バイオ燃料を否定する~玉蜀黍~

2007年05月13日 | 仏像
食料問題に絡めてみますよ。

世界中には8億4千万人以上の人々が飢餓で苦しんでいます。
さて、バイオ燃料の原料である『とうもろこし』世界3大穀物と呼ばれています。
先進国では『とうもろこし』などの穀物は牛に食わせて、美味しい牛肉を出荷します。

食物連鎖:穀物→家畜→人間 

アフリカなどの発展途上国では、『とうもろこし』などの穀物をダイレクトに人間が食べます。

食物連鎖:穀物→人間

「穀物を家畜に与えるからアフリカの人間たちが飢えるんだ!」という論法は正論以外の何ものでもない。
……とはいえ、アメリカなんかの牛肉業界が発展途上国に情けをかけるというのも現実的には難しい。

つまり、どこをどう考えても『世界にはトウモロコシが絶対的に足りていない!!』という結論に至るわけです。

さてバイオ燃料の主役は『とうもろこし』です。
国内ではサトウキビを使うケースもありますが、コスト面の問題もありバイオ燃料の全体数の3%を占めればよいほうでしょう。

ただでさえ日本の食料自給率は低いので、バイオ燃料を作るには大量の『とうもろこし』を輸入するしかありません。

首都圏のあたりでは、ぼちぼちバイオ燃料を売るスタンドが増えてきていますね。
さぁみなさん、今日は日曜日です。

本来、アフリカの飢餓難民に与えるべき『穀物』でクルマを動かしてレジャーにでも出かけようじゃありませんか!

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