NPO法人 太陽と水と緑のプロジェクトのブログ

太陽…ソーラーパネルとLEDの普及 水…飲み水と農業用水の確保 緑…安心安全な農業・食物とエコロジーで持続可能な社会

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村の学生さんがメンテナンスをはじめたそうです

2017-01-22 | おしらせ



先日、ハリサール村から講義に参加した学生さんたちの写真が届きました。


講義のあと、自分たちの村でソーラーパネルのメンテナンスサービスをはじめたそうです。


日本ではあまり感じないかもしれませんが、

インドでは、ほこりが多いところではすぐにパネルの表面がくもるので

たくさん置かれたソーラースタンドのメンテナンスも重要です。

 こんなに汚れます

 高いところにあるパネルは登っておそうじ

 


村の方自身が学んで身につけたことが、

実際に村のなかで生かされること

私たちが考えてきたことが実現して、

送られた写真を見たときはほんとうに感動しました。

 

 綺麗になりました!

 

 取付け前後の発電量をチェック!

 

大事なことは、学んだ知識をどういかすか、です。

 

今回のプロジェクトのその後、

学んだ生徒さんや取り付けた村でどう使われていくか

私たちの側からも続けてフォローをしていきたいと思います。

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インドの農村で学生さんと取り付けてきました<後編>

2017-01-02 | 活動報告

さて、この写真。どこにソーラーパネルがあるか、わかりますか?

 

ソーラーパネルの表面にほこりがかぶると、発電効率が落ちます。

     ↓

発電量が落ちると、バッテリーへのチャージ量が少なくなります。

     ↓

バッテリーの充電が不足すると、どんどん電圧が下がっていきます。

私たちが使っている鉛バッテリーは、一度劣化してしまうと

もうチャージしても基本的になかなか生き返らないのです。

 

私たちの考えた「ナノ・ソーラーシステム」は、

ちょっとした知識と”取り扱い上の注意”が必要です。

面倒ですか?

 

でも、正しく使えば何年も使えるのです。

きちんと覚えればそれは農民にとって利益になり

それは、教育にもなります。

  

今回、学生さん達には

「知識を持たない村の人たちにいかに長く使ってもらえるか」という視点で、

取付けのときにはしっかりした説明を徹底してもらいました。

*雨の日はチャージしないから次の日は灯りをつける時間を調整する

*スイッチの入・切は丁寧にする

*長時間つけっぱなしにせず必要最低限に使う

など、本当に基本的なことばかりですが、とても大切なことです。

 

今回訪れたサソダ村には、

電気がない代わりに、政府からの補助金をもとに買われた

ソーラーパネルと大きな12Vのバッテリーがいくつもありました。

  

パネルの大きさにあわないおっきな中古のバッテリー。

 

パネルはほこりをかぶってそのまま、

バッテリーはかなり劣化していて

昼間充電できた分で、1~2時間ほどライトが使える程度です。

 

これは、この村に限ったことではありません。

ほかの村でも、都市の真ん中でさえ同じ状態のものをよく見かけます。

大事にされずそのままほこりをかぶったパネルがいっぱいです。

 

取り付けた後で、村の中でも少し電気知識を持った青年に、

学生さんが電圧や電流の測り方を伝えました。

 マルチメーターの使い方。

 

村で維持管理する知識と技術があれば、それはその人の仕事になります。

 

今回、印象的だったのは、

「マーケットの商品はもういらない。あなた達から、その色々な知識と一緒に買いたい」

と学生さんが村の人たちに言われたこと。

  最後はチーム混合たすけあい。

今回実際に経験した学生さんが、

「知識を伝えることは、ひとつのビジネスになりうるんだ」

と言いました。それは大きな気づきです。

そのことを考えられるまで、学生さんたちが成長したことはとてもうれしいことです。

私たちも教えられました。

 

世界中で、ITや金融業界に活躍する層がいるいっぽう、

インド全体からみたら国民の70%以上はそういった世界と無縁の世界に居ると

昨年の1月、州のチーフミニスターが言っていました。

いま、農民の方たちも知識や技術を求めている時なのだと今回強く感じました。

  屋根と屋内と分業して。

 

私たちの小さな活動が、

農村全体の教育の底上げにつながりそうです。

 

今回、プロジェクトを終えたあと、

村から参加した学生さんたちが、ソーラーパネルの表面を拭いて

前後の発電量をメーターで比較して見せて

メンテナンスの仕事につなげる一歩を始めたそうです。

 

アムラワティ大学のほか、今回のプロジェクトの反響が大きく、今年は”太陽”のパートもますます発展しそうです!

  

村の学校で発電機がもつ間だけプロジェクターを使ってプレゼン。

小川高校の生徒さんとインドの留学生さんと作った3か国語新聞も紹介しました。

 

※今回取り付けたシステムは、1年間のモニタリングとして取り付けています。

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インドの農村で学生さんと取り付けてきました<前編>

2017-01-02 | 活動報告

明けましておめでとうございます!

インドでは新年のおめでたい感はうっすいです(暦が違うので)

いろいろ大きく前進できた昨年。今年もますますがんばります!


