NPO法人 太陽と水と緑のプロジェクトのブログ

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”農”で都市と農村をつなぐ八百屋みどりのたねのこと

2016-07-21 | おしらせ

今年の5月にオープンしたトレーラーハウスのやおや みどりのたね。

私たちが長野や上尾、本庄で育てた無農薬、無化学肥料、無除草剤のお野菜

長野でつながりのある農家さんたちの無農薬ないし低農薬のお野菜と加工品など

「”農”で都市と農村をつなぐ」をテーマに販売してきました。

 

この7月末で約3か月。

ここで、販売拠点をNPO本部事務所(埼玉県上尾市壱丁目184ー10)へ移すことにしました。

 

ついては、下記日程で感謝セール販売、します。

7月23日(土)14時~17時、7月24日(日)10時~14時

7月30日(土)14時~17時、7月31日(日)10時~14時

 

旬の自家野菜、飯山市・木島平村の皆さんからお預かりしたとりたて野菜のセットも

いまだけおためし価格で販売します!

上記日程は、元気にトレーラーハウスでお待ちしています(*^ ^*)
 
 
NPO法人アイウィルスポーツクラブさんサッカーグラウンド内
https://www.google.co.jp/maps/place/〒362-0002+埼玉県上尾市南376−1+フットプリマ上尾/@35.9998397,139.586113,18z/data=!4m6!1m3!3m2!1s0x6018cf0fb10db777:0xbe60a17e0f324c6d!2z44CSMzYyLTAwMDEg5Z-8546J55yM5LiK5bC-5biC5LiK77yR77yV77yQ77yT4oiS77ySIOacneaXpeOCueODneODvOODhOOCr-ODqeODlg!3m1!1s0x6018cf14519df9c3:0x7aee2b2d11f18098
 

また、以降は同時に近隣への移動販売や、配送の方法も展開していきます。 

詳しくは、「みどりのたね」Facebookページをご覧ください。

 

みどりのたねFacebookページ

https://m.facebook.com/midorinotane/?ref=m_notif¬if_t=like

 

メールでのお問い合わせやご要望は、

midorinotane.ageo@gmail.com あてご連絡ください。

入荷情報や農家レシピなどメールも配信しています。

 

このお野菜販売の活動をとおして

食卓から”生産”(=農家さん)を考えるきっかけになっていけたらと思っています。


ほたる鑑賞会をしました

2016-07-12 | 活動報告


昨年は、代表とふたりで観た 里山に囲まれた不耕起田んぼに乱舞するほたるの景色

「来年はみんなを誘って観にきたいね」と話していた夢が叶いました。


催行は7月2日、3日の土日。

せっかく来ていただくならと、厳選してつくりました
名付けて!
「飯山市・木島平村よいとこツアー」♪

参加者の方からはそれでも「もりだくさんですね!」と言われました(笑)


郷土料理の体験昼食のため、まずは食材調達に飯山市でお借りしている私たちの畑へ。


実がしっかり入ったあまい玉ねぎさんたちはおみやげに♬


ぷりっと成った味しっかりのトマトなど夏野菜収穫時期です

無農薬・米ぬかやぼかしを肥料に、ほぼ人力除草でがんばった素人農業を

実際に見て頂きました。

今年も、草たちとの付き合い方にいろいろ奮闘中です(笑)

 

途中立ち寄った名水 龍興寺清水


そして向かったのは、木島平村の古民家施設 郷の家。

立派な土間やいろりを残した築100年以上の古民家で、

地元の方に郷土料理を教わってお昼ごはんづくり。

ここ木島平村で元気に活動しているお母さんたちの「いつもの」お料理に感動した私。

今回、皆さんにどうしてもご紹介したくて、

おやきづくりと笹ずしづくりを中心に体験をお願いしました。

釜で炊くごはんと釜で蒸すおやきは格別です

今日とりたてのお野菜や昨年私たちが作った花豆や黒小豆

来る途中に汲んできた名水・龍興寺清水

滋味たっぷり、お膳をはみ出すくらいいっぱい並びました!

笹ずし、小芋の煮っころがし、いもなます、ミニトマトのシロップ煮・・・10種類以上!


