なりガソリンなりを

頭からかぶって焼身自殺した。と現代では解釈できようが、

公案とは、師弟のあいだでの禅問答つまり質疑応答だから、

禅僧快川さんが焼死した、という話は、

創作とも考えられるのだが、どうなんでしょう？


さてクーラーなしで涼しい表情でいようとすれば、

熱中症に罹る(室内にいても罹る事もある)のも厭わず、やせ我慢して

暑くない！暑くない！と念ずるよりほかないでしょう。

因みに我が家は、禅僧快川さんにはなれませんが、一言居士の心境で

無表情ながらクーラーなしで35年間過ごして生きています。

わたしは南国鹿児島生まれ育ちなので、暑さには強い上に、

部屋にいるときは上半身裸、下は半パッチかバミューダを

穿いているだけのことです。

伴侶は、冷え性気味なのでアンチクーラー派なのです。


あとの句のほうは、時は鎌倉(北条政権)時代の蒙古襲来の元寇で

お隣の中国は元(今の中国の通貨人民元と同じ)の皇帝クビライが

日本侵略を企て仕掛けた２度目の進攻のさい台風が

元軍の艦船を直撃しほぼ全滅したのを評して、当時の軍事評論家は

わが日本国に神風(しんふうと読まれていたそうな)が吹いたと

狂喜して精神至上主義が増大、後世の外国と戦火を交えた、

日清日露に日華事変と大勝利をおさめたものの、昭和戦争で

無条件降伏を余儀なくされたことで、

大和魂だの玉砕、特攻精神だの、屁のツッパリにもならない

幻想だったことを学ぶのに700年余りを要した。

京子パパことアニマル浜口の娘へのエール

気合だ！気合だ！気合だ！と相通じるものがあります。

また「悪法といえども法は法なり」と毒杯を承知のうえで呷って息絶えた

ソクラテスと、禅僧快川さんの最期もダブって思えますね。

心の持ち方しだいということでしょうが、クーラーなしでも

涼しい表情でいられるわけがないです。

トラバに画像入りを歓迎とありますが、わたしの装束(無着衣も？）

情報開示するには差し障りがありますので、却下させて頂きました。