さてさて、アムラワティ講義での取り付け編。


今回、「ナノ・ソーラーシステム」の取り付け作業は、

すべて、学生さんたちが主体で行いました。



これまで、私たちがすべてやっていたので、

こうしてきちんと伝えることができて任せられたのは、

連続してみっちり講義させてもらえたおかげです✨


今回取り付けたのは3つの村。

フリーWi-Fiがとび、IT企業の支援で”デジタルヴィレッジ”が進むハリサール村。

一方で不定期の停電は毎日突然起こります。





若者を中心に、植林や農業振興など多彩にもりたてているパイヴィヒール村。

ここでも停電の状況はほぼ同じ。どちらの村も夜はまわりに灯りはありません。





そして、3日目に行ったサソダ村。

村に行くには、バイクか徒歩のみ。電気も水も全く通っていません。

 精密機器は丁重に。

  ピストン輸送しました。

 

準備の大切さを徹底したおかげでとってもスムーズ。

取り付ける前の機能チェックもしっかり伝えました。




とにかく素晴らしいチームワークでした✨


くわえて、各班ともひらめきと工夫がいっぱい。

私たちの方が勉強になることばっかりです。

ハリサール村とパイヴィヒール村では

村出身の学生さんたちが自分たちの家に取り付けました。

地元のことを熟知した学生さん。勝手知ったる手さばきがさすがです。

村の人たちも、若い学生さんたちが作業する姿に興味深々。

あっという間に人だかりができる光景はインドっぽい(笑)

 

スラム支援の活動をはじめてから10年以上。

昨年は、大きな一歩を踏み出した大事な年でした。


これまでずっとやってきたプネから移って初めて

アムラワティという新しい活動地でのプロジェクト。


プネでの数年間がようやく実って、

やりたいと思っていたかたちで花開いたような気がします。

 

続きは後編で!

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はじめての35人講義in アムラワティ大学

2016-12-09 | 活動報告

インドに着いてからもうすぐひと月。

今回は、ご縁をいただいて、アムラワティ大学で講義を持ちました。

講義内容は、
ハンドメイドのソーラーパネルとLEDランプを作ること を通して、私たちNPOが大切にしてきたこと、日本が誇ってきた技術や文化などをお伝えしています。

受講くださった学生さんは男女含めて、35名。

うち、村からの参加は11名。

実践では、6つのチームに分かれて協同作業です。


今回、講義で作ったLEDランプを使ったソーラーシステムを、
8日間の連続講義のあと、実際に彼らの家に取りつけてきます。





講義は基本的に英語とマラティ語、ヒンディー語で行っています。

もちろん、私たちは英語だけ。

現地語には、今回アムラワティでの滞在を手伝って下さっている現地の方に通訳をお願いしています。


それから、使った道具は戻すことを徹底したり、

毎朝8時になったら人が揃う前でも講義を開始したり

ただ教えるではなくて「なぜ、そうするのか」ということを自然と考えてもらうよう工夫をしました。

はじめは、8時の開始時間に1人、2人だったのが、講義が進むにつれて、途中から開始時間の前に半分以上が揃うまでになりました。


「KATADUKE(片付け)」と掲げた共通の道具机も、

終了時間には整頓されて毎日きれいです。




LEDランプやソーラーパネル作りに入ると、一気にみんなのやる気に火がつきました。

朝8時から、休憩もそこそこに、夕方の17時までみんな続けた日もありました。


「なんとなく」から始まって「楽しいから」、毎日、早く、来る。

このながれが、よい循環になったようです。





特に、村の学生さんは、プラス・マイナスの基礎知識から始まって、

今や自らはんだごてを使ってLEDランプを作って電圧や電流のはかり方から消費量のことまで分かるまでになりました。

「はじめは何だかわからなかったけど、

やっていく内に勉強するのがどんどん楽しくなった」

と村の学生さんたちが言ってくれました。






30余年の教員経験を持つ代表も、「現役時代よりハードだ」と言いながらも、毎日学生さんたちの成長を目の当たりにして、とてもやりがいを感じていて幸せそうです。



私たちがひとつひとつ、失敗を繰り返しながら学んできたことを、ようやくアウトプットできる機会をいただけて本当に嬉しく思います。

ブログ担当の副代表はちなみに、はじめて「せんせい」と呼ばれて、それだけで感無量です。


さて、取り付けのことはまた今度に。

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インドに来ています

2016-11-23 | 活動報告

農閑期に入りました。

稲刈りを終え、早めに畑を締めくくって、いまインドに来ています。

今回、「手作りのソーラーパネルとLEDランプの作製と技術・維持管理指導事業」として

費用の半分を、公益財団法人埼玉県国際交流協会より

「彩の国さいたま国際協力基金」の助成を頂いて来ています。

 

ケルガル日本の会のときから、約10年。

NPOを結成し、これまで続けてきたことが、ようやくひとつかたちになりつつあります。

 

手づくりソーラーパネルに使うシリコンセルのカットにあたっては、

ものつくり大学にお世話になっています。

寄付などでご支援くださっている皆さまのおかげで

こうして活動できることに感謝しています。

 

今回は、新たにマハラシュトラ州東部の、

アムラワティとメルガートというエリアで、

全く電気がない村や、一日の半分は停電の起きている村の家々に、

手づくりのソーラーパネルやLEDランプを学生さんと一緒に取り付けに行きます。

 

今回の詳しい活動については、後日改めてご報告させていただきます。

 

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