ひとつひとつ、お料理にまつわるエピソードも聞くと、どれも先人の知恵と工夫がいっぱい。

便利な暮らしとひきかえに失いつつある大事なもの、知恵を学ぶことの大切さと、

それを継いでのこしていくことの大事さを改めて実感しました。

 

この日の為にお豆を煮て準備くださったり釜炊きごはんを炊いて待っていて下さったり

本当に今回もお世話になりました。


古民家で管理人さんたちとののんびり時間を過ごしたあとは

以前酒蔵だった古民家を使った展示施設 中町展示館へ。


先日までここに滞在していたアーティストさんの作品を

やはりお世話になっている地域おこし協力隊の方に解説をお願いして鑑賞しました。

何気ない農村のひとこまが、芸術家さんの目を通して作品に変わる・・・

その作品にまつわるエピソードをきいてからその作品をみると

その作品に対する距離がぐっと近くなって、一枚の作品が二度おいしくなりました(笑)


さらになんと、展示館の管理人さんから
「よっていってください」とお茶とお茶請けのおふるまい。

さすが長野県。このさりげないおもてなしが本当に素晴らしいです。



それから、ほたるを観る前に私たちの田んぼをご案内。

先日、田植えを終えて青々と成長してきた不耕起田んぼ。
今までの写真とともに、皆さんにおはなしさせていただきました。

まわりの人に支えられてできていること、除草剤を使いたくなる気持ちもわかること

私たちが一年かけて学んだことを実感からお伝えしました。

 

それからトレーラーハウスの八百屋「みどりのたね」でお世話になっている

社会福祉法人くりのみ園さんにも立ち寄りました。

ここでは、平飼いで鶏を飼い、その鶏糞などを使って無農薬野菜をつくる

自然循環型農業を実践され、生産から加工、販売までを行っています。

今回は残念ながらお休みでしたので、事前に許可をいただいて外から見学させていただきました。

さながら「みどりのたね」生産者ツアーのようになりました(笑)

 

さてさて、メインのほたる鑑賞会。

私たちが不耕起栽培を習っている、園原先生の田んぼへ暗くなる前に見学。

13年かけてこの地域で少しずつ広げた、無農薬の田んぼ。

農薬をつかわない田んぼに、今ではほたるがいっぱいよみがえっています。

 

ほたるが観られる時間まで、いちど近くのおぶせ温泉穴観音の湯へ入って

(北信五岳を眺めながらゆったり入れる露天風呂がおすすめです♪)

 

暗くなってからふたたび田んぼに戻ってみると、田んぼのあぜや水路の上にたくさんのほたるが。

実際の感動は・・・ぜひ、来年お越しください(*^ ^*)

 

なかでも、一番ほたるが乱舞していたのは、園原先生が13年続けている田んぼ。

いちどいなくなったほたるたちが、ふたたびよみがえるまでには

大変な努力と時間がかかることを知りました。

 

10年先に残したい風景のために、私たちも、この小さな活動が大きく広がるよう、

がんばっていきたいと思います。

 

はじめてのほたる鑑賞会。

慣れないツアーガイドながら、皆さまにはなかなかできない体験をいっぱいお持ち帰りいただけたようで、素敵な感想をたくさんいただきました。

 

地元の方たちも、こうして都会からたくさん訪れて笑顔を残してくれることが嬉しい

と喜んでいました。

都市と農村の交流。皆さまのおかげでまた、小さいけれど大きな一歩になりました。

 翌朝、斑尾の山荘周辺から

 

…今回、楽しみすぎて写真をあまりとれませんでしたが、ご好意で参加者の方からご提供いただいた数枚をご紹介させていただきました。ありがとうございます!!


田植えをしました

2016-06-03 | 活動報告

昨年から準備をすすめてきた不耕起田んぼで田植えをしました。

 

田んぼをお借りしている宮崎さんのご指導のもと、

宮崎さんがお声かけくださった地元木島平の皆さま、地元の小学生の子たち、

いつもお世話になっているピロール長野の酒井さまと

大人も子どももまじっていっしょに、ひと苗ひと苗丁寧に植えてきました。




田植えははじめて、という大人勢に、
さすが米どころで育った子供たちは経験豊富でした。

「小学校でやった」と言って「こうやるんだよ」と、逆に大人が教わる場面もあり、

子どもも大人も関係なく

教え合って、助け合って作業する様子はとてもほほえましい雰囲気でした。

冬の間もお水をはっていた田んぼの土はとってもやわらかで
かえるやおたまじゃくしや藻がいっぱい。糸ミミズも見えました。

いきものいっぱい、まさに自然のビオトープ。

田植えに夢中になって、ふと顔をあげると、
ぐるり囲む雄大な山々が目に入ってなんとも清々しい気分で、日々の疲れも癒されます。



「田植えをやりたいと思っていたけれど機会がなかったから楽しかった」

「泥に裸足で入るのが気持ちいい」

「久しぶりにいい運動になった!」

「景色がきれい!」

と、嬉しい感想をいただきました。

自分で手植えを体験してみると、
いつも食べているお米の有り難さを改めて実感できます。

ただ「無農薬がいい」とか「機械は使わない方がいい」と
安易に批判するのは簡単ですが
実際に自分でその苦労を体験してみると、
たしかに、除草剤を使ったり機械のちからを借りたりする気持ちもわかります。

そのうえで、どうやったら持続可能なかたちで
若い人たちも”農業がたのしい”と思えるようになるかー
木島平村の皆さんと繋がりができて
ここから「農業を軸に都市と農村をつなぐこと」が考えられたらいいなと思っています。


 お田植えの行列 早乙女の衣装で参加

  田植えのとき限定の儀礼食 黄金色の穂に見立てたきなこむすび

 木島平のおいしいおこめ100%の五平餅

  給水とともに、田植え煮物のおふるまいも

 きのこどころ木島平のきのこ汁

 田植えを終えたみんなで記念の一枚


5月28日・29日(土日)田植えツアー開催します

2016-05-17 | おしらせ

春到来。

田植えの季節がやって参りましたね!

私たちの、1年目の不耕起田んぼでお田植えどろんこツアー、開催します

水がよいお米どころ木島平村の方々と交流しながら

雄大な山々に囲まれてみんなで田んぼを思いきり楽しむイベントです(*^o^*)/


日程:2016年5月28日(土)・29日(日)


5月28日 田植え体験&どろんこ遊び交流会

(12時 20分 昼食交流会 →13時30分 田植え体験 →14時30分 田んぼでサッカーor 野球・旗とり。賞品は”さめてもおいしいピロール米”! → 16時 山奥から望む絶景が評判の馬曲温泉に入浴 → 18時 交流会)

5月29日 豊作祈願祭&お田植えまつり

(10時30分 行列出発 → 11時 根塚遺跡にて豊作祈願神事・巫女舞 → 12時 早乙女によるお田植え(早乙女体験あり) → 12時30分 鬼島太鼓の演奏・踊り披露)

 当日は木島平の特産品販売やおいしいきのこ汁の振る舞いなど盛りだくさんの素敵企画です♪

* 宿泊は、斑尾高原の山荘にみんなで合宿スタイルのお泊まりです。

1泊2日 6、000円  / 2泊3日 10、000円

宿泊費、食費込み。往復交通費、温泉入浴費、行事参加費(500円)は別途。

 

また、ご都合つく方は、27日の田んぼの草取り体験にもご参加いただけます。

5月27日 チェーン除草体験(12時20分 北陸新幹線飯山駅集合→木島平村の不耕起田んぼ)

 

昨年から田んぼに水をはり準備をしてきた私たちの田んぼ。

金賞受賞のお米がとれる、全国有数の米どころ木島平村で

自然いっぱい、豊かな土地で

自分で食べるお米を自分でつくる楽しさを味わってみませんか?


農薬をまかない田んぼには蛍が舞う、夏にはその幻想的な光景を味わう”ほたる観賞会”

秋には”収穫体験”も企画しています。


地元の方たちが誇る木島平の魅力まるごと体感できる贅沢イベント。

ご参加お待ちしています!

 

 詳細はこちらまで npo.swgp@gmail.com


小川高校に行ってきました

2016-05-11 | 活動報告




「ケルガル日本の会」のときからずっと続けている教材づくり。

ケルガルの子どもたちに、高校生のみんなが作った日本の紹介新聞を贈っています。


日本語・英語だけでなく、
インド人留学生の協力をもらい、マラティ語も加えたの3語表記プラス写真も載せるので

楽しみながら外国のことに興味を持つきっかけとしてとても


今年も、小川高校の皆さんに、作成をお願いしています。

そのはじめとして、

まずは私たちNPOの紹介をとおして、

自分達の経験から見てきた、学んできたインドの教育事情やスラム・農村の状況を

パワーポイントを使って話しました。





生徒のみなさんからは、

「はじめて知ることばかりで刺激になった」

「教材づくりを早くしてみたい」と言ってもらえました。


また、「なにか、自分にできることはあるか」

という積極的な言葉もありました。

”まずは、家に帰っておうちの人に話したり、誰かに話してもらうこと”

というのが私たちからの答えです。

私たちの活動や理念をお伝えして、まず知ってもらい、問題意識をもってもらうこと
それが第一歩と私たちは考えています。

高校生のみんなが作る教材、どんな作品ができあがるか、楽しみです。